こんにちは、20年以上のサーフィン経験を持つヒガシーサーです。Beach AccessとNanazeroのテストライダー・開発チーム参加者として、今回はサーフスケートの先駆的ブランド「Carver(カーバー)」のC7トラックを搭載した34インチモデルを徹底レビューします。
この記事はサーフスケート完全ガイドの一部であり、特に「サーフィンの陸上トレーニングとしてカーバーは本当に効果的なのか?」という視点から、5年以上の使用経験と20年のサーフィン経験に基づいて詳細に解説します。

サーフィンが上達しない主な原因の一つは「練習頻度の不足」です。特に週末だけのサーファーにとって、海に行ける機会は限られています。そこで注目されているのが、陸上でサーフィンの動きを練習できるサーフスケートです。
この記事を読むことで以下の疑問が解決します:
- Carver C7の基本性能とサーフィンの動きの再現度
- 他のトラック(CX、Surfskate等)との違いと選び方
- 初心者から上級者までのレベル別適性
- 長期使用での耐久性と維持費
- サーフィン上達に効果的な具体的な練習法
サーフスケートは単なる遊び道具ではなく、正しく活用すればサーフィンの動作をより深く理解し、身体に染み込ませるための優れたトレーニングツールになります。特にCarverは1996年創業の老舗ブランドで、トラックシステムの開発に特化してきた歴史があります。

ヒガ

メイ
私はサーフィン初心者なんですが、波のない日や平日でも練習したいんです。カーバーのC7は本当にサーフィンの練習になりますか?初心者でも扱いやすいですか?
結論から言うと、C7トラックは可動域が広くサーフィンの動きに最も近いですが、その分初心者には少し扱いにくい面もあります。この記事では初心者の方でも安全に楽しめるポイントや、効果的な練習方法も詳しく解説していきますね。

ヒガ
目次
Carver C7 34インチの基本仕様とスペック
まずはCarver C7 34インチモデルの基本的なスペックを確認しましょう。サーフスケートを選ぶ際には、デッキサイズ、トラックシステム、ウィールのサイズと硬度が重要なポイントになります。
デッキサイズ | 34インチ x 9.75インチ |
トラック | Carver C7(フロント)/ CX(リア) |
ウィール | Roundhouse 69mm 78A(コンクリート用) |
ベアリング | ABEC 7 |
デッキ素材 | 7層カナディアンメープル |
ウィールベース | 約17インチ(43.2cm) |
重量 | 約3.6kg |
価格帯 | 25,000〜33,000円 |
C7トラックシステムの特徴
Carverの最大の特徴はトラックシステムであり、特にC7トラックはCarverの中でも最もサーフィンに近い動きを再現できると言われています。

