「スノボ初心者のサーファーが、いきなりパウダーボードに乗って大丈夫なのか?」
正直、私も不安でした。
サーフィン歴は20年以上ありますが、スノーボードはほぼ未経験。
過去にレンタルボードで挑戦したことはありますが、全く滑れませんでした。
そんな私が、日本人向けパウダーボード「SEPPA Shapes AM01」を3日間試してきました。
場所は新潟の苗場・田代・神楽エリア。
結論から言うと、3日目にはパウダーを滑れるようになりました。
しかも、パウダーの感覚はサーフィンとほぼ同じだったのです。
この記事では、スノボ初心者のサーファーが体験した3日間のリアルな記録と、開発者・岩田さんから聞いたブランドの想いをお伝えします。
目次
スノボ初心者のサーファーがパウダーボードを試した理由

なぜサーフィン歴20年以上の私が、今さらスノーボードを始めたのか。
きっかけは、SEPPA Shapesの開発チームとの出会いでした。
「雪山をサーフする」というコンセプトに興味を持ち、実際に試してみることに。
ただ、正直なところ不安しかありませんでした。
- 過去のスノボ経験はレンタルボードで転びまくった記憶だけ
- 40代の体で3日間もつのか
- パウダーボードって上級者向けでは?
- サーフィンの感覚が本当に活きるのか
これらの疑問を、身をもって検証してきました。
3日間の体験記録|苗場・田代・神楽

ここからは、3日間の体験をリアルにお伝えします。
同じようにスノボ初心者のサーファーの参考になれば幸いです。
1日目:レンタルボードで2時間転びまくった(苗場)

初日は苗場スキー場でスノボのリハビリからスタート。
まずはレンタルボードで感覚を取り戻そうと思いました。
結果は散々でした。
2時間ほど滑りましたが、まともにターンできません。
何度も転び、体中が痛くなりました。
「サーフィンの感覚が活きる」なんて嘘だと思いました。
サーフィンでは体重移動でターンしますが、スノボは全く違う。
エッジを立てる感覚がつかめず、傾けると傾けた側にそのまま倒れる。
圧雪バーンには「抵抗」がないのです。
サーフィンなら水の抵抗でバランスが取れますが、雪にはそれがない。
この日は「やっぱりスノボは向いてない」と落ち込んで終わりました。
2日目:AM01に乗り換えたら世界が変わった(田代・神楽)

2日目は、いよいよSEPPA AM01を試します。
開発チームの方がビンディングの設定を調整してくれました。
ポイントは「サーファー向けのスタンス」です。
- 前足と後ろ足の角度をボードに対して斜めに設定
- 膝を入れやすく、骨盤を前に向けやすい角度
- サーフィンのスタンスに近づける調整
この設定変更が、劇的な違いを生みました。
滑り出した瞬間、「あれ、滑れる」と感じました。
レンタルボードとは明らかに違う安定感。
ターンも自然にできるようになりました。
AM01は155cmという長さですが、接雪長は115cm。
見た目より短く感じ、取り回しがしやすかったです。
サーフィンで例えると短めのミッドレングスのような乗り味でした。
この日は田代・神楽エリアを滑り込みました。
圧雪バーンはまだ苦手でしたが、コース脇の柔らかい雪(サイドパウダー)では不思議と安定。
「もしかして、パウダーならもっと滑れるのでは?」
そんな予感がしました。
3日目:パウダー初体験、サーフィンと同じ感覚だった

3日目の朝、ゲレンデには新雪が積もっていました。
人生初の本格的なパウダー体験です。
結論から言うと、サーフィンと感覚がほぼ同じでした。
パウダーに入った瞬間、ボードが浮き上がる感覚。
これはサーフィンでテイクオフした時の浮遊感に似ています。
そして、ターンした時に「抵抗」を感じました。
圧雪バーンにはなかった、あの抵抗です。
サーフィンでレールを入れた時に感じる水の抵抗と、ほぼ同じ感覚。
その抵抗を使ってバランスを取り、ターンができる。
「これがパウダーか」と感動しました。
圧雪バーンが難しかった理由がわかりました。圧雪には「抵抗」がない。だから傾けると倒れる。でもパウダーには雪の抵抗がある。だからサーフィンの感覚でバランスが取れるのです。
サーファーがパウダーで感じた「水と雪の共通点」


