nanazeroのサーフスケートは現在5モデル展開。乗っているサーフボードの長さと練習目的に合わせてモデルが変わります。この記事では、テストライダーとして全5モデルを実際に使い込んだ経験をもとに、どのモデルが誰に向いているかを正直に比較します。
📋 この記事でわかること
- nanazero全5モデルのサイズ・価格・対象者を一覧比較
- 乗っているサーフボードの長さ別のおすすめモデル
- コルクデッキとグリップテープデッキの使い分け
- テストライダーが「選び間違えた」と感じた理由
nanazeroのサーフスケートを買いたいのに、全5モデルから何を選べばいいか分からない——そんな相談を、SNSで何百件と受けてきました。
わたしはnanazeroのテストライダーとして複数モデルを実際に乗り込んでいます。就任のきっかけは、サーフスケートを使い始めてから長年悩んでいた肩と肘の痛みが消えたこと。その体験をYouTubeで発信したら、運営から連絡が来ました。
スポンサーなので「全部おすすめ」と言いたいところですが、そうもいきません。モデルによって向いているサーファー像が違うし、選び間違えると練習効果が半減します。この記事では、全5モデルを使ってわかった正直な評価をまとめています。
目次
nanazeroサーフスケート 全5モデルを一覧比較
まず全体像を把握するための比較表です。※価格は変動する場合があります。
| モデル | サイズ | 価格(税込) | 対象レベル | デッキ |
|---|---|---|---|---|
| Bamboo 30″ コルク | 30インチ | ¥18,800〜¥19,731 | 初心者〜 | コルクデッキ |
| Bamboo 31″ Fish | 31インチ | ¥19,800〜¥20,731 | 中級者〜 | グリップテープ |
| Bamboo 31 1/4″ ラウンドスカッシュ | 31.25インチ | ¥20,800〜¥21,731 | 中級者〜 | コルクデッキ |
| Bamboo 34″ ラウンドスカッシュテール | 34インチ | ¥21,800 | 中〜上級者 | コルクデッキ |
| Bamboo 36 1/2″ スカッシュ | 36.5インチ | ¥23,800〜¥24,731 | 中〜上級者 | コルクデッキ |
全モデル共通で「ボード単体」と「Tツールセット」の2パターンから選べます。サーフスケートを初めて買う場合はTツールセットを選ぶとウィール調整がすぐできるので便利です。
nanazeroサーフスケートに共通する特徴
5モデルを比較する前に、nanazeroサーフスケート全体に共通する特徴を押さえておきます。
- バンブー(竹)デッキ: 適度なしなりがあり、路面の衝撃を吸収しやすい。長時間乗っても疲れにくいのが特徴
- 国内サーファー設計: 日本の路面環境(アスファルト・コンクリート)を想定したトラック設定。沖縄の荒れたアスファルトでも安定して使えています
- 天然素材のコルクデッキ(31″ Fish以外): 素足に近い感覚でグリップし、ボード上での重心移動がわかりやすい
競合の海外ブランド(Carver・YOW)と比べると、価格帯が抑えられているのもnanazeroの実情です。詳しい違いはCarver vs YOW vs nanazeroの3ブランド比較記事で解説しています。サーフスケートの全体像はサーフスケート完全ガイドでまとめています。
各モデル詳細レビュー
Bamboo 30″ コルクデッキ|初めての一台に迷ったらこれ
5モデルの中で最もデッキが短く(30インチ)、価格も最も手頃(¥18,800〜)。安定感が高いため、サーフスケート自体が初めての方に向いています。
コルクデッキは素足・靴下・裏が薄いシューズのどれでも相性がよく、足裏への感覚が自然に伝わります。「ボードの上でどう重心を使えばいいか」を感じ取る練習には、このグリップ感が重要です。
実際に乗ると、短いデッキのおかげでプッシュ(足で地面を蹴る動作)がしやすく、平地でもすいすい進みます。30インチは見た目より小さく感じますが、身長170〜180cm台のサーファーでも十分対応できるサイズ感です。
こんなサーファーに向いています: サーフスケート初挑戦の方 / 短時間の陸トレをこまめにやりたい方 / 収納スペースが限られている方
正直なデメリット: 短いデッキは小波のカービング練習には少し安定感が落ちます。中波でのフェイスを使ったターン動作の再現には、もう少し長いモデルが向いています。
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Bamboo 31″ Fish グリップテープデッキ|カービングの切れを陸で磨く
5モデルの中で唯一「グリップテープデッキ」を採用しています。フィッシュシェイプのアウトライン(ノーズが広くテールが二股に分かれた形)が特徴で、波を掴んで前に進む感覚を再現しやすい設計です。
グリップテープはスケートボードと同じ感触で、シューズを履いての練習に向いています。素足だと少し摩擦が強く感じることがあります。
個別レビュー(nanazero Bamboo Fish 31″ 徹底レビュー)でも詳しく書きましたが、このモデルはテイクオフ後のアップスダウン練習に特化した設計です。テールのキックが強めで、加重抜重の切り替えをはっきり感じ取れます。
初めて乗った日、平地でのターンが思うようにできず、転びそうになりました(あの日の焦りは今でも覚えています)。それでも1週間乗り続けたら、サーフィン当日のファーストウェーブから体の軸が変わっていた。「地上での練習が海に直結している」と実感できた最初のモデルがこの31″ Fishでした。
