
メイ
サーフィン上達したいけど、海に行ける回数が限られてて…。陸でもできる練習方法ってありますか?
メイ:サーフィン歴3年の初級者
実は陸トレの方が効率的に上達できるんです。サーフィンは海での練習時間が限られるスポーツなので、陸での反復練習が上達の鍵になります。
ヒガ:サーフィン歴20年の解説者

ヒガ
サーフィン歴20年の実践者として、科学的メソッドを学んだ経験から、本当に効果のある陸トレグッズをご紹介します。
私も16歳からサーフィンを始めて、19年間は独学で練習していました。
しかし上達せず、間違ったパドリングで肩や肘を痛めてしまいました。
そんな時にオーストラリア発の科学的メソッドと出会い、そこから劇的に上達できるようになりました。
同じような悩みを持つ方に、実際に効果を実感できた陸トレグッズをお伝えします。
目次
サーフィン陸トレが重要な理由
まず、なぜ陸トレが効果的なのかを説明します。
サーフィンで「1万時間の法則」を達成するのは、実質的に不可能だからです。
- ライディング時間:10秒/1本
- 1回のサーフィンで乗れる本数:10本以下
- 週1回のサーフィンでの練習時間:1分半
- 1年間の練習時間:たった1時間20分
- 1万時間達成まで:約7500年

メイ
7500年って…縄文時代からサーフィンしてても足りないじゃない!
だからこそ陸トレで反復練習時間を積み重ねることが重要なんです。陸なら毎日でも練習できますからね。

ヒガ
陸トレで重要な3つのステップ
- 正しい練習方法を学ぶ
- 効果的な陸トレグッズを揃える
- 継続的に反復練習する
この3つのステップを実践することで、サーフィンは確実に上達します。
それでは、実際に効果のある陸トレグッズを順番に紹介していきます。
1. 科学的メソッドを学ぶ(最重要)
道具よりも先に、正しい練習方法を学ぶことが最も重要です。
実践者として断言できるのは、間違った練習を続けても上達しないということです。
- 間違った練習による怪我を防げる
- 何をどう練習すべきかが明確になる
- 経験則ではなく科学的根拠に基づいている
- 身体能力に関係なく誰でも実践できる
- 上達の過程を理解できる
私が学んだのは、オーストラリア発の科学的メソッドです。
コレクトサーフの公認アンバサダー(実践者・利用者)として、実際に効果を実感できました。
上達のためには、まず正しい知識をしっかりと身につけることが大切です。
2. サーフスケート(反復練習の王道)
サーフスケートは、サーフィンの基本動作を陸で反復練習できる最も効果的な道具です。
テストライダーとして開発に携わった経験から、特におすすめの2つをご紹介します。
- ターンの基本動作を反復練習できる
- 体重移動とバランス感覚を養える
- 毎日練習することで練習時間を積み重ねられる
- 安全な環境で基本動作を身につけられる
初心者から中級者の方には、コストパフォーマンスと性能のバランスが取れたモデルをおすすめします。


関連記事:サーフスケート5選徹底比較!初心者から上級者まで最適なボードの選び方
3. ハーフバランスボール(基本動作の練習)
サーフィンの基本動作「屈伸」「傾ける」「ひねる」を練習するために使用します。
これは11回ワールドチャンピオンを獲得したケリー・スレーターも語っている基本動作です。

メイ
基本動作って、そんなに重要なんですか?
とても重要です。この3つの動作ができるようになれば、サーフィンは確実に上達します。ハーフバランスボールなら自宅で毎日練習できますよ。

ヒガ
おすすめは直径60cm以上で、裏側にグリップが付いているタイプです。
安定性が高く、安全に練習できます。

ハーフバランスボールの使い方
動画のように「屈伸」「傾ける」「ひねる」の3つの基本動作を練習できます。
毎日少しずつでも継続することで、海での動作がスムーズになります。
関連記事:サーフィン基本動作は3つだけ【傾ける・屈伸・捻る】の要点解説
4. ソフトボード(イメージトレーニング)
注意:ソフトボードは本来サーフィン用です。陸トレで使用する場合は、ボードの下にマットを敷くなど、破損を防ぐ対策をしてください。
ソフトボードがあれば、自宅でスタンスの確認やテイクオフの練習ができます。
実際のボードで練習することで、海での動作がスムーズになります。

