本記事ではサーフィンのテイクオフが上達する「陸上トレーニング」についてまとめています。
中級者でも分かる「サーフィンの陸トレ」を解説しているハウツーって少ないですよね。
理論的すぎたり、専門用語が多すぎて難しいことがほとんどでした。
あと、なんか怖い感じの解説が多いと思ってました。笑顔がないんですよ。
本記事で解説している陸トレの情報ソースはオーストラリア発の科学的メソッドになります。
サーフィンのオンラインスクール「コレクトサーフ」で筆者がコーチから教わっていることをベースにしています。
サーフィン歴20年で万年初級者だった筆者が、コレクトサーフのメソッドと出会い、たった数ヶ月で中級者レベルにまで上達できた方法です。
サーフィン上達に悩んでいる初級者、中級者の方の参考になればと思って、学んだことをまとめました。
参考にしてもらえたら嬉しいです。
テイクオフトレーニング 18項目

- 笑顔でサーフィンする
- 波をよく見る
- 足を締める
- お尻を締める
- アゴを上げる
- 小指から入れる
- 肘で引く
- レールを掴まない
- プッシング
- ウォークアップ
- 骨盤を前に向ける
- 骨盤を前に出す
- ファイティングポーズ
- ニュートラルポジション
- 行きたい方向を見る
- 行きたい方向に指を差す
- 笑顔でサーフィンする(2回目)
- 陸トレする
上記の18項目を1日10分でいいので練習していきましょう。最初はむずかしいと思いますが、野球の素振りやキャッチボール。バスケットのドリブルやシュート練習と同じで「反復練習」をすれば自然と上達できます。
ヒトには「マッスルメモリー」というものがあって、一度体で覚えてしまうと忘れないという能力があります。
自転車の乗り方もそうですね。
乗れるまでは大変だったけど、一度乗れるようになったら、もう2度と忘れないってやつです。
これを「マッスルメモリー」と呼んでいますが、サーフィンの上達も陸トレでマッスルメモリーを体に記憶させれば、サーフィンも簡単に上達していきます。
ということで陸トレでマッスルメモリーに記憶させていきましょう。
テイクオフ陸トレ 18項目の動画
18項目は多く感じると思いますが、ざっくり三つに分解するとこうなります。
- 波をよく見てパドリングする
- サーフボードが波の力をキャッチする
- ゆっくり立ち上がる
この3つを意識することで、テイクオフ〜立ち上がるまでの動作はスムーズにできるようになります。
特にテイクオフの目的が立ち上がることだと思っている方も多いので、その勘違いを正す意味でも重要です。
テイクオフの目的は「サーフボードが波の力をもらうこと」です。
スムーズにサーフボードが波の力をもらえるように、邪魔にならないようにパドリング〜立ち上がるという動作を行う必要があります。
力ではなく、軸を作ってリラックスすること。余計な力をサーフボードが拾わないように意識することが大切になってきます。
そのための18項目になります。
波に合わせるトレーニング
- 後方確認
- 左右確認
- 波の向きに合わせてパドリングする
一番大事な「サーフボードが波の力をもらう」ための練習です。すごく大事なので意識してやっていきましょう。
サーフボードの力を使うトレーニング
- サーフボードの浮力を使う
- サーフボードのテールを沈める
- サーフボードを波に合わせる
自分の力ではなくサーフボードの力を使うための練習方法です。18項目と重複していますが、ピンポイントで「アゴを離す目的」について解説しています。
アゴをボードに付けないトレーニング
- 足を閉じる
- 背中を反らない
- アゴを離す
こちらも大事なポイントなので重複しています。テイクオフの時はテールで波の力をもらいたいので、テールに重心を置くようにしましょう。
レールを掴まないトレーニング
- 親指を内側に向ける
- プッシュアップする
- 左右確認する
サーフボードが波の力をもらって、いざ立ちあがろうとするときの動作について解説しています。
プッシング/手のつく位置のトレーニング
- 胸の横に手を置く
- 親指は内側
- 上体を起こす
プッシングは非常に重要な項目だとコーチから学んでいます。プッシングができるようになるとテイクオフが安定するので、ピンポイントで反復練習するのもオススメです。
下を見ないトレーニング
- 足を閉じる
- 胸の横に手を置く
- 左右確認
歩くとき、走る時、自転車に乗るとき、車を運転するとき、あなたの視点はどこに向いていますか?
下を向いて歩くと歩きにくくなります。人間の構造は進行方向を見ながら歩くように設計されています。
サーフィンも同じです。
ウォークアップテイクオフの反復練習
- 上体を起こす
- 後ろ足を出す
- 前足を出す
飛び上がるテイクオフと、歩くように立ち上がるテイクオフの違いを練習しましょう。
テイクオフの解説「膝を擦ってしまう」理由
- 手のつく位置
- レールを掴んでいる
- 下を向いている
テイクオフの時に膝を擦ってしまうという声が多かったので、動画で解説しています。手のつく位置がすごく重要です。
テイクオフの陸トレまとめ
以上となります。テイクオフが安定すればサーフィンはもっと簡単になっていきます。ぜひ本記事でまとめた内容を家で実践して、海での本番サーフィンを楽しむようにしましょう。
参考にしてもらえたら嬉しいです。
テイクオフについて大切なことを全部まとめた記事はコチラです。