3日間の体験を通じて、サーフィンとパウダーボードの共通点と違いが明確になりました。
共通点:抵抗を使ったバランスとターン
パウダーとサーフィンの最大の共通点は「抵抗」です。
サーフィンでは水の抵抗を使ってターンします。
レールを入れると水が押し返してくる、あの感覚。
パウダーでも全く同じことが起きます。
エッジを入れると雪が押し返してくる。
その抵抗を使ってバランスを保ち、ターンする。
ボトムターンの感覚は驚くほど似ていました。
後ろ足に体重を乗せて、グッと踏み込む感覚。
サーフィンで培った体重移動が、そのまま活きました。
違い:圧雪バーンはサーフィンとは別物
一方で、圧雪バーンはサーフィンとは全く違いました。
硬い雪面には「抵抗」がありません。
エッジを傾けても、押し返してくる力がない。
だから傾けると、そのまま倒れてしまう。
圧雪バーンでは、エッジを「立てる」技術が必要です。
これはサーフィンにはない、スノーボード特有の技術。
私はまだ習得できていません。
ただ、AM01はパウダーボードながら圧雪でも安定していました。
転びまくったレンタルボードとは大違いです。
ビンディング設定の重要性

今回の体験で最も重要だったのは、ビンディングの設定です。
レンタルボードは一般的な設定のまま。
AM01は、サーファー向けに角度を調整してもらいました。
| 項目 | レンタルボード | AM01(調整後) |
|---|---|---|
| スタンス角度 | 一般的な設定 | 前後とも斜め |
| 膝の入れやすさ | 入れにくい | 自然に入る |
| 骨盤の向き | 横向き気味 | 前向き |
| サーフィン感覚 | 全く違う | 近い |
この設定変更だけで、滑りやすさが劇的に変わりました。
サーファーがスノーボードを始めるなら、ビンディングの設定は必ず調整してもらうことをおすすめします。
開発者・岩田さんに聞いたSEPPA Shapesの想い
今回、SEPPA Shapesの開発者である岩田さんに直接お話を聞く機会がありました。
雑談の中で語られた、ブランドに込められた想いを紹介します。
「日本人向けのパウダーボード」を作りたかった
「海外ブランドのパウダーボードは、日本人の体格や体重に合わないことが多いんです」
岩田さんはそう語ります。
欧米人向けに設計されたボードは、日本人には硬すぎたり、長すぎたりする。
しかも、日本のパウダーは海外とは質が違う。
国内ブランドのパウダーボードも存在しますが、価格が高かったり、上級者向けのコンセプトが多かったりする。
「日本人の体格に合った、初心者でも扱いやすいパウダーボードを作りたかった」
それがSEPPA Shapes誕生のきっかけでした。
最も苦労したのは「硬さのバランス」
開発で最も苦労したのは、フレックス(硬さ)のバランスだったと言います。
「柔らかすぎると高速で不安定になる。硬すぎると低速で反応しない」
日本人の体重帯(50-75kg)で、日本の雪質で、ちょうど良いしなりが出る。
この絶妙なバランスを見つけるのに、約100種類の試作を重ねたそうです。
私が乗ったAM01 Mellow Flexは、確かに低速でもしっかり反応しました。
初心者の私でも扱えたのは、この「ちょうど良い硬さ」のおかげだったのです。
D2Cで「買いやすい価格」を実現
「パウダーは本当に楽しい。でも、パウダーボードは価格が高くて手が出にくい」
岩田さんはそう感じていたそうです。
パウダーボードの価格帯は5万円台から15万円以上まで幅広い。
特に、品質とデザインにこだわったボードは10万円を超えることが多い。
だからこそ、SEPPA ShapesはD2C(ネット直販)にこだわっています。
中間マージンをカットして、79,800円という価格を実現。
「良いボードを、買いやすい価格で届けたい」
この想いが、価格設定に表れています。
開発チーム全員がサーファー
「雪山をサーフする」というコンセプトは、単なるキャッチコピーではありません。
SEPPA Shapesの開発チームは、全員がサーファーです。
サーフィン、スノーボード、スケートボードなどを愛するチームが、雪山でもサーフィンの感覚を味わいたいと考えた。
その想いから生まれたのがSEPPA Shapesです。
私がパウダーで感じた「サーフィンと同じ感覚」は、まさに開発チームが目指していたもの。
コンセプトが本物だと、身をもって体験しました。
試乗会で「体感」してほしい
最後に岩田さんはこう語ってくれました。
「試乗会などを通じて、SEPPAの良さを体感してもらいたい」
日本人向けに特化したパウダーボードの乗り心地は、言葉では伝わりにくい。
だからこそ、実際に乗ってみてほしいと。
私も3日間乗ってみて、その言葉の意味がわかりました。
試乗会の情報はSEPPA Shapes公式Instagramで更新されています。
体験を踏まえた、日本人向けパウダーボードの選び方

