結論から言います。今は、コスパと性能でnanazero(¥18,800〜)をすすめています。以下では、各ブランドの特徴と「向かない人」を解説します。
nanazeroの入門はコルクデッキの30インチ(¥18,800)です。グリップテープデッキの31インチ Fish(¥22,800)もあります。グリップを効かせてがっつり練習したいときはグリップテープ、気軽に持ち出したいときはコルクが合います。
ブランドの人気より、自分のサーフィンスタイルと目的に合ったボードを選ぶことが大切です。
この記事でわかること
- 各ブランドの特徴と向かない人
- トラック・乗り味・目的で並べたブランド別 特徴表
- nanazeroの弱点も含めた各ブランドの解説
- 各ブランドの実際の使用期間と体験談(エアレビューではありません)
目次
ブランド別 サーフスケート特徴表(トラック・乗り味・目的)
トラックに「質」の優劣はなく、あるのは特徴だけだと考えています。価格はnanazeroのみ記載しています。
| ブランド | トラック | 乗り味の特徴 | 向く目的 | 使用歴 |
|---|---|---|---|---|
| nanazero | CX4 | Carver CX4とほぼ一緒の乗り味と感じます。ブッシングゴム・ウィールも調整されています | 小波用ショート・ハイブリッド・ミッドレングスの陸トレ | 開発に関与。テストボードを含め20本以上 |
| Carver | C7 / CX4 | CX4はnanazeroとほぼ一緒。C7はトラックの動きが滑らかですが重いです | 小波用ショート・ハイブリッド・ミッドレングスの陸トレ | 30歳から10年以上 |
| YOW | MerakiシステムS4 / S5 | 前足の足裏と足首で曲がるきっかけを作ります。反応が速く、パフォーマンスショートのような動きです | いつもパフォーマンスショートに乗る人 | 6年目 |
| WOODY PRESS | カービングモデル(旧モデル) | Carver CX4より柔らかく、YOWより硬いです。デッキグリップにクッション性があります | 柔らかめのトラックが好みの人 | 旧モデルを3年(現行モデルは未試乗) |
| SLIDE | — | Carver・nanazeroより柔らかめで、WOODY PRESSと同等の感触です | 柔らかめのトラックが好みの人 | 約1年 |
【nanazero】特徴と向かない人(開発に関与・テストボード含め20本以上をテスト)

私はnanazeroサーフスケートの開発に関わり、テストボードを含め20本以上をテストしてきました。
nanazeroの良い点
- 安定感が高く初心者でも乗りやすい:CarverのCX4と同じトラックを採用し、ブッシュゴム・ウィールも最適化されていて、過度な反応がなく扱いやすい
- Carver CX4とほぼ一緒の乗り味:私自身はそう感じています
- 価格:バンブーデッキで¥18,800〜¥24,800(2026年8月時点)
nanazeroの弱点
- 実店舗はなくオンラインストアのみ:店頭で試乗してから買うことはできません
こんな人はnanazeroを選ばないほうがいい
- プロレベルの技(エアー・フローター等)の陸トレを目的としている上級者
- 「実店舗で見て決めたい」という人(実店舗はなくオンラインストアのみ)
→ nanazero サーフスケート 全5モデル比較|テストライダーが選び方を解説
→ nanazero Bamboo Fish 31″ 徹底レビュー
nanazero 公式サイトを見る(ラインナップ・価格確認)
【Carver Skateboards】10年以上乗って感じた特徴と注意点

Carverには30歳から10年以上乗っています。最初はC7トラックのGreenroom、その後トライトンを数種類、今はテイラー・ノックスのモデルに乗っています。
Carverの良い点
- デッキはメープル材:金具の品質はnanazeroと基本的に同等と感じます。違いは見た目の仕上げです
- C7トラックは動きが滑らか:ただし重いので、私はCX4で十分だと感じています