C7トラックの主な特徴は以下の通りです:
- スプリングベースのメカニズム:スプリングの反発力を利用した設計で、サーフボードのようなポンピングが可能
- 広い可動域:最大約30度の可動域により、鋭いカットバックやスナップのような動きが可能
- 調整可能なキングピン:トラックの硬さを調整できるため、経験や好みに合わせたセッティングが可能
- リアトラックとの組み合わせ:リアにCXトラックを使用することで安定性と駆動力を両立
デザインと外観
Carver 34インチモデルのデザインは、サーフボードを彷彿とさせるスワローテールを採用しており、見た目からもサーフィン志向の強さが伝わってきます。
デッキは適度なコンケーブとキックテールを持ち、足の配置が自然と決まるようなデザインになっています。グリップテープはサーフパッドのようなダイヤモンドパターンを採用しており、濡れた足でも滑りにくい工夫がされています。
カラーバリエーションは複数展開されていますが、ここでレビューしているのはSwallow(スワロー)モデルのBlue/Orangeカラーです。クラシックなウッドデッキの質感とビビッドなカラーデザインが特徴的で、サーフカルチャーを感じさせます。
Carverの他トラックシステムとの違い(C7 vs CX vs C5)
Carverには主に3種類のトラックシステムがあり、それぞれ特性が異なります。用途や好みによって最適なモデルが変わってくるので、違いを理解することが重要です。
トラックタイプ | 特徴 | 適性 | サーフライクさ |
---|---|---|---|
C7 | スプリングベース、広い可動域、サーフィンに最も近い感覚 | 中〜上級者向け | ★★★★★ |
CX | 軸ベース、軽量、扱いやすい、街乗りとの両立も可能 | 初〜中級者向け | ★★★★☆ |
C5 | リバースキングピン、軽量かつ安定、スケートに近い感覚 | 初心者〜スケーター向け | ★★★☆☆ |
C7トラックは最もサーフィンに近い動きを実現できますが、その分扱いにくさも感じる場合があります。初心者の方は、より扱いやすいCXから始めるという選択肢も検討すると良いでしょう。
実際に乗ってみた感想:乗り心地と操作性
私は5年以上、週に2〜3回はCarver C7 34インチを使用しています。実際に乗った感覚を正直にレビューします。
初乗りの印象
初めてC7に乗った時の印象は「想像以上の動きやすさ」でした。通常のスケートボードとは全く異なる挙動に驚きます。フロントトラックのスプリング機構により、体重移動だけでグイグイと前に進み、サーフィンでの「トップターン→ボトムターン」の動きを再現できる感覚があります。
ただし、この自由度の高さは初心者にとっては両刃の剣で、最初は不安定に感じるかもしれません。特に平坦でない路面では、予想外の方向に進んでしまうこともあります。
ポンピングの感覚
C7の最大の特徴はポンピングのしやすさです。上半身と腰の回転を使ったポンピングで、驚くほど加速していきます。これはサーフィンでのパドリングからテイクオフ後の加速感に非常に似ており、「波のないところでも波に乗っている感覚」を味わえます。
34インチというサイズは、安定性と操作性のバランスが取れており、ポンピングのための十分なスペースがあります。初心者の方にも体格の良い方にもこのサイズは扱いやすいでしょう。
ターンの感覚とスラッシング
カービングターンからスラッシュまで、C7はサーフボードの動きを高いレベルで再現できます。特に重心の前後移動と体重のかけ方がサーフィンと酷似しており、バックサイド/フロントサイドのターンの練習に最適です。
フロントトラックの可動域が広いため、急激なターンも可能です。これはサーフィンでの「スナップターン」に近い感覚で、スプリングの反発力を使って戻ってくる感覚もサーフボードのレールからの反発に似ています。
コンクリートの斜面や縁石を使えば、サーフィンのリップ(波のトップ)での動きも練習できます。特に34インチモデルはデッキが広いため、足の位置を調整しながら様々なマニューバーを試せます。
安定性と速度
C7はカービングや低速域での動きに優れていますが、高速域では若干の不安定さを感じます。特に下り坂や速度が出る場面では、フロントトラックの可動性が高いため、ふらつきやスピードウォブル(高速時の振動)が発生することがあります。
ただし、34インチサイズは比較的長めのウィールベース(車軸間距離)があるため、小さいモデルと比べれば安定しています。キングピンのナットを締めて硬さを調整することで、ある程度安定性を高めることも可能です。
私の経験上、C7はサーフィンの動きの練習には最適ですが、長距離のクルージングや高速走行を主目的とする場合はCXモデルの方が向いているでしょう。
サーフィン練習としての効果:本当に上達するのか?
Carver C7は「サーフトレーニング」を謳っていますが、実際にサーフィンの上達に繋がるのでしょうか?私の5年間の使用経験と20年のサーフィン経験に基づいて検証します。

メイ
サーフィン初心者ですが、テイクオフ後にうまく波に乗れません。Carver C7でどんな練習をすれば良いですか?
C7はテイクオフ後の「横への走り出し」の感覚を養うのに最適です。ゆるやかな下り坂で、前足に体重をかけながらポンピングで加速し、サーフィンのボトムターンを模倣する練習が効果的ですよ。

