【レビュー】nanazero サーフスケート 31″ Bamboo Fishはサーフィンの練習に繋がるのか?

14 min
nanazero サーフスケート

こんにちは、サーフィン歴20年以上のヒガシーサーです。このページはサーフスケート完全ガイドの一部で、今回はテストライダーとして開発にも関わったnanazero サーフスケート 31″ Bamboo Fishを徹底レビューします。「サーフィン練習に本当に役立つのか」「初心者でも乗りこなせるのか」という疑問に、実際の使用体験から答えていきます。

アキ

アキ

サーフスケートって種類が多くて迷いますよね。高いものが良いのかな?nanazeroってどうなんですか?サーフィン初心者でも乗れますか?

AI先生

AI先生

サーフスケートの乗り味はトラック(車輪を固定する金具)の構造に大きく左右される。nanazeroは安定性を重視した設計で初心者に適している。ハイエンドモデルほどの過敏な反応性はないが、それは初心者にとってはむしろメリットだ。まずは基礎を安定して練習できるボードから始めるべきだ。

この記事では、2万円台で手に入る高コスパなサーフスケート、nanazero 31″ Bamboo Fishが、サーフィントレーニングとして、また初心者の入門用として実際にどう役立つのかを徹底検証します。実際にサーフィンの上達に繋がるポイントから、改善してほしいポイントまで、率直にレビューしていきましょう。

nanazero サーフスケート 31″ Bamboo Fish 基本情報

nanazero サーフスケート
左:Brown/右:Black

まずはnanazero サーフスケート 31″ Bamboo Fishの基本スペックを確認しておきましょう。

デッキサイズ31インチ(約78.7cm) × 9.5インチ(約24.1cm)
ウィールベース約17インチ(43.2cm)
デッキ素材バンブー(竹)+ カナディアンメイプル
トラックnanazeroオリジナル カービングトラック
(Carver CXタイプに近い安定性重視設計)
ウィール60mm 78A (柔らかめで路面のショックを吸収)
ベアリングABEC-7(高精度ベアリング)
重量約3.0kg
価格19,800円(税込)

nanazero サーフスケート 31″ Bamboo Fishの最大の特徴は、2万円を切る価格でありながら、高品質なバンブー素材を使用したデッキとCarver CXに近い安定性の高いトラックを搭載している点です。多くの同価格帯サーフスケートと比較して、品質とデザイン性において優れたコストパフォーマンスを実現しています。

特徴的なパーツの解説

トラック: nanazeroオリジナルカービングトラックは、サーフスケートの代表格であるCarver CXトラックに近い設計思想を持ちながら、より安定性を高めた特徴があります。初心者にとって扱いやすい反応性と、適度な可動域を持ち、サーフィンの基本的なターン動作を再現できます。

nanazero サーフスケート
nanazero オリジナルCXトラック

デッキ: バンブー(竹)とカナディアンメイプルの組み合わせにより、強度と適度なしなりを両立させています。ナチュラルな木目の美しさとエコフレンドリーな素材使用は、デザイン面でも環境面でも高評価ポイントです。テール部分のキックやノーズのライズも、サーフスケートとして適切な角度で設計されています。

ウィール: 70mm径で硬度78Aの比較的柔らかいウィールを採用。アスファルトやコンクリートなど様々な路面での振動吸収性が高く、街乗りでも快適に使用できます。

デザインと質感

nanazero サーフスケート 31″ Bamboo Fishの外観と質感は、価格以上の高級感があります。

nanazeroサーフスケート
バンブー素材の美しい木目と質感

バンブー素材のナチュラルな木目と光沢は、他の同価格帯サーフスケートと一線を画すデザイン性の高さを感じさせます。持ち上げた時の軽さと、ボードを傾けた時のスムーズな動きは、作りの丁寧さを感じさせます。

フィッシュテールのシルエットは、クラシックなサーフボードを彷彿とさせ、サーフィンとの親和性を視覚的にも感じさせるデザインとなっています。グリップテープは使用せず、上面にもバンブー素材の美しさが活かされています。

