はいさいヒガシーサーです。サーフィン用腕時計って使っていますか?
ヒガシーサーはサーフィンのフィットネスデータを測定できる Apple Watch series5 と、安くて壊れにくくておしゃれな NIXON タイムテラーP をサーフィン用腕時計として愛用しています。
この前、友人から「Apple Watchってサーフィンに使えるの?ネットで調べてもエアレビューだらけで本当の情報が知りたいんだよ」とメッセージがきました。
なので本記事はこれまでサーフィン用腕時計をいくつも紛失してきたヒガシーサーが、サーフィン用にアップルウォッチ5を実際に購入し、半年以上「沖縄のリーフブレイクサーフィン」で愛用してきた感想や注意点をまとめていきます。
目次
現代版サーフィン用腕時計に必要な機能

- 50m〜100mm防水/10気圧
- 耐衝撃、防塵性能
- 視認性
- GPSデータ
- フィットネスデータ測定
- 通話機能
- 離れた場所からドローンやカメラの操作ができる(未来)
現代版サーフィン用腕時計は「時間を確認できる」だけじゃ不十分です。
現代に必要なのは「GPSデータ」や「フィットネスデータ」、トラブル時の「SOSが可能な通話機能」などでしょう。
また近未来で備わってほしい機能は「ドローンを使った追従撮影」ができることです。この機能ができるようになれば、映像表現はさらに幅が広がっていきそうです。
こうした機能を備えた腕時計が「サーフィン用腕時計に適している」と言えます。
サーフィン用腕時計に不要な機能
- タイドグラフ表示(スマホで良い)
- 大きくて重い
- ラグジュアリーウォッチ
サーフィン用腕時計に不要な機能を「必要」と紹介されていることも多いです。その最たる例が「タイドグラフ表示」です。
タイドグラフは今の時代だったらスマホで確認ができます。海に向かう前、海に入る前に確認できれば十分です。
詳細な潮の動きが計測できたり、セットが何秒後に来る。みたいなことが分かるようになればタイドグラフも便利ですが、いまのところはまだ無理ですね。
あとダイバーウォッチのように大きくて重かったり、ラグジュアリーな時計はサーフィンに適してはいません。
サーフィン用腕時計の種類

サーフィン用腕時計は用途や目的によって選び方があります。
例えばサーフィンの用途に特化したサーフウォッチは「Ripcurl SEARCH GPS」シリーズなどがあります。
時間を見るだけならG-SHOCK、NIXON タイムテラーもオススメです。
フィットネス感覚でサーフィンの記録をしたいヒトは Fitbit や Apple Watch などのスマートウォッチをオススメします。
なのでサーフィン用腕時計の目的を並べると次の通りになります。
- GPSデータ測定&タイドグラフ表示ができる「Ripcurf SERCH GPS」
- 100m防水で安くてオシャレ「NIXON タイムテラー」
- フィットネスデータ測定ができる「スマートウォッチ」
この3つの中からご自身の求める機能を選んでサーフィン用腕時計を選ぶようにしましょう。
Ripcurl SERCH GPS はどんなサーフィン用腕時計なの?
性能 | |
---|---|
防水性能 | ◎ |
耐衝撃・防塵 | ◎ |
視認性 | ◯ |
GPS | ◯ |
フィットネス測定 | – |
通話機能 | – |
価格 | 47,300円(Amazon調べ) |
Ripcurl SERCH GPS はGPSを利用して、波に乗った回数、ライディングスピード、ライディングの距離、サーフィンしていた時間などを記録できます。
また Surfline とパートナーシップを結んでいるので波のコンディション、風、タイドなども見ることができます。
GPSデータはスマホやPCと連動させてデータを記録するので、できることはスマートウォッチと変わらないかもしれません。
価格も47,300円で、魅力的なサーフウォッチだけど機能面で見ると価格はやや割高に感じてしまうかもしれません。
NIXON タイムテラーPをサーフィン用腕時計として愛用する理由
性能 | |
---|---|
耐水性能 | ◎ |
耐衝撃・防塵 | ◎ |
視認性 | ◎(アナログ) |
GPS | – |
フィットネス測定 | – |
通話機能 | – |
価格 | 5,900円(楽天市場調べ) |
G-SHOCK や NIXON の防水腕時計はコスパに優れています。
私はこれまでに G-SHOCK も糸満のスーサイドで失くし(すぐ取りに戻ったけど盗まれてました)、NIXONのタイムテラーはハワイ滞在中に失くしました。
それでも懲りずに今でも NIXON タイムテラー を使っています。その理由は「安くて壊れにくいから」です。
特にタイムテラーの好きなところはデジタルではなくアナログ表示なので、個人的にすごく好みなんですよね。というのが防水腕時計の魅力です。
アップルウォッチは最強のサーフィン用腕時計である理由
性能 | |
---|---|
耐水性能 | ◯(50m耐水) |
耐衝撃・防塵 | △(耐衝撃、防塵ではない) |
視認性 | ◎ |
GPS | ◯ |
フィットネス測定 | ◎ |
通話機能 | ◯(セルラーモデル) |
価格 | 50,369円〜(Amazon調べ) |
そしてアップルウォッチ・・・。もう結論から言うとサーフィン用腕時計はApple Watch 一択で大丈夫です。
例えばライディングデータ計測は「 Dawn Patrol 」というアプリを使って計測ができます。
計測したデータは自動でアップルウォッチのアクティビティに記録されるので、これまた自動でスマホにデータが蓄積されます。
潮の干潮満潮を調べるタイドデータもアプリがあります。風向きやウネリなど、いろいろなことを調べることができますが、ぶっちゃけサーフィン前にスマホで調べればいいだけなのでサーフィン中に使う必要はないです。
ということで、アップルウォッチがサーフィン用腕時計としていかに最強なのか、ちょっとだけ語らせてください。
サーフィン用腕時計 アップルウォッチの50m耐水性能