3日間の体験を踏まえて、日本人がパウダーボードを選ぶ基準をまとめます。
基準1:体重に合ったフレックスを選ぶ
最も重要なのは、自分の体重に合ったボードを選ぶことです。
硬すぎるボードは、低速でしなりが出ません。
日本人の平均体重(60-70kg)なら、柔らかめのフレックスがおすすめ。
SEPPA Shapesの場合、以下が目安です。
| 体重 | おすすめモデル | 価格 |
|---|---|---|
| 50-60kg | AM02 Mellow Flex | 79,800円 |
| 60-70kg | AM01 Mellow Flex | 79,800円 |
| 65-75kg | AM01 Firm Flex | 79,800円 |
基準2:オールマウンテンタイプを選ぶ
初めてのパウダーボードなら、オールマウンテンタイプが無難です。
理由は、毎回パウダーに当たるとは限らないから。
私も3日間のうち、本格的なパウダーは3日目だけでした。
AM01は圧雪バーンでも安定していたので、パウダーがない日も楽しめます。
パウダー専用のPW01シリーズは、経験者向けです。
基準3:サーファーならビンディング設定を調整する
サーファーがスノーボードを始めるなら、ビンディングの設定は必ず調整してください。
一般的な設定では、サーフィンの感覚が活かせません。
前足・後ろ足の角度を調整するだけで、滑りやすさが劇的に変わります。
ショップで「サーフィン経験があるので、スタンスを調整したい」と相談してみてください。
よくある質問
Q
スノボ初心者でもパウダーボードに乗れますか?
A
私はほぼスノボ初心者でしたが、3日目にはパウダーを滑れました。ただし、基本的なターンができるレベルは必要です。全くの初心者なら、まず圧雪バーンで基礎を身につけてから挑戦することをおすすめします。
Q
サーフィン経験があると有利ですか?
A
パウダーに限っては、サーフィン経験が大きく活きます。雪の抵抗と水の抵抗は似ていて、体重移動やバランス感覚が共通しています。ただし、圧雪バーンはサーフィンとは別物。エッジを立てる技術は別途習得が必要です。
Q
SEPPA AM01は圧雪バーンでも滑れますか?
A
滑れます。AM01はオールマウンテンタイプなので、圧雪バーンでも安定しています。私はレンタルボードでは転びまくりましたが、AM01では圧雪でも滑れました。パウダーがない日でも楽しめるのは大きなメリットです。
Q
海外ブランドと比べてSEPPA Shapesの良さは?
A
日本人の体格(50-75kg)と日本の雪質に最適化されている点です。海外ブランドは欧米人体格がベースで、日本人には硬すぎることがあります。また、D2C(ネット直販)により79,800円という買いやすい価格を実現しています。
まとめ:サーファーこそパウダーボードを体験してほしい

3日間の体験を通じて、確信したことがあります。
サーファーこそ、パウダーを体験すべきだということ。
パウダーの感覚は、サーフィンとほぼ同じでした。
雪の抵抗を使ってターンする感覚、浮遊感、フロー状態。
すべてがサーフィンと共通していました。
圧雪バーンはまだ苦手ですが、パウダーはめちゃめちゃ楽しい。
これは嬉しい発見でした。
この記事のポイントをまとめます。
- スノボ初心者でも、パウダーなら3日で滑れるようになった
- パウダーの感覚はサーフィンとほぼ同じ
- 圧雪バーンとパウダーは全く別物
- ビンディング設定を調整すると滑りやすさが劇的に変わる
- 日本人には日本人向けのボードが合う
SEPPA Shapesは、日本人の体格と日本の雪質に合わせて作られたブランド。
開発者の岩田さんから直接話を聞いて、その想いの深さを知りました。
サーフィンと同じように、奥深い世界がそこにはありました。
これからは毎年、パウダーを滑りに行けるように頑張ります。
SEPPA Shapesの詳細は公式サイトでご確認ください。試乗会情報は公式Instagramで更新されています。
