知らず知らずに海を汚していませんか?
過去に流行った「水からの伝言」の話は科学的根拠がありませんが、それでも良い言葉や態度が自分自身や他人にプラスの影響を与えることは確かです。
人間だって「ありがとう」と言うと、言った方も言われた方もポジティブになれますよね。
量子力学によれば、この世界は「粒子」と「波」で構成されており、音の波は反射します。
悪口を言うと自分に返ってくるので、どうせ使うなら良い言葉を使ってポジティブなエネルギーを広げたほうがいい。
でもね、海や水は音の波を吸収する。
海で怒っているヒトも多いけど、汚い言葉や怖い態度も、海は何も言わず吸収しています。
そうやって「海に入ると浄化される」と言うけど、海はどうなんだろう?
海を大切にすることは大事。
でも海をキレイにするためには、ポジティブな言葉と、優しい態度を海に吸収させることも大事だと思うな。
目次
海はあなたの言葉をちゃんと聞いている
「今日、波良くないね・・・」
「イマイチな波だね・・・」
「あいつらムカつくんだよね・・・」
こんな言葉を海で使っていませんか?
人間だって、汚い言葉を投げかけ続けられたら、心はどんどん汚れていきます。自己肯定感も下がって「私なんて・・・」って思っちゃいますよね。
海はあなたの言葉をちゃんと聞いて、そして全て吸収しています。こんな言葉ばっかりをかけられている海はもしかしたら「どうせ私なんて・・・」って思っているかもしれないよ。
水からの伝言
過去に「水からの伝言」という自己啓発書が流行りました。
水は生きていて、ありがとう、大好きと声をかけるとキレイな結晶になり、バカ、嫌いという言葉をかけると結晶が崩れてボロボロになるという話でした。
もちろん科学的根拠はありません。
しかし、言葉の力と、言葉を正しく使う大切さを知ることができる道徳の本でした。
人間は70%が水分
ヒトの水分は新生児で75%、大人になるにつれ減少していき、成人男性になると60%、女性は50%とも言われています。
もし仮に水が言葉によって性質を変えるのであれば、人間の50%以上は言葉によって変えることができるということです。
もちろん、科学的根拠はありません。
それでも誰かに「ありがとう」と伝えると、伝えた方も、伝えられた方もポジティブな気分になりますし、「馬鹿野郎」と伝えると、伝えた方も、伝えられた方も嫌な気分になります。
水がキレイになったり、汚くなったりする科学的な根拠はないけれど、その言葉が発するエネルギーは吸収されているのかもしれない。
言葉でヒトは変わる
言語が変わると考え方や文化も変わります。一説によれば、ヒトは「言語こそが人間」という考え方もあるみたい。
例えば、生物はDNAを残すことを本能的にプログラムされています。種の存続ですね。
そのために子孫を残して種を存続させていくわけですが、人間だけは古くから「絵と文字」を残してきました。
最初は象形文字や絵です。そして文字を残せるようになり、15世紀には世界三大発明の一つ「活版印刷術」が生まれました。
人間は生物としてのDNAの他に「言葉を残す」ことができる生物です。ということは、実は言葉こそが人間であり、生物としての人間は、言葉を残していくための箱。という考え方もできます。
ちょっとオカルトになってきましたね。ということは新しい言語を作れるコンピューターは進化した人間ということになります。
こういう言葉に対する考え方は昔からあります。例えば、ヒトは言葉を使って天界に届くバベルの塔を作ろうとしたという逸話。それを恐れて神々は人間の言葉を分けたという話ですね。
まあそれくらいに「ことば」というのはヒトを変える力があるということです。
あらゆるエネルギーは粒子と波である
この世界のエネルギーは全て粒子と波で出来ています。量子力学の話ですね。
ヒトが言葉を発すると、空気が振動し、音の波によって相手に届きます。
壁に向かって言葉を発すると、壁が言葉を反射します。それは音の波が跳ね返るから起こる現象です。
いい言葉を使えばいい言葉が返ってくる
壁に向かって声に出して言ってみてください。
悪い言葉を使えば、それが自分に返ってくる。
良い言葉を使えば、それが自分に返ってくる。
海は言葉を吸収する
海や水は言葉を反射しません。
言葉を吸収しています。
海を汚してるのは自分自身
「今日、波良くないね・・・」
「イマイチな波だね・・・」
「あいつらムカつくんだよね・・・」
こんな言葉は全部、海が吸収しています。
海だってエネルギーの一部
海だって生きている。汚い言葉や汚い態度を海に吸収させるよりも、良い言葉や優しい態度を吸収してもらって、人間と同じように海も楽しんでもらいたい。
それが私のできる恩返しだと思っている。