各パーツの組み付けも丁寧で、特にトラックとデッキの接合部分はしっかりと固定されており、不安定さを感じさせません。ウィールやベアリングも、この価格帯としては上質な印象です。

実際の乗り心地とフィーリング

nanazero サーフスケート 31″ Bamboo Fishに実際に乗り、様々な条件で試した結果を詳しく解説します。

安定性と初心者適正

最初に乗った印象で最も感じたのは、想像以上の安定感です。YOWなどの超反応型トラックと比べると非常に乗りやすく、初めてサーフスケートに触れる方でも、すぐに基本的な動きをマスターできるでしょう。

特に、31インチという一般的なサイズ感と、しっかりとしたデッキ幅は、多くの日本人の体格に適しており、安定したスタンスを取りやすいです。デッキのしなりも適度で、急な動きに対しても予測可能な反応を示すため、初心者が怖がらずに徐々に限界に挑戦していくことができます。

アキ

アキ

安定感があるのは良いですね!でも、逆に反応が鈍くて物足りない感じとかはないんですか?

AI先生

AI先生

反応性と安定性はトレードオフの関係だ。確かにYOWのような超反応型と比べるとダイレクト感は劣るが、それはサーフィン初心者には逆にメリットとなる。基礎を身につける段階では、自分の動きとボードの反応を明確に関連付けて学ぶ必要がある。過敏な反応は足首だけで乗る誤った癖がつく危険もある。nanazeroは体全体の連動を促す、ちょうど良い反応性を持っている。

ポンピングとカービング

ポンピング(左右に体重を移動して前進する動き)のしやすさは、サーフスケートの重要な性能の一つです。nanazero Bamboo Fishでは、最初のキックでスピードをつけた後、比較的少ない力でポンピングによる加速が可能でした。

特にサーフィンのボトムターンを意識したカービングでは、ちょうど良い抵抗感があり、体重のかけ方やターンの入り方を練習するのに適しています。高速でのカービングでも、予測可能な挙動を示し、コントロール性に優れています。

ただし、YOWやSmoothstarといった超ルーズなトラックを持つモデルと比べると、急なターンや細かいラインチェンジの反応性は控えめです。これは初心者には安心材料となりますが、超高度なマニューバーを練習したい上級者にとっては物足りなく感じるかもしれません。

路面別の性能

様々な路面状況でテストした結果、以下のような特性がありました:

  • アスファルト路面:最も快適に走行可能。78Aの柔らかめウィールが小さな路面の凹凸を吸収してくれます。
  • コンクリート:スケートパークなどのスムーズなコンクリート面では最高の性能を発揮。スピードに乗りやすく、カービングも気持ち良く決まります。
  • 粗いアスファルト/タイル:ある程度の振動は伝わりますが、78Aウィールのおかげで許容範囲内。ただし、非常に荒れた路面や石畳では振動が大きくなります。

サーフィン練習への効果検証

サーフスケートを購入する主な目的の一つが「サーフィンの練習」であることが多いと思います。nanazero Bamboo Fishがサーフィン練習にどれだけ効果的なのか、20年以上のサーフィン経験とnanazeroの開発チーム参加経験から徹底検証しました。

アキ

アキ

サーフスケートが本当にサーフィンの練習になるんすか?スケボーとはやっぱり違うんすか?友達は「陸と海は全然違うから時間の無駄」って言ってたっす。

AI先生

AI先生

その友達の意見は完全に誤りだ。研究結果によると、正しく使用すれば陸上トレーニングはサーフィン上達に明確な効果がある。通常のスケートボードと異なり、サーフスケートは特殊なトラックシステムによってサーフィンの動きを忠実に再現できるよう設計されている。重要なのは正しい練習方法だ。

体重移動とボディポジション

nanazero Bamboo Fishを使ったサーフィン練習で最も効果的だと感じたのは、体重移動とボディポジションの習得です。海上でのライディング時に必要な前足と後ろ足の体重配分の感覚を、陸上で反復練習することができます。