こんなサーファーに向いています: ショートボードでのカービング精度を上げたい方 / アップスダウンを体に染み込ませたい中級者 / シューズを履いての練習派
正直なデメリット: 初めてのサーフスケートとしては反応が鋭すぎる面があります。コントロールに慣れるまで2〜3週間は必要です。
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Bamboo 31 1/4″ ラウンドスカッシュ|フィッシュとロングの中間地点
31.25インチとBamboo Fish(31インチ)とほぼ同じ長さですが、テール形状が「ラウンドスカッシュ」。フィッシュほど鋭くなく、ロングモデルほどゆったりでもない、ちょうど中間の乗り味です。
コルクデッキで安定感があり、ターンの切り返しがスムーズ。「カービング中に次のターンへの移行を練習したい」という中級者からの相談で、よくおすすめするモデルです。
カラーはDark Brownのみと選択肢は少ないですが、見た目のナチュラルな雰囲気は好みが分かれにくいデザインです。
こんなサーファーに向いています: Bamboo Fishが欲しいけどもう少し安定感も欲しい方 / ミッドレングスやハイブリッド系のサーフボードに乗っている方
正直なデメリット: Fishと31インチ差はわずか(0.25インチ)のため、両方試せない場合は価格と用途で判断するのが現実的です。
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Bamboo 34″ ラウンドスカッシュテール|ミッドレングス以上のサーファー向け
34インチは5モデル中2番目に長く、乗り味が明らかにゆったりとなります。個別レビュー(nanazero 34″ Bamboo 徹底レビュー)でも書きましたが、このモデルの真価は「ロングボードやミッドレングスの動きを地上で再現する」点にあります。
ボード上でノーズ側に重心を乗せるほど前に進む感覚、テール側に重心を置いたときのスローなターン——そういった波に乗っているときの感覚を陸で確認するのに使っています。
ある時期、MID01(6’6″)に乗り換えてからターンが遅くなった気がして悩んでいました(どこかでサーフィンが後退した感覚があり、焦っていた時期です)。34インチでノーズ重心→テール重心の切り替えを繰り返し練習したところ、ボードの動かし方が「引っ張る」から「乗る」に変わっていきました。ミッドレングスに移行した人にも、このモデルが效果的な理由がわかった体験でした。
カラーはBrown・Creamの2色。落ち着いた色合いでバンブー素材の雰囲気が最も生きているモデルです。
こんなサーファーに向いています: ミッドレングス(6’4″〜7’2″)を主に乗っている方 / ロングボードでのノーズライド練習をしたい方 / ゆっくりとしたターンを練習したい方
正直なデメリット: ショートボードを主に乗っているサーファーが34インチを使うと、「速さ」の感覚がサーフィンとズレてくる場合があります。ショートボーダーは31インチ系が相性よいです。
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Bamboo 36 1/2″ スカッシュ|ロングボーダーの陸トレ専用モデル
36.5インチは5モデルの中で最大。ロングボードを普段乗っているサーファーが、テイクオフからノーズライドまでの一連の動きを陸で確認するために設計されています。
乗った感覚は「ゆっくりとしたウェーブのターン」そのもの。体を大きく使い、重心移動でボードをコントロールする練習に向いています。ショートボードサーファーが乗ると、最初は「こんなにゆっくりでいいの?」と感じるくらい違います。
カラーはDeep GreenとBlackの2色。ラインナップの中ではスタイリッシュな色合いです。
こんなサーファーに向いています: ロングボード(9フィート以上)を主に乗っている方 / ノーズライドの重心移動を陸で練習したい方
正直なデメリット: 36.5インチは収納と持ち運びが少し不便です。練習場所へのアクセスが徒歩・電車が多い方は、34インチで十分なケースが多いです。
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どのモデルを選べばいい? 3タイプ別おすすめ
1,000人以上からサーフスケートの相談を受けてきた経験から、3タイプに分けるとシンプルに選べます。
| あなたのタイプ | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| サーフスケート初挑戦 | Bamboo 30″ コルク | 安定感が最も高く、最初の感覚づかみに最適 |
| ショートボード中心の中級者 | Bamboo 31″ Fish | カービング動作の再現性が最も高い |
| ミッドレングス・ロングボーダー | Bamboo 34″ または 36 1/2″ | 実際のサーフボード長に近い感覚で練習できる |
「マジックボードは存在しない」というのが私の持論で、サーフスケートも同じです。自分のサーフィンスタイルと合ったモデルを選ぶことが、上達への最短距離です。
nanazeroサーフスケートに関してよく受ける質問
Q: nanazeroサーフスケートはCarverと比べてどうですか?
