結論から言います。初心者→nanazero(¥19,800〜)またはWOODY PRESS(¥10,000〜)。ロングボード系→Carver C7。この3択が9割の方の正解です。以下では、その理由と各ブランドの「向かない人」を正直に解説します。
正直に書きます。私がサーフスケートを本格的に始めた15年前、最初に買ったCarver C7は3ヶ月間ほとんど乗りこなせませんでした。重くてクイックすぎる反応に慣れず、「高いお金を出したのに上達しない」と悩んだ記憶があります。その3ヶ月を経て学んだのは「ブランドの人気より、自分のレベルとサーフィンスタイルに合ったボードを選ぶ」という当たり前のことでした。以来、迷っている人には必ずレベル・目的・予算を先に聞いてから勧めるようにしています。この記事の選び方はすべてその反省から生まれました。
この記事でわかること
- 各ブランドの正直な欠点と向かない人(スポンサーサイトには書けない内容)
- レベル別・予算別 適性早見表(これだけ見れば選べる)
- nanazeroがCarverに劣る点も含めた正直な比較表
- 各ブランドの実際の使用期間と体験談(エアレビューではありません)
目次
これだけ見ればOK:レベル別・予算別 サーフスケート適性早見表
| あなたの条件 | おすすめブランド | 理由 |
|---|---|---|
| 初心者・予算2万円以内 | WOODY PRESS | 低価格で基本練習に十分。失敗してもリスクが低い |
| 初心者〜中級者・予算2万円台 | nanazero | 安定感が高く日本人体格に合わせた設計。日本語サポートあり |
| 中級者・予算3万円台・コスパ重視 | SLIDE Surfskate | Carverの半額でバランスの良い性能 |
| 中〜上級者・予算4〜6万円・本格練習 | Carver(CX4) | 最高のレール感覚・長期間飽きない品質 |
| 上級者・ハイパフォーマンス志向 | YOW | 最もクイックな反応性。初心者には非推奨 |
| ロングボード・ミッドレングス系 | Carver(C7) | スムーズなフロー感はC7にしか出せない |
【nanazero】正直な長所・短所(使用歴:開発参画から約3年以上)

私はnanazeroサーフスケートの開発に関わり、約3年以上テストライダーとして使い続けています。だからこそ正直に書けます。
nanazeroの良い点
- 安定感が高く初心者でも乗りやすい:CXに近い動きをするRKPトラック(※RKP = リバースキングピン、前後のトラックが内向きに傾くことで安定感を生む構造)で、過度な反応がなく扱いやすい
- 価格帯が国内最安クラス:高品質なバンブーデッキで¥19,800〜¥24,731(2026年4月時点)
- 日本人の体格・日本の路面を考慮した設計:国内の一般的なアスファルトで乗りやすいウィール仕様
- 日本語サポート・国内在庫管理:パーツ入手・修理がしやすい
nanazeroの正直な欠点
- Carver C7のフロー感は出ない:C7特有のスプリング機構によるスムーズなポンプ感は、nanazeroでは再現できていない
- Carver CXほどキレのあるターンはできない:反応性は意図的にマイルドに設計されているため、上級者がタイトなターンを練習したいときには物足りない
- オンライン限定販売:試乗してから購入できない(実店舗での試乗不可)
こんな人はnanazeroを選ばないほうがいい
- すでにCarver C7を持っていて、もっとハイパフォーマンスな1本を探している人
- プロレベルの技(エアー・フローター等)の陸トレを目的としている上級者
- 「乗る前に試したい」「実店舗で見て決めたい」という人(オンライン購入が基本)
→ nanazero サーフスケート 全5モデル比較|テストライダーが選び方を解説
→ nanazero Bamboo Fish 31″ 徹底レビュー
nanazero 公式サイトを見る(ラインナップ・価格確認)
【Carver Skateboards】5年以上使って分かった本当のメリットとデメリット

Carver C7を5年以上使い続けています。最初の3ヶ月はポンピングもうまくいかず、駐車場で何度も途中で止まってしまいました。「こんなに難しいのか」と落胆しましたが、半年後にようやくスムーズに乗れるようになったとき、これが本当に波に乗る感覚に近いと実感しました。今でも週1回以上C7に乗ります。ロングボード・ミッドレングスを乗りこなしているサーファーには、この感覚の再現度は他のどのブランドも追いつけていないと思っています。
Carverの良い点
- ビルドクオリティが段違い:木材・ハードウェアの品質はすべての競合を上回る。5年以上使っても基本性能が落ちない
- C7トラックのフロー感は唯一無二:スプリング機構(前トラックにスプリングとピボットが入り、波のようなスムーズな回転を生む)による「波に乗る感覚」の再現度はどのブランドも敵わない