多くの人が気になる「Apple Watchの耐水性能」と「サーフィンで使っても壊れないの?」という不安点を検証しました。
ちなみに検証のため保護シールはディスプレイに貼っておりません。(めっちゃ怖い)
AppleWatch series5 をサーフィン、海水浴、サーフトリップ等で数十回は使っています。
3m以上潜るようなダイビングはしておりませんが、2m程度なら海でも潜っています。
サーフィンのコンディションはリーフブレイクの肩、頭ぐらいのパワーのある波で数時間使うこともありました。
不安に感じる点はワイプアウトやセットの波を喰らうとき。ややハードな衝撃をアップルウォッチに食らった時です。
また衝撃に強いケースも必須です。そんな感じで使ってますが現在までに故障や水漏れ、不具合を起こしたことがありません。
サーフィン用腕時計 Apple Watch セルラーモデルかGPSモデルか

Apple Watchは通信回線を利用して通話ができるセルラーモデルと、GPSモデル(Wi-Fi)の2つから選ぶことができます。
セルラーモデルはドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアのスマホ契約をしていないと利用できません。
格安SIMを使っているので、残念ながら「セルラーモデル」を購入することはできませんでした。
セルラーモデルのメリットは仮に海に流されたり、なにか緊急時に連絡が取れるという安心感があります。
やっぱり家族がいると、この機能はすごく大切だなと思います。
GPSモデルは価格も安く、通信回線を使っての通話はできません。
GPSモデルはBluetooth接続ができるのでiPhoneと連携はできますが、せいぜい10m前後の距離でしか繋がらないので、サーフィン時の通話とかは難しいですね。
なので3大キャリアを利用されている方であれば、セルラーモデルをオススメしたいし、格安SIMでiPhoneを運用しているならGPSモデルの一択になります。
Apple Watch 40mm と 44mm どっちがオススメ?

サーフィン用途で使うなら、小さくて軽い40mmが使いやすいかもしれません。
ただ日常でも使う予定で、大きさの問題がクリアできるなら44mmのほうが使いやすいです。
液晶画面が大きいほうがタッチできる面積が大きいので、例えば起動時の暗証番号を打ち込む場面など、大きいほうが良いシチュエーションも多いです。
サーフィン用腕時計 Apple Watch の DawnPatrol がすごい

