ウェットスーツは正しくケアすれば5〜7年使えるが、間違ったケアを続けると2〜3年で劣化が激しくなる。購入価格を考えると、ケアに使う5分間の価値は非常に高い。
ウェットスーツとは、ネオプレンゴムを素材とした防水・保温性のあるサーフウェアのことだ。体温を保持することで冷水域でのサーフィンを可能にする。日本では春〜冬にかけて使用頻度が高い。
私はサーフィン歴20年以上で、沖縄・関東・西日本と様々な水温帯でサーフィンをしてきた。過去に直射日光干しを続けたウェットスーツが3年で生地がよれよれになった経験がある。それ以来、ケアの方法を変えてから、同じメーカーのスーツが倍以上の期間使えるようになった。この記事では、正しいケア方法と絶対にやってはいけない行動をまとめる。
目次
海から帰ったらすぐやること
海水には塩分・砂・有機物が含まれており、乾燥すると生地を侵食し始める。帰宅後なるべく早く(理想は30分以内)、真水でリンスすることが最重要だ。
- シャワーまたはバケツの真水でウェットスーツ全体をすすぐ
- このとき裏表どちらもすすぐ。特にファスナー周辺・手首・足首は塩分が溜まりやすい
- 手で軽く揉み洗いし、塩分・砂を落とす
正しい洗い方
日常ケア(毎回)
- 真水でのリンスのみでOK。洗剤は不要
- 裏返してから干すと内側(肌側)のリンスが十分に行われる
- 強く絞らない。ネオプレンは圧力で内部構造が崩れやすい
月1回の本洗い
- ウェットスーツ専用洗剤(または中性洗剤)を水に溶かし、優しく押し洗い
- 洗剤が残らないよう、真水で十分にすすぐ
- ファスナーのスライダーにジッパーワックスを塗ると動きがスムーズになり劣化防止にもなる
正しい干し方・保管方法
| 干し方 | 推奨度 | 理由 |
|---|---|---|
| 日陰・風通しの良い場所で裏返して干す | ◎ 理想 | UV劣化を防ぎつつ内側から乾かせる |
| 室内・浴室で裏返して干す | ○ OK | 時間はかかるが生地への負担が最小 |
| 直射日光で干す | ✕ NG | UV・熱でネオプレンが硬化・劣化する |
| 乾燥機に入れる | ✕ 厳禁 | 高熱で生地が一瞬で壊れる |
ハンガーはNG。腰から折って干す
肩部分でハンガーにかけると、ネオプレンが自重で伸びて型崩れする。腰の部分で折り曲げて干すか、専用の太いウェットスーツハンガーを使う。細いワイヤーハンガーは生地に跡がつくため使用しない。
絶対にやってはいけない行動まとめ
| NG行動 | 起きること |
|---|---|
| 直射日光に長時間当てる | UV・熱でネオプレンが硬化、弾力を失う |
| 乾燥機に入れる | 素材が溶けるレベルのダメージ。即廃棄レベル |
| 細いワイヤーハンガーで干す | 肩部分に恒久的な型崩れが起きる |
| 強く絞る・脱水機にかける | 内部の発泡セル構造が壊れる |
| 海水に濡れたまま放置(24時間以上) | 塩分が素材を侵食、縫い目から劣化が進む |
よくある質問
まとめ
- 帰宅後30分以内に真水でリンスする(最重要)
- 裏返して日陰・風通しの良い場所で干す
- 直射日光・乾燥機・細いハンガー・強絞りはNG
- 月1回は専用洗剤で本洗い
ウェットスーツとサーフボードのケアをセットで習慣化すると、ギア全体の寿命が大きく変わる。サーフボード 保管方法|日焼け・熱による劣化を防ぐ5つのルールも合わせて確認してほしい。