- 正しいスタンスの位置確認
- テイクオフの動作練習
- ニュートラルポジションの確認
- ターンの基本姿勢練習
ソフトボードでの陸トレ方法
動画のように、ゆっくりと動作を確認しながら練習してください。
5. バランスボール(パドリング強化)
バランスボールは、パドリングの姿勢と動作を練習するために使用します。
科学的メソッドでは、腹圧を使ったパドリングが重要だと教わりました。
バランスボールを使うことで、正しい姿勢でのパドリング練習ができます。
おすすめは直径65cm以上、耐荷重500kg以上のタイプです。

6. フォームローラー(疲労回復・ケア)
30代以降のサーファーには特におすすめのアイテムです。
サーフィンはパドリングや波待ちで「静」の動作が多いため、筋肉が硬くなりがちです。
フォームローラーでケアすることで、怪我の予防と疲労回復に効果があります。
- 筋肉の疲労回復促進
- 筋膜の癒着を改善
- 血行促進効果
- ストレートネックの改善
- 可動域の向上
7. プッシュアップバー(上半身強化)
サーフィンではパドリングで背中側の筋肉をよく使います。
バランスを取るために、前側の筋肉も鍛える必要があります。
プッシュアップバーを使うことで、効率的にインナーマッスルも鍛えられます。
週末サーファーの方でも、週2-3回の使用で十分効果を実感できます。
8. 腹筋ローラー(体幹強化)
体幹強化のために使用します。
サーフィンではバランスを取るために、強い体幹が必要です。
必ず「膝つきコロコロ」から始めてください。
いきなり立った状態で行うと、腰や肘を痛める原因になります。
9. ジェンガブロック(足指強化)
足指でブロックを摘んで積み上げる練習です。
科学的メソッドでも推奨されているトレーニングです。
足指の神経を活性化することで、繊細なレールコントロールができるようになります。

メイ
ジェンガで足指の練習?おもしろそう!
足指を手指のように使えるようになると、サーフボードとの一体感が格段に向上します。毎日少しずつでも続けてみてください。

ヒガ
10. トレーニングベンチ(パドリング練習)
パドリングの姿勢と動作を練習するために使用します。
長さ110cm以上のベンチタイプがおすすめです。
毎日少しずつでもパドリングフォームを確認することで、海での効率が向上します。
サーフィン陸トレグッズ10選まとめ

これまで紹介した陸トレグッズは、すべて実際に使用して効果を実感できたものです。
20年以上のサーフィン経験から、本当に効果があるアイテムのみを厳選しました。
サーフィンが上手くならない理由
多くのサーファーが上達しない理由は、海での練習時間が圧倒的に不足しているからです。
「1万時間の法則」をサーフィンで達成するのは、現実的に不可能です。
だからこそ、陸トレで反復練習時間を積み重ねることが重要なのです。
効果のない陸トレグッズ
20年以上の経験から、効果のなかった陸トレグッズもお伝えします。
- SURFSTIK(特定のサーフスケート)
- 一般的なバランスボード
- パドルアップ
- テイクオフトレーニングキット
- サーフボックス
※これは私の個人的な体験に基づく感想です。
効果には個人差があることをご理解ください。
よくある質問
Q
陸トレグッズは全部揃える必要がありますか?
A
最初は「科学的メソッドの学習」と「サーフスケート」から始めることをおすすめします。慣れてきたら徐々に他のアイテムも追加してください。
Q
陸トレはどのくらいの頻度で行えば効果的ですか?
A
週末サーファーの場合、週3-4回、1回15-30分程度で十分効果を実感できます。無理をせず、継続することが最も重要です。
Q
初心者でも効果は期待できますか?
A
むしろ初心者の方にこそ効果的です。正しい基本動作を身につけることで、変な癖がつく前に上達できます。
まとめ:陸トレで効率的にサーフィンを上達させよう
サーフィンの上達には「正しい知識×継続的な練習」が欠かせません。
海での練習時間が限られる週末サーファーこそ、陸トレを活用してください。
- 科学的メソッドの学習(最重要)
- サーフスケート(反復練習)
- ハーフバランスボール(基本動作)
- フォームローラー(ケア・30代以降)
- その他のアイテム(必要に応じて)

メイ
陸トレの重要性がよく分かりました!早速始めてみます。
継続が一番大切です。少しずつでも続けることで、海での変化を実感できるはずです。頑張ってください!

ヒガ
実践者として、同じような悩みを持つ方の上達を心から応援しています。
効果的な陸トレで、一緒にサーフィンを楽しみましょう!