- 豊富なラインナップ:29〜36インチ以上、C7/CX4/C5と選択肢が最も多い
Carverの正直な欠点
- 高価格:C7モデルは約55,000〜65,000円。CX4でも40,000〜55,000円台(2026年4月時点)
- C7は初心者には難しい:スプリング機構のクイックな反応で、最初はバランスを取るのに苦労する(私自身の経験)
- C7トラックは重い:持ち運びで他のブランドより重く感じる
こんな人はCarverを選ばないほうがいい
- 初めてのサーフスケートで、まずは乗れるようになりたい初心者(C7は特に非推奨)
- 「とりあえず試してみたい」という気持ちが強い人(価格が高すぎてリスクが大きい)
- ショートボードのクイックなマニューバー練習が目的の上級者(YOWの方が向いている)
→ Carver TRITON XENON(CX4)レビュー
【YOW Surfskate】ハイパフォーマンス志向向けの正直な評価(使用歴:約1年)

YOWを約1年使ったとき、足首主導の動きに慣れすぎたせいか、実際のサーフィンのテイクオフで体の使い方が乱れる感覚が出てきました。「なぜ最近波に乗りにくいのか」と2ヶ月ほど戸惑いましたが、YOWの使用頻度を下げてCarverに戻したことで改善しました。YOWは「使い方を選ぶ道具」だと実感した経験です。ハイパフォーマンスショートボードで競技志向のサーファーには合う場面がありますが、週末サーファーが全体的な上達を狙うには注意が必要です。
YOWの良い点
- 最もクイックな反応性:Meraki(メラキ)システムと呼ばれる独自トラックが、わずかな足首の動きにも即座に反応する。ハイパフォーマンスショートボードの動きに最も近い
- 体重別トラック選択:S4(〜50kg未満)・S5(50kg以上)と体重で選べる
YOWの正直な欠点
- 初心者には非常に難しい:過度な反応性でバランスを取るだけで精一杯になる
- 「足首主導」の癖がサーフィンに逆効果になる場合がある:実際のサーフィンは全身を使った動きが基本。YOW独自の動きが強い癖になる可能性がある(私の体験談)
- 高価格帯:約40,000〜50,000円(2026年4月時点)
こんな人はYOWを選ばないほうがいい
- サーフスケート初心者・サーフィン歴が浅い人(基礎が固まる前に癖がつくリスクあり)
- ロングボード・ミッドレングス系のゆったりしたカービング練習が目的の人
- 「SNSで見かけるから」という理由だけで選ぼうとしている人
【WOODY PRESS】コスパ最強の選択肢を正直評価(使用歴:約1年)
WOODY PRESSは10,000〜20,000円という圧倒的なコスパが特徴です。「まず試したい」「とにかくサーフスケートに乗ってみたい」という方の最初の1本として機能します。私が仲間にすすめるとき、「本格的にやるかまだ分からない」という人にはまずWOODY PRESSを挙げます。
WOODY PRESSの良い点
- 2万円以下で購入できる:最もリスクが低い試し買いができる
- Thruster System 2(スラスタートラック)はCarver C7に似たポンプ感:スイング+スプリング機構で、この価格帯でポンピングの感覚が得られる
- 初心者がカービングの基礎練習をするには十分な性能
- 多彩なデッキデザイン:ビジュアル面も楽しめる
WOODY PRESSの正直な欠点
- ビルドクオリティは価格なり:ハードウェアの精度・耐久性はCarver・nanazeroより明確に劣る
- 長期間使い続けると性能劣化が早い:毎日乗るほど使い込むなら半年〜1年でアップグレードを検討する必要がある
- サーフィンの動きの再現度は限定的:Carver・nanazeroと比べると練習効果が落ちる場面がある
こんな人はWOODY PRESSを選ばないほうがいい
- 「本格的にサーフィン上達のためにサーフスケートを使いたい」と強く思っている人(nanazero以上の品質を最初から選ぶことを推奨)
- 長期間(2年以上)同じ1本を使い続けることを前提にしている人
→ ウッディープレス サーフスケート 詳細レビュー(カーバーと比較)
【SLIDE Surfskate】中間を狙った選択肢の実態(使用歴:約6ヶ月)
SLIDEはスペイン発の、nanazeroとCarverの中間に位置するブランドです。約25,000〜35,000円の価格帯で、Carverよりかなり手頃でありながら、nanazeroより少しクイックな動きを好む中級者に向いています。6ヶ月使った範囲では、カービングの質はnanazeroより上、フロー感はCarver C7には届かないという印象です。
SLIDEの良い点
- Carverの約半額でCarver CXに近い操作感を得られる
- New Wave V3トラック(スプリング調整可能):自分好みの硬さ・反応性に調節できる。スプリング硬度の調整でnanazero寄りにもCarver寄りにもできる
