nanazero vs Beach Access どっちがいい?テストライダーが正直に比較【2026年版】

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「nanazeroにするか、Beach Accessにするか。調べれば調べるほど迷う」

この記事を読んでいるあなたと、わたしも同じ場所で止まっていた時期がありました。

わたしはナナゼロとビーチアクセス、両方のテストライダーです。利益相反があることは最初に伝えておきます。だからこそ、スポンサーサイトが書きにくいことも正直に書きます。

結論は「あなたの状況次第」です。でも、これは逃げじゃない。この記事では、自分で判断できるようになるための軸を渡したいと思います。

この記事でわかること

  • ナナゼロとビーチアクセスの根本的なちがい(素材・構造)
  • 価格帯の差が意味すること
  • レベル・目的・波質別の選び方(表で一覧)
  • 「一概に決められない」と正直に言う理由
  • 両方持つという考え方

まず知っておきたいこと

テストライダーとして両ブランドを使い続けているからこそ、最初に伝えたいことがあります。

ナナゼロとビーチアクセスって、同じチームが作っているんです。

ビーチアクセスがソフトボード中心のブランドとして先にスタートして、その後ハードボード部門としてナナゼロが誕生しました。

つまり「どちらが良いか」という問いは、正確には「ソフトボードとハードボードのどちらが今の自分に合っているか」という問いに変わります。

競合ブランドを選ぶような感覚で悩んでいると、少しもったいないです。両ブランドは「どちらが優れているか」ではなく、それぞれ別の目的に応えるように設計されています。

素材・構造のちがい

最も大事なちがいは素材と構造です。

ナナゼロ:ハードボード

ナナゼロはEPSフォームにグラスファイバーをラミネートしたハードボード構造です。一般的なサーフショップで売っているEPSボードと同じ種類になります。

乗り味を一言で言うと、波を捉えている感覚がある。ターンのときにレスポンスが返ってくる。その分、乗りこなすまでに慣れが必要です。

ビーチアクセス:3シリーズで別物

ビーチアクセスはまとめて「ソフトボード」と呼ばれますが、3シリーズで構造がまったく異なります。

シリーズ構造デッキボトム
m-softスポンジボード(モール型)ソフトソフト
StandardEPSソフトトップIXPEソフトHDPE(ハード)
HSEPSソフトトップ+ハードボトムIXPEソフト(薄め)ハード

m-soft(エムソフト)はコストコやキャッチサーフと同じカテゴリーのスポンジボードです。軽い・安い・ワックスフリー。この3つが揃っているのは確かに魅力的です。

ただ、実際に使うと気づく場面があります。「軽い=扱いやすい」では、ないんです。風の強い日に左右にブレやすく、波に持ち上げられやすい。この特性は、ある程度波を選べるサーファーには関係ないですが、乗り始めの段階だと難しさになります。

Standard(スタンダード)は、EPSコアをソフト素材で包んだ本格的なソフトトップボードです。同サイズのナナゼロと乗り比べると、スタンダードの方が波キャッチが楽でした。適度な重さが、パドリングの安定感を生んでいます。

HSはハードボトムのため薄いレールが作れる設計で、ターン時のレスポンスがソフトボードらしくない。掘れた波ではエッジが引っかかることがあるので、カジュアルなセカンドボードとして楽しむのに向いています。

詳しくはビーチアクセス全シリーズ比較|HS・スタンダード・エムソフトのちがいを徹底解説をご覧ください。

価格帯のちがい

2026年4月時点の価格帯を並べます。

ブランド/シリーズ価格帯
ナナゼロ(EPS)¥79,800〜¥112,800
ナナゼロ(WOODSKIN)¥99,800〜¥117,800
ビーチアクセス スタンダード¥58,800〜¥87,800
ビーチアクセス HS¥73,800〜¥84,800
ビーチアクセス エムソフト¥39,800〜¥54,200

エムソフト(¥39,800〜)とナナゼロ(¥79,800〜)の差は約4万円です。この差を「高い・安い」だけで判断すると、選択がぶれます。

エムソフトが安いのは製法のちがいです。金型に素材を流し込む方法で大量生産できるので、製造コストが下がります。ナナゼロのEPSは、サーフショップと同品質のハードボードを直販しているため、同スペックの他社ハードボードよりむしろ割安なくらいです。

