この記事でわかること
- DJI Mini 4 Pro をサーフィン撮影で使って良くなったと感じた点
- 波ズーム・海面すれすれなど、サーフ撮影での限界
- Mini 4 Pro が向いている人・向いていない人
- 現行の Mini 5 Pro に買い替えるべきかどうか
DJI Mini 4 Pro は、249g という手のひらサイズの軽さで、4K の縦撮影までこなせる空撮ドローンです。私はこれをサーフィンの撮影の仕事で、2024年から30回以上飛ばしてきました。今日は良かった点だけでなく、サーフ撮影で感じた限界も正直に書きます。
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実は私は、この Mini 4 Pro にたどり着くまでにDJIのドローンを3台、海に沈めています。その失敗の話はドローンを海で3台沈めた記録にまとめました。3台を失ったあとにたどり着いた今の主力機が、この Mini 4 Pro です。そして、この機体はまだ一度も落としていません。

目次
Mini 4 Pro を使って、何が良くなったか
前に使っていた Mavic Air 2S などと比べて、実際に飛ばして「これは進化した」と感じた点が4つあります。
送信機だけで飛ばせる(スマホ不要)
一番大きな変化がこれでした。
画面が一体になった送信機(DJI RC 2)になり、スマホを取り付けなくても飛ばせるようになりました。海辺での準備がひとつ減るだけで、こんなに楽になるのかと驚きました。砂や潮風の中でスマホを出し入れしなくていいのは、海で使う人にとって地味に大きいです。
風に強くなった
海の上は、陸より風が回りやすい場所です。
Mini 4 Pro は、以前の機体より風に踏ん張ってくれる感覚があります。もちろん軽い機体なので万能ではありませんが、少しの風で流されて肝を冷やす場面は明らかに減りました。
障害物検知の精度が上がった
全方向の障害物検知が付き、精度も上がりました。サーフィンを追いかけて低く飛ばすとき、この安心感は大きいです。
縦撮影にそのまま対応
4K のまま縦向きで撮れるようになりました。ショート動画やリールを主戦場にしている人には、これはうれしい機能です。横で撮った映像を無理に切り出すのと、最初から縦で撮るのとでは、仕上がりがまるで違います。

軽さとバッテリーは、トレードオフ
正直に書くと、バッテリーの持ちは、mini シリーズがずっと抱えている課題です。
いい波が続いているのに、バッテリーを気にして一度降ろす。そういう場面はあります。ただ、これは軽さと持ち運びやすさとの引き換えだと考えています。海まで気軽に持っていけて、サッと上げられる。その手軽さを取るなら、バッテリーはある程度割り切る機体です。
センサーサイズも、以前の Air 2S(1インチ)より小さい1/1.3インチです。数字だけ見ると見劣りしますが、日中のサーフ撮影で使うぶんには、私はまったく問題を感じていません。曇りや朝夕の暗い時間で差が出る、という程度の理解でいいと思います。
サーフ撮影で感じた「限界」
ここが、このレビューで一番伝えたいところです。Mini 4 Pro は良い機体ですが、サーフ撮影には向き不向きがあります。
- 波にズームで攻めるのは難しい:遠くの波を大きく寄せて狙うような撮り方は苦手です。
- 海面すれすれはおすすめしない:低く攻めると海水しぶきが飛んできます。私が3台沈めた身として、ここは無理をしないでほしいです。
- 本格的な仕事として突き詰めるには物足りない:一般的なサーフィン撮影には十分ですが、撮影を仕事の軸にするなら、最低でも Air 3S くらいの安定性とバッテリーが欲しくなります。
私自身はサーフィンの撮影の仕事でこの機体を使っていますが、それは「軽さと手軽さ」という自分の優先順位に合っているからです。求める絵が変われば、選ぶ機体も変わります。
サーフ撮影で気をつけていること
撮り方のコツをひとつだけ挙げるなら、操作を急がないことです。
ドローンの動きがクイックになると、映像がガクガクして見づらくなります。特にサーフィンのライディングは横に流れる動きなので、機体もゆっくり滑らかに合わせると、それだけで映像が見違えます。小さな機体ほど、丁寧に動かすと化けます。
こんな人に向いている・向いていない
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 携帯性を最優先したい | 波を大きくズームで攻めたい |
| 一般的なサーフィン撮影がしたい | 撮影を仕事の軸に突き詰めたい |
| ショート動画・縦撮影が中心 | 最高の安定性・バッテリーが必要 |
海で使うなら、水に強い撮影機材の考え方もあわせて知っておくと失敗が減ります。DJI Osmo Action 5 ProのレビューやGoPro HERO10のレビューもあわせてどうぞ。
現行の Mini 5 Pro に買い替えるべき?