特にボトムターンからトップターンへの一連の動作における体重移動は、サーフスケートでほぼ完全に再現できました。バンブー素材のフレックスが適度なため、海上でのサーフボードのしなりに似た感覚を得られる点も特筆すべきです。

ニュートラルポジションの習得

サーフスケート

サーフィンでの上達に不可欠なのが正しいニュートラルポジションの習得です。nanazero Bamboo Fishは31インチというコンパクトなサイズながら、そのデッキ幅とウィールベースのバランスにより、適切なスタンスで安定して立つことができます。

実際に2週間ほど練習した結果、サーフィン時の安定性が向上し、特に波に乗った直後のボトムターンへの移行がスムーズになったことを実感しました。これは主に、サーフスケートでの反復練習により「傾ける・屈伸する・捻る」という基本動作が身体に定着したためと考えられます。

目線と上半身の使い方

サーフィンにおいて「目線は体が向かう方向を導く」といわれますが、この感覚をnanazero Bamboo Fishで練習することが非常に効果的でした。ターン時に目線を先に向け、上半身をリードさせることで下半身が自然に追従する動きが、スケートでも波の上でも共通しています。

特に、ボトムターンからトップに向かう際の目線と肩の使い方の練習は、サーフィンでのターンの精度向上に直接繋がりました。カービングの感覚が掴みやすいnanazeroのトラックシステムは、このような練習に適しています。

効果的なサーフィン練習法

nanazeroサーフスケート

nanazero Bamboo Fishを使って、サーフィン上達に効果的な練習方法をいくつか紹介します。これらはサーフィン歴20年の経験と、多くのサーフスケートを試した結果から厳選したものです。

  1. STEP

    基本ポンピングの習得

    まずは平らな場所で、プッシュなしでポンピングだけで前に進む練習をします。ニュートラルポジションから膝を曲げ、腰を回転させながら体重を前後に移動させる動きを繰り返します。これはサーフィンでのパドリングからテイクオフ後の初動に相当する感覚を養います。

  2. STEP

    フロントサイドカービング練習

    ゆるやかな下り坂で、フロントサイド(つま先側)へのカービングを練習します。nanazero Bamboo Fishはトラックの反応が穏やかなため、初心者でも安心してターンの角度を徐々に深くしていく練習ができます。目線はターンの先を見て、肩を回転させることを意識しましょう。

  3. STEP

    バックサイドカービング練習

    多くのサーファーが苦手とするバックサイド(かかと側)へのカービングも同様に練習します。バックサイドでは特に目線と上半身の回転が重要になります。nanazeroのバンブーデッキのたわみが適度にあるため、バックサイドターン時の荷重感覚がサーフィンに近い形で練習できます。

  4. STEP

    連続ターンとラインどり

    サーフィンでのボトム→トップ→ボトムの連続した動きを想定し、S字を描くように連続ターンを練習します。ここでは一つ一つのターンではなく、全体の流れとリズムを意識することが重要です。31インチというサイズは、このような連続した動きの練習に適しています。

これらの練習方法について、より詳しい解説はサーフィン初心者がテイクオフから横に走るためのサーフスケート練習方法サーフスケートでアップスンダウンが上達する練習方法の記事もご覧ください。

サーフィンレベル別の活用法

nanazero Bamboo Fishは、サーファーのレベルによって異なる活用法があります。

サーファーレベルおすすめの練習期待できる効果
初心者(~1年)基本ポンピング、ニュートラルポジション、簡単なカービングテイクオフ後の安定性向上、基本的な横への動きの習得
中級者(1~3年)連続ターン、リズム感、多様なターンの練習波のセクションへの対応力向上、フロー感の向上
上級者(3年~)レールワーク、体重移動の微調整、スタイル向上より洗練されたターン、パワーサーフィングのための筋感覚