実際に使用してみたから分かりますが「 DawnPatrol 」というアプリがなければ、Apple Watchはサーフィン用の最強腕時計にはなりませんでした。
純正のフィットネスアプリ「アクティビティ」のメニューに「サーフィン」がありますが、それはあくまでもフィットネスデータを計測するためのものなので、サーフィンのライディング本数やスピードを測ることができないんです。
それだけでも高機能ですが、それだけだったら fitbit などのスマートウォッチでもできます。
DawnPatrol はサーフィン前にAppleWatchで起動するだけで、その日の移動距離、サーフィンの本数、フィットネスデータなどが自動で計測され、iPhoneにも同期されます。
なので今日のサーフィンを「どれくらい乗った」かデータで残るので上達にも繋がります。
例えば海に2時間入って1本しか乗れなかった日なんかも、反省点として振り返ることができます。
Apple Watch が 最強のサーフィン用腕時計である理由は「サーフィンのデータを計測できるようになった」からなんですね。
サーフィン用腕時計 アップルウォッチの注意点

- 紛失や故障のダメージがでかい
- 50m耐水は不安
- 液晶は壊れやすい
- ループバンドはオススメしない
- 真水に10分間浸けて海水を抜く
サーフィンで AppleWatch はサーフィン用腕時計として最強ですが、使うときの注意点もあります。一つ一つ見ていきましょう。
故障や紛失のための Apple Watch Care+ は加入すべき?
サーフィン用に使うのであれば「Apple Watch Care+」は入っていたほうがいいでしょう。
公式のCMでもサーフィンに利用している映像もあるので「過失、事故、不正改造」でなければ何かあったときの保証を受けることができます。
また、Apple Watch Care+ とは関係ありませんが海外サーフトリップ中の紛失であれば、海外旅行保険で全額戻ってくることもあります。
ISO規格22810:2010 の50m耐水はサーフィンで大丈夫なの?

AppleWatch series5 は腕時計の防水規格でISO規格22810:2010。5気圧防水程度とされています。
5気圧防水は水に触れる機会の多い水仕事、水上スポーツ(水泳、ヨット、釣り)などをされる方に安心な耐水性能となります。
水圧の激しいシャワーや水道水には弱いそうなので、サーフィンのワイプアウトには注意が必要です。
ネットで見かけた情報の9割以上が「えっサーフィンで利用してないのにサーフィン用腕時計としてオススメして大丈夫なん?」って情報ばっかりなので、私も不安でした。
あくまでも私の使用条件ですが、半年間利用していまのところ故障や不具合が起きたことはないです。
ただ、液晶画面は若干擦れてしまってますね。(液晶保護シールを貼れば問題無い)
液晶画面は保護シールと保護ケースで万全にしておくべき
Apple Watchの液晶画面は頑丈に作られていますが、サーフィンで利用するなら保護シールや保護ケースを使いましょう。
保護シールはよく剥がれちゃうので消耗品の感覚で購入してください。
Apple Watch Spigen ラギッドアーマープロの勧め

アップルウォッチは様々なケースが選べますが、純正のループバンドやスポーツバンドはオススメしません。
試しにサーフィンのときに利用しましたが、何度も外れそうになりめちゃめちゃ危険でした。
なのでしっかり金具を使ってホールドできる「Spigen ラギッドアーマープロ」を超オススメします。
オススメすぎて私は2個持ってます(なぜ?)
Apple Watch を海で使ったら10分間は真水に浸けておきましょう
Apple Watchをサーフィンで使ったら必ず10分間は水に浸けて海水を溶かしてください。
私は海から上がったら、まず水を入れてる水タンクに Apple Watch や GoPro を入れて海水を抜きます。
海水を抜くタイミングはなるべく早いほうが良いので、まず真っ先にそうしています。
これまで多数の防水デジカメを壊してきた経験があるので、そこは徹底するようにしています。
最強のサーフィン用腕時計のまとめ

サーフィン用腕時計は目的に合わせて使い分けるほうが便利でオススメです。
私は NIXON タイムテラー と AppleWatch 5 を海のコンディションに合わせて使っています。
価格が安く、壊したり失くしたりしてもダメージが少ないサーフィン用腕時計と、サーフィンのフィットネスデータを測定できるApple Watchのおかげで、クオリティオブサーフィンライフが各段に向上します。
サーフィンだけでなく家族の海水浴、サーフトリップ等にサーフィン用腕時計を活用してきて、言えることは・・・Apple Watch は最強のサーフィン用腕時計だったということでした。
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