現行モデルの Mini 5 Pro は、1インチセンサーになりカメラ性能が上がりました。私が「もう少しカメラが良ければ」と思っていた部分が、まさに強化された形です。
それでも私は、いま買い替えていません。
Mini 4 Pro で撮れる絵に、日中のサーフ撮影では不満がないからです。買い替えを迷っている人は、「カメラの画質を今すぐ上げたいか」で判断すればいいと思います。そこに強い不満がなければ、Mini 4 Pro は今でも十分に戦える機体です。
これから買うなら、送信機込みのセットが確実です。実売価格は10万円台からが目安で、セット構成やセールで変わります。最新の価格はDJI Mini 4 Pro(DJI RC 2 送信機付き)をAmazonで見るページで確認してください。
よくある質問
DJI Mini 4 Pro はサーフィン撮影に使えますか?
一般的なサーフィン撮影には十分使えます。私は2024年から30回以上、サーフィンのライディング撮影に使ってきました。ただし、波を大きくズームで攻めたり、撮影を仕事の軸に突き詰めたりする場合は、上位機のほうが向いています。
軽い機体ですが、海の風には耐えられますか?
以前の mini より風に強くなっています。少しの風で流される場面は減りました。ただ249gの軽い機体なので過信は禁物です。強風の日は無理に飛ばさないのが安全です。
バッテリーはどのくらい持ちますか?
標準バッテリーで最大約34分、大容量のPlusで最大約45分が公称値です。実際は撮影スタイルや風で短くなります。波が続く日はバッテリーを気にする場面があるので、予備を用意しておくと安心です。
スマホがないと飛ばせませんか?
画面が一体になった送信機(DJI RC 2)のセットなら、スマホなしで飛ばせます。海辺での準備がひとつ減るので、海で使う人にはこのセットが快適です。
Mini 5 Pro と Mini 4 Pro、どちらを買うべきですか?
カメラの画質を今すぐ上げたいなら、1インチセンサーになった Mini 5 Pro です。そこに強い不満がなく、価格を抑えたいなら Mini 4 Pro で十分だと考えています。私自身は日中のサーフ撮影で不満がないため、まだ Mini 4 Pro を使い続けています。
海の上で落ちたら、どうなりますか?
非防水のドローンは、海に落ちると海水が入り、回収できても壊れることがほとんどです。私はDJIを3台、海で全損させています。海面すれすれを狙うのは避け、余裕を持った高度で飛ばすことをおすすめします。
まとめ:軽さを取るなら、今でも十分な一台
DJI Mini 4 Pro は、携帯性を最優先する人と、一般的なサーフィン撮影には十分な万能機です。スマホ不要の送信機・風への強さ・縦撮影と、海で使ううえでの使い勝手がしっかり上がっています。
一方で、波をズームで攻めたり、撮影を仕事の軸に突き詰めたりするなら、Air 3S くらいの上位機を検討する段階です。まずは自分が「軽さ」と「攻めた画」のどちらを優先するかを決めてみてください。軽さを取るなら、Mini 4 Pro は今でも安心して選べる一台です。
撮影の道具も含めて、週末サーファーが無理なく長く海を楽しむための工夫は、40代フルリモサーファーが週末サーフィンを10年続けられる理由にまとめています。