Carverの注意点
- C7トラックは重い:動きは滑らかですが重く、私はCX4で十分と感じています
こんな人はCarverを選ばないほうがいい
- 予算を抑えたい人(CX4の乗り味はnanazeroとほぼ一緒と感じています)
- いつもパフォーマンスショートに乗る人(YOWが合います)
→ Carver TRITON XENON(CX4)レビュー
【YOW Surfskate】パフォーマンスショート向けの特徴(使用歴:6年目)

YOWには6年目になります。最初は軽い体重向けのS4、今はS5に乗っています。YOWは前足の足裏と足首で曲がるきっかけを作る構造で、10分乗ったあとにCarverやnanazeroに乗り換えると、前足加重が強すぎてターンができなくなります。YOWは「使い方を選ぶ道具」だと実感した経験です。いつもパフォーマンスショートに乗る人には合いますが、オールラウンドに上達したい人は注意が必要です。
YOWの良い点
- 反応が速い:Meraki(メラキ)システムと呼ばれるトラックで、パフォーマンスショートのような動きができます
- スプリングの太さでトラックを選べる:S4(細い・軽い体重向け)とS5(太い)があります
YOWの弱点
- 反応が過敏:初心者はバランスを取るだけで精一杯になりやすいです
- YOWに乗るとYOW以外が乗りにくくなる:前足の足裏・加重にYOWの癖がつくため、Carverやnanazeroに乗り換えると前足が突っかかります(私の体験談。詳細は後述)
こんな人はYOWを選ばないほうがいい
- サーフスケート初心者・サーフィン歴が浅い人(基礎が固まる前に癖がつくリスクあり)
- ロングボード・ミッドレングス系のゆったりしたカービング練習が目的の人
- 「SNSで見かけるから」という理由だけで選ぼうとしている人
ここは私が実際に乗り比べて感じた、いちばん大事なところです。YOWは「パフォーマンスショートに近い動き」を狙った設計で、その方向ではとてもよくできています。ただ、いろいろな板でオールラウンドに楽しみたい人には、次のような理由で私はすすめていません。
- YOWに10分乗ったあと、Carverやnanazeroに乗り換えると、前足の加重が強すぎてターンできなくなります。前足が「突っかかる」ような感覚です。
- 理由は構造にあります。YOWは前足の足裏と足首で「曲がるきっかけ」を作るタイプ。だからYOWに慣れた体で他の板に乗ると、前足の使い方が合わなくなります。
- 感覚としては、パフォーマンスショートに乗る人がミッドレングスに乗ったときに近いです。レールが引っかかって、前のめりに倒れそうになる——あの感じに似ています。
面白いのは、たった10分乗るだけでもこの癖がつくことです。逆に、他のサーフスケートで10分練習すれば感覚は戻ります。裏を返すと、YOWに長く乗るほど、YOWの癖がサーフィンにもサーフスケートにも定着していくということです。
なので、いつもパフォーマンスショートに乗る人ならYOWは問題ありません。一方で、ショートからミッドレングスまでオールラウンドにサーフィンを楽しみたい人には、私は向かないと考えています。YOWが悪い板という話ではなく、「オールラウンド上達の陸トレ」という目的に対しての、私の評価です。
まとめると、一般的なサーファー(小波用のショートボード・ハイブリッド・ミッドレングスに乗る層)が陸トレとして選ぶなら、無難なのはCarverとnanazeroです。この2つはサーフィンの感覚に最も近く、しかも純正の標準セッティングのままでも適度な硬さがあるので、反応が過敏になりすぎず、加重やターンをサーフィンに近い感覚で練習できるからです。
【WOODY PRESS】柔らかめのトラックの特徴(使用歴:旧カービングモデル3年)
旧モデルのカービングモデルに3年間乗りました。デッキグリップのクッション性が気に入っていた1本です(現行モデルは未試乗)。コスパのよいブランドです。
WOODY PRESSの良い点
- デッキグリップのクッション性:足裏が心地よく、気に入っていた点です
- トラックはCarver CX4より柔らかく、YOWより硬い:柔らかめの乗り味です