A: Carverは海外ブランドならではの「しっかりとしたターン弧」を作れる設計で、価格は4〜5万円台。nanazeroは2万円前後で、日本の路面環境に合わせたトラック設定です。「どちらが上か」ではなく、「予算と練習スタイルに合わせて選ぶ」ものです。詳しくは3ブランド比較記事を参照してください。
Q: 初めてのサーフスケートを選ぶなら、何インチがいいですか?
A: 乗っているサーフボードの長さを目安にするのが基本です。ショートボード(5’6″〜6’0″)→30〜31インチ。ミッドレングス(6’4″〜7’0″)→34インチ。ロングボード(8’6″以上)→36.5インチが大体の目安になります。初挑戦なら乗っているサーフボードの長さに近い方を選ぶと、感覚のズレが少ないです。
Q: デッキの素材(コルク・グリップテープ)はどちらがいいですか?
A: 素足・薄底シューズで練習するならコルクデッキ。スケートシューズを履いての練習が多いならグリップテープデッキ(Bamboo 31″ Fish)が向いています。個人的には、サーフィンの感覚に近いのはコルクデッキです。
Q: Tツールセットと単品はどちらを選ぶべきですか?
A: サーフスケートが初めての方はTツールセットを選ぶことをおすすめします。ウィールの締め具合でトラックの「ゆるさ(可動域)」が変わり、それが乗り心地に直結します。最初から自分で調整できる状態にあると、練習しながら自分に合う設定を見つけられます。すでにスケボー工具を持っている方は単品でOKです。
Q: サーフスケートはいつ乗れば効果的ですか?
A: サーフィンに行く前日の夜に15〜20分乗るのが最も効果的です。翌日のサーフィンでやりたい動作を頭と体に入れてから海に入ると、反復回数が増えます。海に入れない週でも毎日少しずつ乗り続けることで、体の軸感覚が維持できます。
まとめ:nanazeroサーフスケートは「使い方で選ぶ」
nanazero全5モデルを整理すると、実は選び方はシンプルです。
- 初挑戦で安定感重視 → Bamboo 30″ コルク(¥18,800〜)
- カービング動作を磨きたい → Bamboo 31″ Fish(¥19,800〜)
- フィッシュとロングの中間 → Bamboo 31 1/4″ ラウンドスカッシュ(¥20,800〜)
- ミッドレングスの動きを陸で → Bamboo 34″(¥21,800)
- ロングボードの感覚を地上に → Bamboo 36 1/2″(¥23,800〜)
サーフスケートを使い始めた頃、肩と肘の慢性的な痛みが消えていきました。理由を考えると、サーフスケートでのトレーニングで「力で乗る」癖が少しずつ抜けていったのだと思います。道具が自分を変えるのではなく、道具を使うプロセスが変わる——そういう体験を、多くのサーファーにしてほしいと思っています。
全モデルの最新価格・カラーはnanazero公式ストアで確認してください。
サーフスケート選びで迷ったら、おすすめサーフスケート5選の記事も参考にしてください。複数ブランドを含めた比較を解説しています。