「価格が安い=悪い」ではなく、目的がちがう。そう理解すると、選びやすくなります。

レベル・目的別の目安

あなたの状況に当てはまるものを確認してみてください。

あなたの状況目安理由
初心者・本気で上達したいナナゼロ MIDシリーズハードボードの感覚を最初から覚えた方が上達が早い
初心者・まず楽しめるか確かめたいビーチアクセス スタンダード(6’4″〜8’0″)波キャッチが楽・怪我リスク低・手軽
初心者・怪我リスクを最小化したいビーチアクセス スタンダード(7’0″〜8’0″)デッキが柔らかく、周りへのダメージを減らせる
出戻りサーファー・経験ありナナゼロ or ビーチアクセス HS波質・目標で分岐(下記参照)
中級者・コンディション別に使い分けたい2本持ち「どちらか」より「どう組み合わせるか」
家族・子供とシェアしたいビーチアクセス スタンダード(8’0″)長さがあり複数人で使いやすい
カジュアル・夏だけ使うビーチアクセス エムソフト or スタンダード手軽さ優先。シリアスな上達は目指さない

エムソフトが「入門向け」と紹介されることが多いのは、軽さ・安さ・ワックスフリーという特徴からで、その説明自体は嘘じゃないです。

ただ実際に使うと気づくことがあります。軽さが、海のコンディション次第で扱いにくさになる。特に風が入る日に、その差が出やすいです。

最初の1本にスタンダードをおすすめするのは、このためです。エムソフトは、ある程度波を選べるようになってから使うと、軽さが武器になります。

出戻りサーファーで波質・目標によって選ぶ場合はこちらです。

  • ハードボードの感覚を取り戻したい・上達目標が高い → ナナゼロ MIDシリーズ
  • 体への負担を減らしながら楽しみたい・日本の小波メイン → ビーチアクセス スタンダード 7’0″〜8’0″
  • ソフトボードのままハードに近い乗り味が欲しい → ビーチアクセス HS(6’10″クアッド or 7’6″〜シングル)

詳しい選び方はナナゼロ サーフボード おすすめ|レベル・波質別の選び方ビーチアクセス おすすめ|エムソフト・スタンダード・HS 選び方もあわせてご覧ください。

波質・使い方別の話

サーフィンをする場所や波質でも、向くボードが変わります。

日本の小波(膝〜胸サイズ)

千葉・湘南・宮崎・福岡など、日本の多くのポイントはパワーのない小波です。浮力が大きくて波キャッチが楽なボードが、こういった波では有利です。

この条件だと、ビーチアクセス スタンダードの7’0″〜8’0″はとても機能します。EPSコアの浮力と適度な重さが、風のある日でも安定したパドリングを生みます。ナナゼロのMini Malシリーズも同様に小波向けの設計です。

沖縄のリーフや風が入る日

沖縄はリーフブレイクが多く、風も入りやすいポイントが多いです。

こういったコンディションでエムソフトを使うと、波に持ち上げられやすく、風で流されやすいです。中級者以上がカジュアルに使うには問題ありませんが、しっかり練習したいならスタンダードかナナゼロが向いています。

沖縄のポイントでナナゼロとビーチアクセス スタンダードを交互に乗ったとき、腰〜肩サイズの波でどちらも十分楽しめました。波が掘れてきたときのレスポンスの鋭さは、ナナゼロの方が上でした。

エムソフトを最初に試した日のことを正直に書きます。

その日は少し風があった。

パドリングのたびに、ボードが左右にブレた。

同じ波に、5回乗れなかった。

「軽すぎるのが原因だ」と気づいたのは、後になってからでした。あのとき「初心者向け」という言葉を信じてエムソフトを選んでいたら、サーフィンが嫌いになっていたかもしれません。