nanazero Bamboo Fishのメリット・デメリット

実際に使用したからこそ分かる、nanazero Bamboo Fishの良い点と改善してほしい点をバランス良く紹介します。

nanazero Bamboo Fishのメリット
  • コストパフォーマンスの高さ:同等の性能を持つ他ブランドと比較して2万円以上安価でありながら、十分なクオリティを確保している
  • 初心者への優しさ:トラックの反応が過度に敏感ではなく、初心者でも安心して乗れるバランスの取れた設計
  • 31インチの絶妙なサイズ感:持ち運びやすく、収納しやすいコンパクトなサイズながら、十分な練習スペースを確保
  • 優れた耐久性:バンブー素材のデッキは見た目の美しさだけでなく、耐久性も高く、長期使用に耐える
  • 環境面への配慮:サステナブルなバンブー素材を使用するなど、環境に配慮した製品設計
nanazero Bamboo Fishのデメリット
  • テールキックの高さが控えめ:急激なターンや高度なトリックを練習したい上級者には物足りなさを感じる可能性がある
  • 31インチ以外のサイズバリエーションの不足:体格によっては31インチが小さく感じる場合があるが、同シリーズで大きいサイズの選択肢が限られている
  • YOWやCARVERと比較した極端なターンの難しさ:非常にタイトなターンがしにくい(ただし初心者には適切な特性でもある)

スタンダードモデルとの比較

nanazeroのスタンダードモデルとBamboo Fishを比較すると、バンブー素材の使用による以下の違いがあります:

  • フレックス(しなり):Bamboo Fishの方がわずかにしなりがあり、深いカービング時の感覚がサーフボードに近い
  • 重量:バンブー素材は軽量で、スタンダードモデルよりも約200g軽い
  • 耐久性:バンブー素材は衝撃吸収性に優れ、長期使用での耐久性が高い
  • 見た目:バンブーの自然な木目が美しく、デザイン性に優れている

価格はBamboo Fishの方が約2,000円高いですが、その差を上回る価値があると感じました。特にデザイン性を重視する方や、より本格的なサーフトレーニングを考えている方には、Bamboo Fishがおすすめです。

他のサーフスケートとの比較

nanazero Bamboo Fishがサーフスケート市場で他のブランドと比較してどのような位置づけにあるのか、実際に複数のモデルを試乗してきた経験から解説します。

比較要素nanazero Bamboo FishCarver C7/CXYOWWOODY PRESS
価格中〜低価格帯
(16,000円台)
高価格帯
(35,000円以上)
高価格帯
(30,000円以上)
低価格帯
(15,000円台)
トラック特性バランス型
中程度の反応性
C7:深い傾き
CX:クイック反応
非常に敏感
高反応性
おだやか
安定重視
初心者適性★★★★☆★★★☆☆★★☆☆☆★★★★★
サーフィン
練習効果
★★★★☆★★★★★★★★★☆★★★☆☆
耐久性★★★★☆★★★★★★★★★☆★★★☆☆
アキ

アキ

Carverってnanazeroの2倍以上の値段するんですね!あと、YOWは上級者向けって聞いたんすけど、実際どうなんですか?

AI先生

AI先生

Carverは確かに高額だが、その独自のトラックシステムと耐久性に値する部分はある。YOWはトラックが非常に敏感で高反応なため、バランス感覚に自信がない初心者には確かに難しい。最適なのは目的や予算、自分のレベルに合わせて選ぶことだ。高いからといって必ずしも自分に最適とは限らない。

Carverとの比較

Carverは言わずと知れたサーフスケートの老舗ブランドで、C7とCXという2つの主要トラックシステムを提供しています。nanazero Bamboo Fishと比較すると:

  • 価格差:Carverは2倍以上の価格で、コストパフォーマンスではnanazeroに分がある
  • トラック比較:Carver C7は非常に滑らかなターン感で深いカービングが可能、CXは俊敏な反応が特徴。nanazeroはその中間的なバランスで、特に初心者には扱いやすい
  • 耐久性:Carverは長年の実績があり耐久性に優れる。nanazeroもバンブー素材の採用により十分な耐久性を確保
  • サーフィン練習効果:どちらもサーフィンの練習に適しているが、Carverはより本格的な動きが可能。nanazeroは学習曲線がマイルドで初心者が挫折しにくい

