グーフィーかレギュラーかを決めるのは難しくない。しかし「どちらの方向の波が得意か」「フロントサイドとバックサイドでなぜ感覚が違うのか」について正しく理解している人は意外に少ない。
サーフィンのグーフィーとは右足を前にしてボードに乗るスタンスのことだ。左足を前にするのがレギュラースタンス。どちらが正解ということはなく、自分の利き足・感覚で決まる。
私はレギュラースタンス(左足前)のサーファーで、サーフィン歴は20年以上になる。コレクトサーフ(オーストラリア発の科学的サーフィンメソッド)を学んで、手のひらの向きでレールを入れる方法を知ってから、バックサイドの波でのコントロールが大きく変わった。この記事では、グーフィー・レギュラーの基本と、フロント/バックサイドの特性、そして実践的なレール操作の方法を解説する。
目次
グーフィーとレギュラーの基本

| スタンス | 前足 | 多い傾向 |
|---|---|---|
| レギュラー | 左足 | 右利き(統計的に多い) |
| グーフィー | 右足 | 左利きに多いが一概ではない |
スタンスの決め方で迷ったら、「背中を押されたときに咄嗟に前に出る足」がボードの前足になる。スケートボードやスノーボードをすでにやっている場合は、そちらのスタンスと同じになることが多い。詳しい確認方法はスタンス幅の記事で解説している。
フロントサイドとバックサイドの違い


スタンスが決まると、どの方向の波に乗るかで「フロントサイド」と「バックサイド」が変わる。
| スタンス | フロントサイドの波 | バックサイドの波 |
|---|---|---|
| レギュラー | 右方向に割れる波(右へライディング) | 左方向に割れる波(左へライディング) |
| グーフィー | 左方向に割れる波(左へライディング) | 右方向に割れる波(右へライディング) |
フロントサイドはボードの進行方向に体の正面が向く。視野が広く、レールの感覚も得やすい。バックサイドは背中側からの操作になるため、初心者には難しく感じやすい。
バックサイドが難しい理由
バックサイドは視野が制限され、レールへの荷重が直感的につかみにくい。「なんとなく波を追いかけている」だけになりやすく、ターンの起点が曖昧になる。ここで役立つのが次のセクションで解説する「手のひら操作」だ。
手のひらの向きでレールを入れる方法

コレクトサーフで学んだ最も実用的な発見のひとつが、手のひらの向きと足の荷重の連動だ。
手のひらの向きを変えると、上半身のローテーション・ティルト(傾き)が自然に誘導され、足への荷重移動が自動的に起きる。「意識してレールを入れよう」とするより、手のひらを動かす方がずっと自然にできる。
| 動作(レギュラーフッターの場合) | 効果 |
|---|---|
| 右手の小指を上に向ける(手のひらを左に向ける) | 左足の小指側に荷重移動 → バックサイドのレールが入る |
| 右手の小指を下に向ける(手のひらを右に向ける) | フロントサイドのレールが入る → フロントサイドターン |
グーフィーフッターは左右が逆になる(左手の小指の向きで同じことが起きる)。
この連動の仕組みは、ニュートラルポジションで解説している「3つの基本動作(屈伸・ひねる・傾ける)」が上半身から下半身へ自然に伝わるために起きる。骨盤が前を向いて、肘が上がった状態でないとこの連動は機能しない。
よくある質問
まとめ:チェックリスト
- 自分のスタンス(グーフィー/レギュラー)は決まっているか
- フロントサイド・バックサイドの波の方向が理解できているか
- バックサイドで後ろ手の小指を上に向ける動作を試したか
- ニュートラルポジション(骨盤前向き・肘上げ)から動作を始めているか
スタンスとレール操作の基本が身についたら、自分に合うボードを選ぶことで操作のレスポンスが変わる。サーフボード 適正ボリューム診断&早見表【年代・体重・レベル別】