- Carver CXよりクイックに動く:中級者の練習に向いている
SLIDEの正直な欠点
- 国内認知度・サポートがCarver・nanazeroより低い:パーツ入手や情報収集が難しい場合あり
- nanazeroとの価格差分のメリットを説明しにくい:25,000〜35,000円なら、ケースによってはnanazero(2万円台)でも十分という判断になる
こんな人はSLIDEを選ばないほうがいい
- 日本語サポートやコミュニティを重視する人(nanazeroの方が国内情報が充実)
- 初心者でnanazeroとSLIDEで迷っている人(価格差を考えるとnanazeroが合理的な場合が多い)
全ブランド横断 正直な比較表(nanazeroがCarverに劣る点も含む)
スポンサーサイトには書けない「ブランド横断の正直な比較」をまとめました。nanazeroを開発したテストライダーとして、nanazeroが他ブランドに劣る部分も率直に書いています。
| 評価項目 | nanazero | Carver C7 | Carver CX4 | YOW | WOODY PRESS | SLIDE |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 価格帯(目安) | ¥19,800〜¥24,731 | ¥55,000〜¥65,000 | ¥40,000〜¥55,000 | ¥40,000〜¥50,000 | ¥10,000〜¥20,000 | ¥25,000〜¥35,000 |
| 初心者向けの乗りやすさ | ★★★★★ | ★★★☆☆(C7は難) | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| フロー感(ロング・ミッド系) | ★★★☆☆ | ★★★★★(唯一無二) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| ターンのキレ(ショート系) | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| 耐久性・ビルドクオリティ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| コストパフォーマンス | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 国内サポート・情報量 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
正直に書くと、フロー感ではCarver C7がすべてのブランドを上回ります。nanazeroがCarverに劣るのはこの点です。ロングボードやミッドレングス系のサーフィンをメインとしている方は、Carver C7の価値を真剣に検討してください。
→ Carver・YOW・nanazero 3ブランドの特徴比較(詳細版)
失敗しないサーフスケート選びの3つのポイント
サーフスケートの選び方をより体系的に理解したい方は、サーフギア完全ガイドのサーフスケートセクションもあわせてご覧ください。以下では実践的な3つのポイントに絞ります。
1. 今のサーフィンスタイルで選ぶ(将来の理想ではなく)
「将来はショートボードでバリバリやりたい」という理由でYOWを選ぶのは失敗のもとです。今の自分がどんな波でどんなボードに乗っているかを基準にしてください。ロングボード・ミッドレングスならCarver C7、ショートボードの基礎練習ならnanazero・Carver CXが合っています。
2. デッキ長は身長から決める(感覚ではなく)
デッキ長は身長から逆算して決めます。目安:身長〜160cm→30インチ以下、160〜170cm→30〜32インチ、170cm以上→31〜34インチ。スタンスがニュートラルポジションで取れるサイズが正解です。
3. ウィールは路面と体重で決める
コンクリートのスケートパークなら直径60mm前後の硬め(83a)、一般的なアスファルトなら直径70mm前後の柔らかめ(78a)が体重55〜80kgの標準的な目安です(数値が低いほど柔らかく、高いほど硬い)。ウィールが路面に合っていないと、どんな高級ブランドでも乗りにくくなります。
40代・50代からサーフスケートを始める方へ
私のサーフィン仲間にも40代以降にサーフスケートを始めた方が多くいます。年齢を理由に諦める必要はありませんが、選び方は少し変わります。安定感を最優先し、無理なく続けられる環境を整えることが大切です。
→ 40代・50代からのサーフスケート入門|年代別の選び方と乗り方
サーフスケートの練習法・乗り方の基本は以下の記事を参考にしてください。
→ サーフスケートの乗り方|初心者が1週間で上達するコツと練習法
よくある質問(FAQ)
サーフスケートは本当にサーフィン上達に効果がありますか?