YOWとの比較

YOWは非常に特徴的なMerakiシステムを採用したスペインのブランドです。nanazero Bamboo Fishとの比較ポイントは:

  • ターンの特性:YOWは非常に敏感で小さな動きで大きく反応するため、高度なマニューバーの練習に適している一方、nanazeroはより安定した乗り味で基本動作の練習に適している
  • 初心者適性:YOWはその高い反応性から初心者には扱いが難しい場合が多く、nanazeroの方が明らかに初心者向け
  • 価格:YOWも高価格帯で、コストパフォーマンスではnanazeroが優位
  • 練習段階:基本動作の習得にはnanazeroが適し、より高度な技術を磨く段階ではYOWの特性が活きる

WOODY PRESSとの比較

WOODY PRESSは日本発のブランドで、コストパフォーマンスの高さが魅力です。nanazero Bamboo Fishとの比較では:

  • 価格帯:両者とも比較的手頃な価格帯で、初めてのサーフスケートとして検討しやすい
  • 素材・品質:nanazero Bamboo Fishの方がバンブー素材の採用など品質面でやや優位
  • トラック性能:nanazeroの方がサーフィンの動きにより近い設計で、練習効果が高い
  • デザイン性:バンブー素材の自然な木目が特徴のnanazero Bamboo Fishの方がデザイン性に優れる

実際に使用した経験から、nanazero Bamboo Fishが特におすすめできるユーザー像をまとめました。

nanazero Bamboo Fishをおすすめする人
  • サーフィン初心者〜中級者:基本動作の習得や動きの反復練習をしたい方
  • コストパフォーマンスを重視する方:性能と価格のバランスを求める方
  • 初めてサーフスケートを購入する方:扱いやすさと学習曲線の緩やかさが理想的
  • デザイン性を重視する方:バンブー素材の自然な木目とシンプルなデザインを好む方
  • 身長160〜175cm程度の方:31インチというサイズが最も適している体格
  • 環境に配慮した製品を選びたい方:サステナブルなバンブー素材を評価する方
あまりおすすめしない人
  • サーフィン上級者でハイパフォーマンスな動きを求める方:より反応性の高いYOWやCarver C7が適している
  • 身長180cm以上の大柄な方:31インチでは少し小さく感じる可能性あり
  • スケートパークでのトリック重視の方:一般的なスケートボードがより適している
  • トップブランドのステータス性を重視する方:CarverやYOWの方がブランド認知度が高い

よくある質問(FAQ)

nanazero Bamboo Fishについて多く寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q

組み立ては必要ですか?難しいですか?

A

nanazero Bamboo Fishは基本的に組み立て済みで届きます。箱から出してすぐに乗ることができます。ただし、輸送時の振動でネジが緩んでいる場合があるので、乗る前に各部のネジの締まり具合を確認しておくことをおすすめします。トラックのテンションを調整する場合は、キングピンナットを軽く締めたり緩めたりするだけで操作性を変えることができます。

Q

メンテナンス方法を教えてください。どのくらいの頻度でケアが必要ですか?

A

基本的なメンテナンスとして、砂や水気がある場所で使用した後は、乾いた布で拭くことをおすすめします。特にトラックは水に弱いため、濡れたまま放置するとサビの原因になります。ベアリングは3〜6ヶ月に一度、または汚れや回転が悪くなったと感じたときに洗浄・注油することで長持ちします。ボルトやナットも定期的に緩みがないか確認しましょう。詳しいメンテナンス方法はサーフスケートのメンテナンス完全ガイドをご覧ください。

Q

公道で乗っても大丈夫ですか?法的な問題はありませんか?

