この記事でわかること
- サーフィン用にGoProをどう選ぶか(世代ごとの転換点)
- 海でGoProを失くさない・水没させないための工夫
- バイトマウントとサーフマウントの使い分け
- サーフィン撮影のおすすめ設定と、どのカメラにもある水滴問題
GoProでサーフィンを撮るとは、防水のアクションカメラを口・ボード・グリップなどに固定し、波の上の視点や自分のライディングを記録することです。
わたしはGoPro HERO3・HERO3+ Blackから現在の13まで、ほぼすべての世代を海で使ってきました。SessionやFusion、Max初代も使っています。そして正直に言うと、何台も海で失くしてきました。だからこそ「どう選ぶか」より先に「どう失くさないか」から書きます。(2026年7月更新)
目次
そもそもGoProはサーフィンに向いているのか
向いています。軽くて、広角で、水に強い。波の上の距離感をそのまま記録できるカメラは、そう多くありません。
わたしが初めてGoProを海で使ったのは、HERO3+ Blackでした。ハワイで買って、そのままハワイの海で使ったのが最初です。2013年ごろ。
当時はまだ手ぶれ補正が弱く、揺れる映像を見て「こんなものか」と思ったのを覚えています。それでも、水の上の視点が撮れること自体が新しくて、そこから10年以上使い続けることになりました。

サーフィン用にGoProをどう選ぶか
世代で「何が変わったか」を知ると、選びやすくなります。わたしの体感では、サーフィンにとって大きな転換点が2つありました。
転換点1:ハウジングなしで防水になった世代(HERO5 BlackとHERO5 Session)
手ぶれ補正の進化もありがたかったのですが、それ以上に恩恵が大きかったのが、専用ケース(ハウジング)なしで水に入れるようになったことです。
それまではハウジングの操作のしにくさや、内側のくもりに悩まされていました。ケースなしで海に持ち込めるようになって、取り回しが一気に楽になりました。

転換点2:手ぶれ補正が別物になった世代(HERO7以降)
HERO7からの手ぶれ補正(HyperSmooth)は、サーフィンで使っていて恩恵をはっきり感じました。波の上の揺れが落ち着き、見られる映像になりました。今から中古を含めて選ぶなら、このHERO7以降が扱いやすいです。
その後の世代(HERO9以降)では、前面にもカラー液晶がついて、自分が画面に入っているかを確認しながら撮れるようになりました。下の写真は、わたしが使っていたHERO10 Blackです。HERO3+のころと比べると、同じGoProでも別物のように進化しています。

| 世代 | ハウジングなし防水 | 手ぶれ補正 | サーフでのひとこと |
|---|---|---|---|
| HERO3・3+〜4 | × | 弱い | 要ハウジング・揺れが大きい |
| HERO5系 | ○ | あり | 取り回しが激変した転換点 |
| HERO7〜 | ○ | 別物(HyperSmooth) | 揺れが落ち着き見られる映像に |
| HERO9〜13 | ○ | 成熟 | 前面画面・高解像度で現行 |
わたしは無印HERO3とHERO3+の両方を使い、SessionやFusionも並行して使ってきました。機種ごとの細かな比較は、実際に使ったモデルの記事にまとめています。GoPro HERO9 Blackのサーファー向け解説やGoPro HERO10 Blackのレビューもあわせてどうぞ。

海でGoProを失くさない・水没させないためにどうするか
ここは、機種選びより大事です。わたしは実際に何台も失くしてきました。
失くしたのは、覚えているだけでHERO3系、HERO6(ハワイ・2017年)、HERO9。たぶん、もっとあります。そして失くし方は、全部同じでした。サーフマウントに付けていて、マウントごと外れて水没するパターンです。
助かったのは、紐付きのサブマウントを噛ませていたときでした。
サーフマウントと本体の間に、紐の付いた小さな連結パーツを入れておくと、本体側のマウントが外れても、そこは外れずに残ります。これで何度も命拾いしました。飾りだと思っていたパーツが、実はよく考えて作られていた。そう気づいてからは、必ず入れるようになりました。

