GoPro HERO9 Black のレビューを「サーファー向け」にまとめた記事です。サーフィン をしていて、ゴープロの購入を検討しているヒトの参考になるようにわかりやすくメリット・デメリットをまとめています。
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目次
GoPro HERO9 Black サーファー的視点のメリット
- 20MPの画素数
- 前面スクリーンでサーフィン自撮りができる
- バッテリーライフの向上で2時間以上海で使っても大丈夫
- 超広角撮影ができるMAXレンズモジュラー(別売)
- HyperSmooth3.0のメリット
- リニア+ホライゾンレベリングのメリット
- SuperView、広角、リニア、ズーム
- スローモーション撮影
- TimeWarp
- バイトマウントでライディング映像
ざっくりとしたメリットは以上になります。それぞれの項目をサーファー的視点でまとめていきます。
GoPro HERO9 と HERO8 のサーファーに必要なスペックの比較
GoPro HERO9 | GoPro HERO8 | |
---|---|---|
画素数 | 20MP | 12MP |
ビデオ | 5K30p | 4K60p |
100Mbps ビットレート | 5K/4K/2.7K | 4K/2.7K |
手振れ補正 | HyperSmooth3.0 | HyperSmooth2.0 |
水平維持機能 | カメラ内蔵 | アプリ使用 |
デジタルレンズ | リニア+ホライゾンレベリング、SuperView、広角、リニア、狭角 | SuperView、広角、リニア、狭角 |
前面スクリーン | カラー、ライブビュー | ステータス表示のみ |
対応モジュラー | メディアモジュラー、 Maxレンズモジュラー | メディアモジュラーHERO8対応モジュラー |
TimeWarp | TimeWarp3.0 | TimeWarp2.0 |
Hindsight | ○ | – |
スケジュールキャプチャ | ○ | – |
デュレーションキャプチャ | ○ | – |
サイズ | 71.8 x 50.8 x 33.6 | 66.3 x 48.6 x28.4 |
重量 | 158g | 126g |
バッテリー | 1720mAh(HERO8と互換性なし、バッテリーライフ30%向上、低温環境下で性能向上) | 1220mAh(着脱式、HERO9と互換性なし) |
サーファー的に嬉しいのは静止画の画素数が上がって、トリミング(後で切り取る)しても画質がそこまで落ちない点です。その代わり暗い場所でのノイズが心配ではありますが、サーフィン中の風景を高画素で残せるようになったのは嬉しい進化ポイントです。
サーフボードマウントに取り付けて自撮り撮影するなら HERO9 一択
サーフボードのノーズ部分にサーフマウントを取り付けて撮影したいなら HERO9 一択です。HERO8は前面ディスプレイで自分の姿を確認できないので、画角等の確認が難しくなります。
サーフィン中は確認することも少ないかも知れませんが、前面ディスプレイで撮ったシーンを再生で確認できるのも嬉しいポイントです。
2時間サーフィンしてもバッテリーが20%残ってた
実際にサーフィン中に撮影をしながらバッテリーのテストをしてみました。
*連続撮影ではなく、日によって撮影環境が違うので一概には比較できません。また前面スクリーンをONにすると、バッテリーの減りは早くなります。
歴代のGoProシリーズでは4K動画を撮影してたら、大体1時間前後でバッテリーがなくなる感じでしたが、HERO9 は4K撮影や2時間以上のサーフィン撮影でもバッテリーが20%以上残っていたので驚きました。
安心して4K動画のサーフィン映像を撮影できるので、体感としてはバッテリーライフ30%向上はすごくメリットのある進化ポイントです。
MAXレンズモジュラー(超広角レンズ)ならGoProMAXのような映像が撮影できる
GoPro HERO9 Black は更に超広角(視野角155度)なレンズモジュラーに交換できるようになりました。通常のレンズだと、サーフィン自撮り時に画角が足りないことも多いので、MAXレンズと交換ができるのはめちゃめちゃ便利ですね。*レンズが飛び出てしまうので傷つく可能性は高い。
ゴープロ9は大きくて重くなった
GoPro HERO9 と HERO8 を比べて感じるのは、とにかく大きくて重たくなったことです。アクションカメラとしてはデメリット部分になるし、サーフィンの時もやっぱり大きくなると使いにくく感じます。