エムソフトは悪いボードじゃない。ただ、初心者の最初の1本としては、状況が合わないことが多いです。

一概に「どちらがいい」と言えない理由

「ナナゼロとビーチアクセス、どちらがいいですか?」よく聞かれます。

正直に言うと、一言では答えられない。理由は2つあります。

① 同じチームが設計した、目的のちがう製品を比べているから

競合しているのではなく、補い合う関係です。「どちらが優れているか」ではなく、「今の自分に何が必要か」が問いになります。

② ボードに「正解」はないから

わたし自身、20年以上サーフィンをしてきて、これに何度も気づかされてきました。

ボードと波と自分の状況が合っているとき、サーフィンは面白くなります。逆に、どんないいボードでも、合っていなければ難しく感じる。

これはエムソフトも、ナナゼロも、スタンダードも、同じです。

サーフボード選びの基本的な考え方についてはサーフギア完全ガイド|道具選びの全知識もあわせてお読みください。

両方持つという選択肢

「どっちかひとつ」と悩んでいる方へ。「順番に持てばいい」という考え方があります。

わたしはナナゼロとビーチアクセス スタンダードを、その日の状況で使い分けています。コンディションが整っている日はナナゼロ。子供と一緒に行く日や、ゆるく楽しみたい日はビーチアクセスを持ち出す。

これは贅沢ではなく、道具を目的に合わせているだけです。

2本目を選ぶタイミングは、1本目で乗り続けているうちに自然とわかります。「こういう波の日に、違うボードが欲しい」という感覚が出てきたとき。

その感覚が出てきたら、そのとき考えればいいです。まずは1本選んで、海に入ることの方が大事だと、わたしは思います。

ナナゼロの全モデルはナナゼロ サーフボード 全ラインナップ比較、ビーチアクセスの全モデルはビーチアクセス 全種類ソフトボードまとめで詳しく解説しています。

よくある質問

ナナゼロとビーチアクセスは同じ会社ですか?

同じチームが両ブランドを手がけています。ビーチアクセスがソフトボード中心のブランドとして先行し、その後ハードボード部門としてナナゼロが誕生しました。設計の方向性が共通しているのはそのためです。

初心者にはどちらがおすすめですか?

「本気で上達したい」ならナナゼロのMIDシリーズ、「まず楽しめるか試したい・怪我リスクを下げたい」ならビーチアクセス スタンダードをおすすめします。エムソフトは軽さが初心者には扱いにくい場面があるため、最初の1本としては他の2つが向いています。

エムソフトはなぜ初心者向けと言われるのですか?

軽量・安価・ワックスフリーという特徴から「入門向け」と紹介されることがあります。その説明自体は嘘じゃないです。ただ、軽さが風の強い日には扱いにくさになることがあります。エムソフトの軽さが武器になるのは、ある程度波を選べるようになってからです。

ナナゼロとビーチアクセスを両方持つのは意味がありますか?

コンディション別・目的別に使い分けるなら十分意味があります。パフォーマンスを上げたい日はナナゼロ、家族と海に行く日にソフトボードを選ぶという使い方は自然です。まず1本で慣れてから、必要を感じたときに2本目を選ぶのがいいと思います。

予算が少ないので最初はエムソフトでいいですか?

予算を優先するなら選択肢に入ります。ただ、エムソフトの軽さが上達の妨げになる場面があることは知っておいてほしいです。少し予算を上げてビーチアクセス スタンダードにした方が、長い目で見て後悔が少ない可能性があります。

どちらを選んでもサーフィンはできます。悩むことより、海に入ることの方が大事。わたしはそう思っています。

まとめ

  • ハードボードの感覚で本格的に上達したい → ナナゼロ(MIDシリーズ or EPS)
  • 初心者・波キャッチの楽さ・安全性を優先する → ビーチアクセス スタンダード(6’4″〜8’0″)
  • 最安値・カジュアル・夏限定 → ビーチアクセス エムソフト(慣れるまで時間がかかる)
  • ソフトボードのままハードに近い乗り味を求める → ビーチアクセス HS
  • 経験者・コンディション別に使い分けたい → 両方持ちを検討

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ヒガシーサー

ヒガシーサー

ブロガー/クリエイター/サーフボード開発/テストライダー

サーフィン歴20年、Beach Access・nanazeroのテストライダー、サーフボード・サーフスケート開発チーム。19年間も上達できなかったが、オーストラリアの科学的メソッドで上達。その経験を軸にブログ・SNSで一般サーファーのためのサーフィン上達方法、楽しみ方を共有している。SNS総フォロワー6.5万人。

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