失くさないために、わたしがいまやっていることはシンプルです。
- 紐付きのサブマウント(テザー)を必ず噛ませる ← 実体験で一番効いた
- 外れやすいマウントは、入水前にネジの増し締めと劣化チェックをする
- こまめに録画を切って記録を残す運用にしておく(流されても素材だけは残る場面があります)
マウントはどう使い分けるか
海で実際に使い続けているのは、次の2つです。
- バイトマウント(口にくわえるマウント):両手が空くので、乗っている最中の視点が撮りやすい
- サーフマウント(ボードに固定するマウント):定点で自分のライディングを撮れる
一方で、海で使わなくなったものもあります。三脚にもなる軽量プラスチックのハンドグリップは、陸では便利ですが海では使いません。フロートマウントも、片手がふさがるので海ではほとんど使わなくなりました。
どれが正解ということはなく、撮りたい画と、片手が使えるかどうかで選ぶのがいいです。マウント類はGoPro純正のほか、互換品も手に入ります。
サーフィン撮影のおすすめ設定は
いろいろ試してきましたが、わたしが落ち着いたのはシンプルな設定です。
- 4K / 60fps(画質を優先したいとき)
- 1080p / 60fps(データを軽くしたいとき)
凝った設定より、60fps(1秒あたり60コマ)で滑らかに撮れることのほうが、後で見返したときの満足度が高いというのが今の結論です。合う設定は人によって違うので、まずはこの2つから試してみてください。
レンズをMaxレンズ(画角を広げる交換レンズ)に替えたり、ハウジングやアクセサリーも一通り使ってきました。ただ、設定そのものはシンプルに戻ってきました。

どのアクションカメラにもある「水滴問題」
GoProに限らず、アクションカメラを海で使い続けると必ず出てくる課題があります。レンズに海水の水滴が付くことです。
一度付くと、映像ににじみやボケが残ります。これはGoProだけの問題ではなく、どのアクションカメラでも起きます。完全な解決策は正直まだなくて、こまめに拭く、撥水剤やくもり止めを使う、といった付き合い方になります。ここを承知しておくだけでも、撮れ高は変わります。
こんな人には向いていない
- 三脚に固定して、望遠で遠くの自分をきれいに撮りたい人:この用途は一眼カメラのほうが向いています
- 作品性の高い水中映像を撮りたい人:専用の水中カメラやハウジングの検討をおすすめします
GoProは「自分が入っている波の中の視点」を、手軽に残すことに一番向いたカメラです。最新モデルの詳細を知りたい場合はGoPro MISSION 1 完全ガイドを、撮影も含めたサーフィンのある暮らし全般はサーフライフスタイルの完全ガイドにまとめています。
よくある質問
サーフィンにはどのGoProがおすすめですか?
ハウジングなしで防水になったHERO5世代以降が扱いやすく、手ぶれ補正を重視するならHERO7以降が快適です。最新モデルの仕様は公式でご確認ください。
GoProを海で失くさないコツは?
紐付きのサブマウント(テザー)を、サーフマウントと本体の間に必ず噛ませることです。マウントごと外れても本体が残り、わたしは何度も助かりました。
サーフィン撮影のおすすめ設定は?
4K/60fps、またはデータを軽くしたい場合は1080p/60fpsが扱いやすいです。合う設定は人によって違うので、この2つから試すのがおすすめです。
バイトマウント(口にくわえるマウント)は使いやすいですか?
両手が空くので乗っている最中の視点が撮りやすく、わたしが海で一番使うマウントの一つです。慣れるまでは口が疲れるので、短いセッションから試すのがおすすめです。
GoProとDJI Osmo、サーフィンならどっちがいいですか?
どちらも一長一短です。わたしは両方を長く使っていますが、選ぶ基準は手ぶれ補正・アプリの使いやすさ・水滴の付き方など、人によって重視点が違います。
サーフィンでGoProと一緒に用意するものは?
紐付きのサブマウント(テザー)、予備バッテリー、そして本体を浮かせるフロートです。特にテザーは、マウントごと外れたときの最後の保険になります。
まとめ
GoProでサーフィンを撮るなら、まず「失くさない対策」から入るのが、遠回りに見えて一番の近道です。
機種は、ハウジングなしで防水になったHERO5世代以降が扱いやすく、手ぶれ補正を重視するならHERO7以降。設定は4K/60fpsか1080p/60fpsで十分です。そして紐付きのサブマウントだけは、最初の1回から必ず。わたしが何台も失くして学んだ、一番安い保険です。