カメラとしての性能は高まったけど、大きくて重くなったので例えばバイトマウントやフロートマウントを使う時に疲れます。
バッテリーライフの向上とカメラ本体のサイズはトレードオフな部分なので仕方ないかもしれませんが、ここだけはサーファー的に良くないポイントになります。
家電量販店で買うと2万円損する!買うなら公式サイトがオススメ(サブスク加入必須)
GoPro HERO9 Black を買うなら絶対に公式サイトがオススメです。1年間のサブスク加入(年額6,000円)が必須にはなりますが、それを差し引いてもSDカード込みで43,000円で購入できます。2万円以上安く買えるのは魅力的です。
- 定価 64,900円(税込)(セットなし単体)
- 公式サイト価格 54,800円(サブスクなし)
- サブスク加入 43,800円(フローティングハンドグリップ・マグネット付きスイベルクリップ、スペアバッテリー、32GBSDカード、ケース付属)
サブスクのメリットは1年間の無償交換、アクセサリー50%オフで購入可能、クラウドストレージ無制限利用です。
筆者はGoProMAXを購入する時に加入してから12月で1年になります。クラウドストレージに自動アップロードできる機能が便利過ぎるので更新する予定です。
年額6,000円を支払うだけで、GoProが2万円以上安く買えるなら、絶対公式サイトで購入するのがオススメです。
GoPro HERO9 Black のソフト面の特徴一覧
- 5Kビデオの撮影
- 20MPの静止画
- リニア+ホライゾンレベリング(手振れ補正と水平維持)
他にも特徴はありますが、サーフィンのシーンでメリットが多い GoPro HERO9 Black ソフト面の特徴は以上の通りです。
5Kビデオの撮影ができる
GoPro HERO9 Black は 5Kビデオの撮影ができます。5Kビデオ撮影のメリットは、例えば5Kビデオで撮影して、撮影コマから静止画を切り出す。フルHDに変換してよりズームした映像に編集するなどに使えます。ただ、ヒガシーサーは使いません。
20MPの静止画撮影
HERO9からは20MPの静止画が撮影できるようになりました。画素数が増えたので、超広角で撮影した写真をトリミングしても画像が荒れないメリットがあります。
その代わり暗所撮影ではHERO8の方が若干綺麗に写ります。画素数が増えることで光を取り込める量が少なくなるので、画素数が少ない HERO8 の方が若干ですが綺麗です。若干ですけど。
リニア+ホライゾンレベリングは本当にすごい
ゴープロ9 の ハイパースムーズ3.0 は手ブレを強力に抑えてくれます。また全ての撮影でブースト機能、リニア+ホライゾンレベリングが使えるようになりました。
すごいのは「リニア+ホライゾンレベリング」です。この機能を使うことで GoPro MAX と遜色のない手振れ補正、水平維持をしたままであらゆる撮影をこなすことができます。
サーフィン撮影時にも活躍してくれますし、子育ての場面でも超活躍します。GoPro HERO9 のリニア+ホライゾンレベリングは家族の思い出を残すカメラとしても優秀なので、全パパにオススメしたい。
GoPro HERO9 のお勧めアクセサリー
- サーフボードマウント
- ミニ三脚 Shoty
- ザ・ハンドラー
- バイトマウント
- 他
GoPro HERO9 Black をサーフィン目的で使うなら、サーフボードマウント、ミニ三脚 Shoty、ザ・ハンドラー、バイトマウントは持っておくと便利です。
特にサーフボードマウントは自撮り目的以外に、GoProを装着して動きの制限を少なくするメリットがあるので、お勧めできます。
購入は公式サイトがオススメ。年間のサブスクに加入すれば最大50%OFFで購入できます。
サーフボードマウントのレビュー
サーフボードに取り付けるマウントは粘着が強いサーフボードマウントを使っています。Amazonでも購入できますが思った以上に高いので、公式サイトで購入しています。通常価格は2,900円ですが、サブスク会員なら1,450円で購入できます。
ミニ三脚 ショーティーのレビュー
最も使用頻度が高いのは「ミニ三脚 Shoty」です。水には浮きませんが、三脚そのものが小さいので持ち運びがとても簡単で重宝しています。
それでいて三脚としても使えるので、陸上でもほぼ付けっぱなしで運用できます。公式アクセサリーには 3Way や MAX Grip がありますが、1番使いやすいのはミニ三脚のShotyです。
ザ・ハンドラーのレビュー
GoPro公式アクセサリーのザ・ハンドラーは、浮力があるので海でも浮いてくれます。サーフィン中に持ちながら撮影もできますが、邪魔になるので上級者向けです。
