ショートボードからミッドレングスへの移行を考えている方や、もう少し短いボードに挑戦したい方におすすめなのが、nanazero HB01 Standard EPS トライフィンです。
サーフィン歴20年の実践者として、nanazeroのテストライダーを務めている経験から、2ヶ月間実際に使用した正直な評価をお伝えします。

メイ
nanazero HB01ってツインフィンとトライフィンがあるみたいだけど、どう違うのかな?
メイ:サーフィン歴3年の初級者
HB01はハイブリッドボードの略で、ショートとミッドレングスの中間サイズなんです。今回レビューするStandard EPS トライフィンは、従来のツインフィンモデルより安定感が増していて、より幅広いレベルの方におすすめできるボードになっています。
ヒガ:サーフィン歴20年の解説者

ヒガ
目次
nanazero HB01 Standard EPS トライフィンの基本仕様

- サイズ:6’0″(183cm)
- 構造:Standard EPS(ウッドスキンなし)
- フィンシステム:トライフィン(Futures Fin ボックス対応)
- カラー:Black
- 参考価格:詳細は公式サイトでご確認ください
- 推奨レベル:初級者〜中級者
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2ヶ月間の実際の使用テスト結果
テストライダーとして、以下の3つの異なるコンディションで計3回のセッションを行いました。
- 膝腰サイズ:小波でのテイクオフ性能確認
- パワーのある腰腹サイズ:ターン性能とスピード確認
- 台風うねりの胸肩サイズ:パワーウェーブでの安定性確認
体格別の乗り心地について
私の体格(身長163cm、体重55kg)では、正直なところオーバーフロー気味でした。
しかし、180cm以上、70kg以上の男性サーファーの方が試乗された際は、非常に調子が良いという評価をいただきました。
このボードの適正体重は60kg以上の方におすすめです
HB01ツインフィンとの比較評価


- トライフィンによる安定感の向上
- ウッドスキンなしで若干重量アップ、反応がスムーズに
- 体重をしっかり傾けたターンが可能
- よりラディカルな動きにも対応
- Blackカラーの美しいデザイン
- ターンの軽快さは若干減少
- ツインフィン特有のスピード感は控えめに
- より多くのサーファーが乗りやすい設計

メイ
ツインフィンって上級者向けって聞いたことがあるけど、トライフィンになることで初心者にも乗りやすくなるの?
その通りです!ツインフィンは浮力が強く不安定感もあったので、上級者向けでした。しかしトライフィンになったことで安定感が生まれ、より幅広いレベルの方が楽しめるボードになりました。

ヒガ
技術的な性能評価

テイクオフ・パドリング性能
テイクオフ性能は非常に優秀です。
- 豊富なボリュームで早いテイクオフを実現
- パドリングがスムーズで疲労軽減
- 波キャッチ力が高く、小波でも楽しめる
- パドルバトルに疲れたショートボーダーに最適
ターン性能とマニューバビリティ
ボトムターンもトップターンも素直に反応してくれます。
ただし、適正体重以下の場合(私の55kgのケース)はオーバーフローのため、ミッドレングスのようにゆっくり大きなターンが基本になります。
鋭いターンを狙うとレールが引っかかることがあるため、体重に見合ったサイズ選択が重要です。
スピード・加速性能
加速性とスピードに関しては、波の質にもよりますが高いレベルです。
ただし、ミッドレングスのような長いボードと比べると、慣性モーメントによる波キャッチ力では劣ります。
どんな人におすすめ?推奨・非推奨ガイド

おすすめする人
- ショートボーダーで楽に波をキャッチしたい方
- パドリングバトルに疲れた方
- ミッドレングスから短いボードに挑戦したい方
- 体重70kg以上の初級者〜中級者
- リラックスした自然なサーフィンを楽しみたい方
おすすめしない人
- パフォーマンスショートのように動かしたい方
- 長めのミッドレングスのような乗り味を期待する方
- 体重60kg以下の軽めの方(オーバーフローのため)
- 完全な初心者(ある程度の基礎技術が必要)
購入前に知っておきたいポイント
Q
ツインフィンとトライフィン、どちらを選ぶべき?
A
初級者〜中級者にはトライフィンがおすすめです。より安定感があり、幅広いレベルの方が楽しめます。ツインフィンは上級者向けで、独特の乗り味を求める方に適しています。
Q
体重55kgでも乗れますか?
A
乗ることはできますが、オーバーフロー気味になります。もう少し小さいサイズがあれば理想的ですが、現在のラインナップでは70kg以上の方におすすめです。
Q
小波でも楽しめますか?
A
はい、膝腰サイズでもテストしましたが、テイクオフが早く小波でも十分楽しめます。豊富なボリュームで波キャッチ力が高いのが特徴です。
総合評価とまとめ






nanazero HB01 Standard EPS トライフィンは、ツインフィンからの進化により、より多くのサーファーが楽しめるボードになりました。
ビシバシ動かしたい方には不向きですが、リラックスした自然なサーフィンを楽しみたい方にとっては非常に良いボードです。
特に、ショートボードでのパドルバトルに疲れた方や、ミッドレングスから短いボードに挑戦したい方には、まさに理想的な選択肢といえるでしょう。
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メイ
詳しいレビューありがとう!私も体重的にはギリギリだけど、ショートボードに挑戦する前の段階として検討してみたいな。
そうですね。メイさんなら現在の7’0″から少しずつ短くしていく過程で、このHB01は良い選択肢になると思います。体重がぴったりなら、さらに乗りやすさを実感できるはずです。

ヒガ
nanazero HB01について詳しく知りたい方は、nanazero完全ガイドで全モデルの比較もご覧いただけます。また、HB01 ツインエッグの情報は「HB01 WOODSKIN ツインエッグレビュー」をご覧ください。