はいさいヒガシーサーです。本記事は「サーフィンのテイクオフのコツ」と「3種類手のテイクオフを使いこなす方法」をまとめています。
まずはコチラの動画をご覧ください。
いま私がサーフィンの理論を学んでいる Corrective Surf’n’ Fitness はこれまで19年間、自己流でやってきたサーフィンを簡単に、シンプルにして上達方法を教えてくれるオンラインサロンです。
サーフィンのテイクオフ、パドリング、ボトムターンなど基本動作はもちろん、考え方や理論もしっかり学べるので、サーフィン上達を目指してる方にオススメのサーフィンコミュニティです。
目次
サーフィン テイクオフは何のためにやる?
サロンで学んだサーフィンの理論やアプローチ方法は目からウロコがポロポロ落ちまくりの正しいサーフィン上達方法でした。
サーフィンはもっと簡単にシンプルにすることで、知識も理解も深くなっていきます。
そもそもサーフィンのテイクオフって何のためにやるのでしょうか?サーフボードの上に立つため?それとも波に乗って横に走るため?
いいえ、違います。
サーフィンのテイクオフはサーフボードを前後左右、上下左右に自由に動かせる状態に持っていくために行う動作なんですね。具体的には以下の状態にすることを目的にテイクオフを行います。
- 骨盤を前に向ける
- ニュートラルポジションを確保する
テイクオフは「骨盤を前に向ける」、「ニュートラルポジションを確保する」ために行うことだったんですね。
19年間もサーフィンをしてきましたが、なんとなく感覚で分かっている場合と、知識としてしっかり理解しているのでは、上達のスピードが全然変わってきます。
骨盤を前に向けるため、ニュートラルポジションを確保するためにテイクオフがある。
ということは、骨盤を前に向けられていない。ニュートラルポジションを確保できていないテイクオフは、ボードの上に立っていてもテイクオフに失敗しているということなんですね。
骨盤を前に向けるテイクオフ
動画の海のシーンを見てもらうとよく分かります。特に苦手なバックサイドのシーンは分かりやすいですね。
骨盤が全く前を向いていないので、胸も閉じてしまっています。そしたら首もバックサイド側に向けられないので、「バックサイドのフェイスを見ないサーフィン」になってしまっています。
骨盤を前に向けると、進行方向を見ることができて余裕が生まれます。サーフボードは見る方向に自然と進むことができるので、まずは「見る」ことができる骨盤の向きにする必要があります。
私のような「骨盤が前に向いていないサーフィン」を正すためには、陸トレで骨盤を前に向ける練習をする必要があります。
そのためには次の項目「ニュートラルポジションを確保する」ことを無意識レベルで行えるように練習していきましょう。
ニュートラルポジションを確保するためのテイクオフ
ケリースレーターもボードの上では常に「ニュートラルポジションを探す」ことをしているそうです。
ではニュートラルポジションとはどんなものか?
- 手を前に出す
- 格闘技のファイティングポーズ
- 前後左右、上下左右にカラダとボードを動かせる状態
この状態でいることが「ニュートラルポジション」になるそうです。私も実際にやってみたんですが、まだまだ海の上では確保できていません。慌ててしまうので。
ただ陸トレでニュートラルポジションを練習することで、カラダがどこにでも動かせる状態が最強ってことがよく分かりました。
今までサーフィンは難しいスポーツだと思っていましたが、理論を学べばやることはシンプルということが分かりました。
カラダをニュートラルポジションに預けて、カラダを前や後ろに傾けるだけ。サーフィンってほんとにただそれだけ。
テイクオフも横に走るため、ボトムに降り切るため、素早くボードの上に立つためなど色々言われてきましたが、そのどれもが本質を掴んでいません。
テイクオフは「骨盤を前に向けるため」「ニュートラルポジションを確保するため」の動作なんですね。
テイクオフには3種類ある
テイクオフは全て同じではなく波の状況や、サーフボードの滑り出しに合わせて変えていく必要があります。
私はこれまで掘れる波ではクイックアップ。タルい波ではウォークアップテイクオフのイメージをなんとなくでやっていました。
数年前に日本で「歩くテイクオフ」という理論が流行りましたが、後ろ足から歩くようにテイクオフするという表面的な部分だけをイメージだけでやっていたからです。
ただ、どちらのテイクオフを19年間やっていても、骨盤を前に向けられていなかったし、ニュートラルポジションでサーフィンをしていませんでした。
つまり「歩くテイクオフ」をやっていたとしても、私の場合は失敗していたんですね。
ではテイクオフの種類についても理解を深めていきましょう。