Amazonなどで買える格安のフローティングと違うのは、マウントがGoPro用のクイックリリースマウントになってるところです。
筆者の使い方としては、サーフボードマウントに取り付けておいて、必要な時はハンドラーに装着するという使い方をしています。
GoPro公式のザ・ハンドラーを選ぶメリットは、グリップが握りやすいこと、クイックリリースマウントであることの2点ですね。
バイトマウントのレビュー
バイトマウントはサーフィンの映像を自分視点で撮りたい時に使います。筆者はあまり使いませんが、GoPro公式のバイトマウントは「クイックリリースマウント」とセットになっているので、そのままサーフボードに取り付けることができます。
ずっと口に挟んだり、首にかけたりするのも大変なので、サーフボードマウントにバイトマウントのまま取り付けて使うこともできます。
もちろんザ・ハンドラーにもそのまま装着できます。
マグネット付きスイベルのレビュー
このシーンはマグネット付きスイベルを使って自分視点で撮影しています。陸上での撮影やVlogスタイルの動画に向いています。使い方としてはカバンのストラップに取り付ける、帽子に取り付けるなどです。
フローティングのレビュー
フローティング・・・GoProHERO9が大きく重たくなったから仕方ないかも知れませんが、フローティングの大きさと重さもサイズアップしています。
サーフボードマウントに装着して使っていますが、かなりデカいですね。普段の水没対策としてはお勧め出来ません。
ハンドルバーのレビュー
ハンドルバーは息子の自転車のハンドルに取り付けて使っています。サーフィンでは使いません。
カメラスリーブ+ランヤードのレビュー
GoPro HERO9 Black 専用のカメラスリーブ+ランヤードも購入して使っています。こちらはサーフィンで使うというよりも、日常生活で活躍してくれるグッズです。
GoPro は子供たちのファーストカメラとしても優秀なので、子どもに使わせるときはネックストラップを装着できるカメラスリーブ+ランヤードが便利です。
GoPro HERO9 に良くあるQ&A
Q
GoPro HERO9 と GoPro HERO8 の違いは何ですか?
A
HERO9 は前面スクリーンにカメラの映像を写せるので、自撮りがやりやすくなりました。5Kビデオの撮影、20MPの静止画撮影、バッテリーの長時間化など HERO8 では出来なかった性能を持っています。その代わり重量は HERO9が158g、HERO8は126gと32g重くなっています。
Q
水平維持機能、リニア+ホライゾンレベリングとは?
A
GoPro HERO9 の水平維持機能はカメラ内部に搭載されています。さらにリニア+ホライゾンレベリング機能を使えば最大傾斜45度まで傾けても水平を維持しながら撮影できる機能のことです。
Q
HyperSmooth2.0 とHyperSmooth3.0(ハイパースムーズ)の違いは何ですか?
A
HERO9の HyperSmooth3.0はすべてのビデオ設定で、ブースト機能、リニア+ホライゾンレベリングが使用できるようになりました。
*HyperSmoothはGoPro社の電子式手振れ補正の名称です。カメラの世界にはセンサーやレンズを動かして手ブレを抑制する「光学手振れ補正」と撮影した映像をデジタル処理することで手ブレを抑えた映像にする「電子手振れ補正」の2種類があります。電子手振れ補正は画角をトリミングして手ブレ映像を補正するため、光学手振れ補正と比べて画角が狭くなるという特徴があります。
Q
TimeWarp2.0 とTimeWarp3.0(タイムワープ) の違いは何ですか?
A
HERO8 Black の TimeWarp2.0 の機能に加えて、動画をリアルスピードに戻したときに音声が録音できるようになりました。また、ハーフスピードモード(リアルスピードの1/2)も追加されています。
*TimeWarpはタイムラプス映像に強力な手振れ補正「HyperSmooth」機能を割り当てた撮影機能のことです。
Q
Hindsight(ハインドサイト)とは何ですか?
A
Hindsight(ハインドサイト)の設定をONにすると、シャッターを押す15秒・30秒前から撮影記録ができるようになります。GoPro HEROシリーズはシャッターボタンを押してから撮影開始するまでのタイムラグがあるので、この瞬間に撮りたい!と思っても取れてなかったことが多いです。こうした撮り逃しを防ぐために生まれたのが Hindsight になります。
Q
スケジュールキャプチャーとは何ですか?