正しいブランド・乗り方で使えば効果があります。ただし「サーフスケートをすれば自動的に上達する」わけではなく、「サーフィンで使う体の動きを陸で反復する」ための道具です。特にカービングの重心移動・パンプのリズム感・テイクオフ時の体重移動の練習に有効です。私自身、サーフスケートを始めてから週のサーフィンに行ったとき、波をキャッチした直後の動き出しのタイミングが明確に早くなりました。陸での反復が体に染み込んでいたからだと思っています。
初心者にはどのサーフスケートがおすすめですか?
予算に余裕があればnanazero(¥19,800〜)、最小コストで試したければWOODY PRESS(¥10,000〜¥20,000)が現実的な選択肢です。初心者にYOWをすすめることは、この記事では明確にしていません。安定感があるボードで「乗り続ける習慣」を作ることが最初のステップです。
nanazeroとCarverで迷っています。どちらを選べばよいですか?
ロングボード・ミッドレングス系サーファーならCarver C7、ショートボード系の基本動作練習が目的ならnanazeroをすすめます。nanazeroがCarverに劣るのはフロー感とビルドクオリティの点です。「将来Carverが欲しいが今はnanazeroで練習する」というステップアップ型の使い方も合理的です。
サーフスケートは毎日乗ったほうがいいですか?
週3〜5回、1回10〜20分でも継続できれば十分な効果があります。「週1回長時間乗る」より「毎日少しずつ乗る」ほうがサーフィンの感覚維持には効果的です。継続のハードルが低い価格帯・保管場所を選ぶことも、道具選びの重要な要素です。
ヘルメット・プロテクターは必要ですか?
スケートパークで練習する場合は必須です。私自身、スケートパークで転倒して膝を打ち、「なぜプロテクターをつけていなかったのか」と後悔した経験があります。その後すぐに購入しました。安全装備は「かっこ悪い」ではなく「長く続けるための投資」です。→ スケボーパークでの転倒体験談と安全装備
まとめ:あなたに合ったサーフスケートを選ぶために
- 初心者・予算2万円台→nanazero:安定感・コスパ・国内サポートのバランスが最良
- 初心者・最低コストで試したい→WOODY PRESS:リスクを下げて体験する最善策
- ロングボード・ミッドレングス系→Carver C7:フロー感は唯一無二。価格を出す価値がある
- ショートボード中〜上級者→Carver CX4またはnanazero:目的とコスパのバランスで選ぶ
- ハイパフォーマンス志向の上級者→YOW:初心者には非推奨
どのブランドを選んでも「乗り続けること」が最も重要です。まずは自分が継続できる価格帯・環境で選んでください。
nanazeroに興味がある方は、公式サイトで現在のラインナップと価格を確認してみてください。
nanazero 公式サイトを見る(ラインナップ・価格確認)
nanazeroのクーポン・割引情報についてはnanazero 5%・7%OFFクーポンの正しい入手方法で正確な条件を解説しています。