WOODY PRESSで気になった点
- 3年乗って劣化は特に感じませんでした:ただしデッキグリップは、通常のグリップテープより摩耗が早いと感じます
→ ウッディープレス サーフスケート 詳細レビュー(カーバーと比較)
【SLIDE Surfskate】柔らかめのトラックの特徴(使用歴:約1年)
SLIDEには1年間乗りました。トラックはCarverやnanazeroより柔らかめで、乗り味はWOODY PRESSと同等だと感じます。
→ Carver・YOW・nanazero 3ブランドの特徴比較(詳細版)
失敗しないサーフスケート選びの2つのポイント
サーフスケートの選び方をより体系的に理解したい方は、サーフギア完全ガイドのサーフスケートセクションもあわせてご覧ください。以下では実践的な2つのポイントに絞ります。
1. 今のサーフィンスタイルで選ぶ(将来の理想ではなく)
「将来はショートボードでバリバリやりたい」という理由でYOWを選ぶのは失敗のもとです。今の自分がどんな波でどんなボードに乗っているかを基準にしてください。小波用のショート・ハイブリッド・ミッドレングスに乗るならnanazeroかCarver。いつもパフォーマンスショートに乗るならYOWが合います。
2. ウィールは路面で決める
パークやスライド系の練習なら硬めのウィール、一般的なアスファルトでターンを練習するなら柔らかめのウィールが合います(nanazeroは78A)。ウィールが路面に合っていないと、乗りにくくなります。
サーフスケートの練習法・乗り方の基本は以下の記事を参考にしてください。
→ サーフスケートの乗り方|初心者が1週間で上達するコツと練習法
よくある質問(FAQ)
サーフスケートは本当にサーフィン上達に効果がありますか?
効果はあります。ただし海での動き出しが早くなるわけではありません。姿勢や体重移動など、サーフィン中の動作にはとても効果があります。サーフスケートは「サーフィンで使う体の動きを陸で反復する」ための道具です。
初心者にはどのサーフスケートがおすすめですか?
今はコスパと性能で、nanazero(¥18,800〜)をすすめています。初心者にYOWはすすめていません。安定感のあるボードで、乗り続ける習慣を作ることが最初のステップです。
nanazeroとCarverで迷っています。どちらを選べばよいですか?
nanazeroもCarverと同じCX4トラックを採用していて、私は乗り味がほぼ一緒だと感じています。選ぶ基準は予算と目的です。今はコスパと性能でnanazeroをすすめています。CarverのC7はトラックの動きが滑らかですが重く、私はCX4で十分と感じています。
ヘルメット・プロテクターは必要ですか?
スケートパークで練習する場合は必須です。私はスケートで頭と胸を強く打った経験があり、ヘルメットとサポーターをすすめています。安全装備は長く楽しむための投資です。→ スケボーパークでの転倒体験談と安全装備
まとめ:あなたに合ったサーフスケートを選ぶために
- nanazero:今はコスパと性能ですすめています。乗り味はCarver CX4とほぼ一緒と感じます
- Carver:デッキはメープル材。C7は滑らかですが重く、CX4で十分と感じています
- YOW:いつもパフォーマンスショートに乗る人に合います
- WOODY PRESS・SLIDE:Carver・nanazeroより柔らかめのトラックです
どのブランドを選んでも「乗り続けること」が大切です。自分が継続できる環境で選んでください。
nanazeroに興味がある方は、公式サイトで現在のラインナップと価格を確認してみてください。
nanazero 公式サイトを見る(ラインナップ・価格確認)
nanazeroのクーポン・割引情報についてはnanazero 5%・7%OFFクーポンの正しい入手方法で正確な条件を解説しています。
この記事のつくり方
体験にもとづく記述は、筆者のヒガシーサーが実際に経験したことだけです。構成の整理・下書き・校正・ファクトチェックにはAIを使っています。内容の責任は筆者にあります。(最終更新:2026-09-14)