A
撮影開始時刻を事前に予約できる機能です。例えば午前1時に撮影開始を設定しておくと、その時間に GoPro HERO9 が撮影を開始してくれるという機能のことです。
Q
デュレーションキャプチャーとは何ですか?
A
デュレーションキャプチャーは録画を開始して、停止するまでの時間を選択する機能になります。
例えばスケジュールキャプチャーで午前1時に撮影を開始して、午後2時に撮影を終了させる。そんな機能になります。停止時間は最小15秒から、最大3時間まで。
Q
サーフィンで使えますか?
A
もちろん使えます。サーフボードマウント、フロートマウント、バイトマウントなどサーフィン撮影に役立つアクセサリーも豊富なので、サーフィン撮影に最適なアクションカメラです。
Q
GoPro HERO9 は初心者でも使えますか?
A
操作が独特ですが、タッチパネル操作なので簡単に使いこなせます。最初は難しいと感じますが慣れれば大丈夫です。
GoPro HERO9 Black を使ったサーファー的レビュー
GoPro HERO9 Black をサーフィンや日常で使ってみました。筆者が感じた使用感は次の通りです。
- 自撮り液晶が便利
- リニア+ホライゾンレベリングはすごい
- バッテリー容量は個人的に○
- 動画も写真も正当な進化
- プールや海遊びに大活躍
- 子育てカメラとして最高
- タッチの反応が良くない
- 時々フリーズする
- 大きくて重たい
自撮り液晶はあらゆる場面で便利に感じます。サーフィンもそうですし、子育てや日常で使うときも便利ですね。バッテリー容量が大きくなったのも嬉しい。動画と静止画は HERO8 と変わらないですね。子育てカメラとしてのアクションカメラは本当に心強いので、全パパにお勧めできます。
リニア+ホライゾンレベリングの機能も素晴らしいです。この機能は HERO9 の神機能なので、このために HERO9 を購入しても良い。
良くない点としては、タッチの反応が遅れる点ですね。これは以前のシリーズも同様ですが、アクションカメラ全般に言えることです。次シリーズの GoPro HERO10 では画質や性能よりもタッチ操作の快適さを重視して欲しいです。そうでなければ物理ボタンを増やして欲しい。
それからサーフィン撮影中にフリーズすることもしばしば見受けられました。熱暴走なのか、海水の問題なのか分かりませんが、そこはちょっとうーんですね。ただ、それは HERO8 も同様の問題を抱えています。
GoPro HEROシリーズでショートボード自撮りするのは難しいです。そこで活躍するのが MAXレンズモジュラーでしょう。人気すぎて購入できていませんが、購入できるようになったらレビューします。
バッテリーライフが向上しているので、カメラ本体のサイズと重量UPは仕方ありません。でも GoPro は小さい方が色々とメリットがあると思うので、自分のライフスタイルや使い方を考えてどちらかを選ぶのがオススメ。
まとめとして液晶画面で自分を確認しながら自撮りしたいなら GoPro HERO9 は買い。しかし、そうでない場合は GoPro HERO 8 でも十分。というのが筆者の結論です。
GoPro HERO9 レビューのまとめ
元々ゴープロは「自分のサーフィンや友達のサーフィンを撮影したい」という想いから創業者が開発した製品です。なのでサーファーが使ってなんぼのアクションカメラ。
実際に GoPro HERO9 を使ってみて感じたのは「自分のサーフィンを撮影するのに最適!」ということでした。
前面ディスプレイで自撮りするなら GoPro HERO9 が最適。MAXレンズモジュラーを使用すればショートボードにサーフマウントで取り付けても自撮りが可能になります。
でも自撮りしないなら GoPro HERO8 でも十分です。
動画性能や静止画の性能に大きな違いはありませんし、手振れ補正も HERO8 で十分強力です。ただしリニア+ホライゾンレベリングの性能は一考の価値あり。
どちらを購入しても最高のサーフィンのお供になってくれますよ。購入は公式サイトからが1番お得です。
家電量販店で購入すると2万円ぐらい損する計算になるので、購入するなら公式サイトから1年間のサブスクに加入して購入しましょう。