ウォークアップテイクオフ(歩くテイクオフ)
ウォークアップテイクオフで大切なことは次の3つです。
- 上体をしっかり起こす
- 後ろ足、前足の順番で立ち上がる
- ニュートラルポジションを確保する
この3つの動作を行うのが「ウォークアップテイクオフ」になります。上体をしっかり起こす、後ろ足、前足の順番で立ち上がるまでは実践しているサーファーは多いです。
でもニュートラルポジションを確保するためにウォークアップテイクオフをしていることを理解して実践しているヒトはほとんどいません。
テイクオフはニュートラルポジションを確保するために行う動作なので、しっかりファイティングポーズを取れるようにウォークアップテイクオフを練習していきましょう。
ポップアップテイクオフ(飛び上がるテイクオフ)
ポップアップテイクオフは初心者さんに多いテイクオフのやり方です。ポップアップテイクオフの問題点は「ニュートラルポジションを確保できない」ところにあります。
なので実践する必要はありません。
ただめちゃめちゃ掘れる波の場合はポップアップをしなければいけないシチュエーションもあったりするので、ポップアップの後でも「ニュートラルポジション」を探すようにするといいでしょう。
クイックアップテイクオフ
クイックアップテイクオフのやり方もヒトそれぞれあります。
クイックアップとウォークアップの2つを使いこなせるようになると、サーフィンがとても簡単になるので、ぜひ2つを使い分けられるように練習していきましょう。
- 手をつくのと同時に後ろ足の膝を外側に向ける
- 上体を起こすのと同時に前足を踏み出す
クイックアップテイクオフはウォークアップと比べて説明が難しくなります。
まずポップアップにならないように意識して行わないといけませんし、ボードの滑り出しをサポートするような踏み込みをしないといけないからです。
クイックアップテイクオフを身に付けるための効果的な練習は「ダンボール」を使うことです。やり方はオンラインサロンで詳しく解説されています。
クイックアップテイクオフはテキストで解説するのが難しいので、私の実践動画が出来上がったら記事にも反映していきます。
なぜサーフボードの上に立たなければいけないのか?
テイクオフを練習するにあたって、そもそもなぜサーフボードの上に立つ必要があるのかを考えるようになりました。
ハワイではイルカのように波に乗るボディーサーファーもいます。サンディビーチではドカ掘れの波にボディーボードで膝立ちして突っ込んでいくボディーボーダーも沢山います。
ボードがあってもなくても、ボードの上で立たなくても波には乗れます。でもなぜ、ショートボーダー、ロングボーダーはなぜサーフボードの上に立たなければいけないんでしょう。
その疑問を解決してくれるのが「ニュートラルポジションを確保する」という目的でした。
ニュートラルポジションを確保するためのテイクオフであり、そうでなければサーフボードの上に立つ必要なんてありません。
腹ばいでも、膝立ちでもチューブに入って抜けれるし、ボードがなくてもボディーサーファーは波に乗れますからね。
ボードの上に立つことができるサーフィンは、カラダのニュートラルポジションを確保することで多くの動きができるようになりました。
そして波の上でより多くの動きができるようになり、サーフィンの楽しみを増幅することができます。
一口にテイクオフと言っても、今まではボードの上に立つことが目的だったように思います。
それが理論を学んで実践することで「ニュートラルポジションを確保する」ことがテイクオフの目的ということに気付けたので、正しい知識を学ぶことは本当に大事です。
サーフィン テイクオフのコツ まとめ
サーフィンのテイクオフは次の動作を行うためにやる。
- 骨盤を前に向ける
- ニュートラルポジションを確保する
この2つが出来ればテイクオフに成功している。出来ていなければ失敗しているというシンプルな理論。
そしてテイクオフには3つの種類がありました。
- ウォークアップテイクオフ
- ポップアップテイクオフ
- クイックアップテイクオフ
この中で「ウォークアップテイクオフ」と「クイックアップテイクオフ」を使いこなせるようになるとサーフィンのテイクオフが劇的に上達します。
海では練習が難しいので、意識しないでもできるようになるため、陸上で練習する方法を動画で紹介しました。
サーフィンのテイクオフは骨盤を前に向けて、ニュートラルポジションを確保するために行う動作。そして波に合わせてウォークアップとクイックアップの2つを使いこなしていきましょう。
記事や動画はあくまでもサーフィン初級者のヒガシーサーが実践してみた感想レビューとなります。
正しく学びたい方はぜひ Corrective Surf’n’ Fitness に参加して、サーフィンを上達していきましょう。