A

日本の法律では、スケートボード(サーフスケートを含む)は「遊具」として扱われ、道路交通法上の「車両」には該当しません。そのため厳密には公道での使用に関する明確な規制はありませんが、多くの自治体では歩行者の安全のために歩道での使用を条例で禁止しています。また、車道での使用も危険なため避けるべきです。安全に楽しむためには、スケートパークや広場など専用の場所、または人通りの少ない広い私有地で使用することをおすすめします。安全に関する詳細はサーフスケート安全ガイドを参考にしてください。

Q

身長や体重で選ぶポイントはありますか?31インチは私の体格に合いますか?

A

サーフスケートのサイズ選びでは、身長とスタンス幅(両足の間隔)が重要です。nanazero Bamboo Fish 31インチは、身長160〜175cm程度の方に最適です。これより身長が高い方は、より長いデッキのモデルを検討した方が快適かもしれません。体重については、nanazeroのトラックは一般的に80kgまでは問題なく対応できますが、より重い方は乗り心地が硬く感じる場合があります。その場合はトラックのテンションを少し緩めることで調整できます。詳細な選び方は【2025年最新】サーフスケート完全ガイドをご参照ください。

Q

トラックの硬さ調整はできますか?初期設定からカスタマイズする必要はありますか?

A

nanazero Bamboo Fishのトラックは、キングピンナットを調整することで硬さ・反応性を変えることができます。初期設定は中程度の硬さになっており、ほとんどの初心者にとって扱いやすい設定になっています。より鋭いターンをしたい場合は少し緩め、安定性を高めたい場合は少し締めるとよいでしょう。ただし、極端に緩めると部品が外れる可能性があるので注意が必要です。初めは初期設定のまま乗り、慣れてきたら少しずつ調整して自分に合った設定を見つけるのがおすすめです。

まとめ:nanazero Bamboo Fish 31インチ 総評

nanazeroサーフスケート

nanazero Bamboo Fish 31インチを約1ヶ月間使用した実感として、コストパフォーマンスの高さと初心者への優しさが際立つサーフスケートだと評価できます。特にサーフィンの基本動作を陸上で練習したいビギナーからサーフィン中級者にとって、理想的な特性を持っています。

改めて、メリットとデメリットを整理すると以下のようになります:

  • メリット:優れたコストパフォーマンス、初心者にも扱いやすい乗り味、スタイリッシュなデザイン、適度なサイズ感、環境に配慮したバンブー素材
  • デメリット:極端なターンには物足りなさがある、大柄な方には小さく感じる可能性、高級ブランドと比べるとステータス性で劣る

最終的な評価としては、5点満点中4.5点という高評価です。特に購入コストを抑えながらもサーフィン練習に効果的なモデルを探している方には、最もバランスの取れた選択肢の一つと言えるでしょう。バンブー素材の美しさと機能性が融合した、初心者から中級者まで長く使えるサーフスケートです。

nanazero Bamboo Fishをお得に購入する方法

nanazero Bamboo Fish 31インチは、以下の販売店で購入できます。

  • nanazero公式サイト:最も確実に最新モデルを入手できます
  • Amazon:Primeの迅速な配送が利用可能
  • 楽天市場:ポイントが貯まるメリットがあります

nanazero公式サイトでは、当サイト読者限定で使える5%OFFクーポンコード「higashisa」を使用すると、さらにお得に購入できます!

この記事はサーフスケート完全ガイドの一部です。サーフスケートに関するさらに詳しい情報は、以下の記事も参考にしてください。

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ヒガシーサー

ヒガシーサー

ブロガー/クリエイター/サーフボード開発

サーフィン歴20年の経験を持つ週末サーファー。Beach Accessとnanazeroのテストライダーおよびサーフボード・サーフスケート・フィン開発チームに参加。19年間上達できなかった経験から、科学的アプローチで効率的に上達する方法を研究。この経験を基に、初心者から中級者の週末サーファーが安全で楽しいサーフィンライフを送るための実践的な情報を発信しています。
Instagram:@higashisacom(3.5万人フォロワー)
YouTube:@higashisa(1.8万人登録者)
著書:「ブログで簡単!アフィリエイト 稼ぐ力をつけるための教科書」他3冊

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