ヒガ
向上する具体的なスキル
5年間の使用経験から、C7を使った練習で特に向上したサーフィンスキルを以下にまとめます。
- 体重移動の感覚:前足・後足への体重配分とその切り替えのタイミングが向上
- ターンのイニシエーション:ターンを始める際の上半身の回転と目線の使い方が改善
- ボトムターンからのリップへの移行:ボトムでの加速からトップへの移行がスムーズに
- バックサイドターンの改善:特に苦手なバックサイドの動きが大幅に向上
- スピードコントロール:加速と減速のタイミングと方法の理解が深まる
特に顕著なのはバックサイドターンの向上です。多くのサーファーが苦手とするバックサイドの動きを、C7では安全に繰り返し練習できます。
効果的な練習方法
サーフィン上達のためのC7の効果的な使い方をいくつか紹介します。
サーフスケートでのアップスンダウン練習法についてはサーフスケートでアップスンダウンが上達する練習方法も参考にしてください。
Carver C7はこんな人に最適
Carver C7 34インチは全てのサーファーに最適というわけではありません。以下のような方に特におすすめです。
- 中級者以上のサーファーで、ターンやカットバックの練習をしたい人
- ある程度のバランス感覚がある初心者サーファー
- 身長170cm以上で体重60kg以上の方(このサイズが最適)
- サーフィンのオフトレーニングを本格的に行いたい人
- サーフィンの動きに最も近い感覚を求める人
- まったくのスケート初心者(まずはCXから始めることをおすすめ)
- 小柄な方(身長160cm未満の方には小さいモデルがおすすめ)
- 主に長距離移動や通勤などに使いたい人(CXの方が安定している)
- パークやボウルなどでのトリックを主目的とする人
- 予算を抑えたい人(WOODY PRESSなど価格帯の低いブランドがおすすめ)
特に体格に合わせたサイズ選びは重要です。体格の良い方には34インチモデルが最適ですが、小柄な方には31〜32インチのモデルをおすすめします。詳しいサイズ選びについてはサーフスケートおすすめ5選の記事も参考にしてください。
耐久性と長期使用での注意点
5年以上の使用を通じて、Carver C7の耐久性について実体験をもとにレビューします。
メンテナンスの必要性
Carver C7トラックは複雑な構造を持ちますが、標準的なスケートボードよりも意外にもメンテナンス頻度は少なく済む場合が多いです。C7の中心にあるスプリングとピボットアーム機構は、耐久性を考慮して設計されており、通常の使用であれば2年以上問題なく機能します。
主な摩耗ポイントと対応策
長期間使用して気づいた主な摩耗ポイントと対策をご紹介します:
- ピボットカップ(ラバー部分):年単位で徐々に硬化する傾向あり。乗り心地が硬くなってきたら交換を検討(Carver公式から交換パーツ入手可能)
- キングピンとブッシュ:CXトラックほど早くはないものの、ブッシュは消耗品。6ヶ月〜1年で硬さを確認し、必要に応じて交換
- スプリングの張力:極端に張力が弱まることは少ないが、長期間使用でわずかに変化する場合も。特性が大きく変わらなければ問題なし
- ボルトの緩み:振動で緩むことがあるため、月1回程度の増し締めがおすすめ

ヒガ
サーフスケートのメンテナンスについて重要なポイントがあります。トラックの経年劣化は徐々に進行するため、急に性能が落ちるわけではありません。乗り心地の変化に気づいたら、パーツの状態を確認してみましょう。特にサーフィンのトレーニング目的で使用している場合は、最適なフィーリングを維持することが重要です。
定期的なメンテナンスとして、3ヶ月に1回程度、ベアリングの清掃と注油を行うことをおすすめします。また、砂や水に頻繁に晒される環境で使用する場合は、使用後に水で軽く洗い流し、完全に乾かしてから保管すると長持ちします。より詳しいメンテナンス方法についてはサーフスケートのメンテナンス完全ガイドをご覧ください。
他ブランドとの比較
Carver C7を他の主要サーフスケートブランドと比較し、その違いを明確にします。
Carver CXとの違い
まず同じCarverブランド内でも特性が大きく異なるCXトラックと比較しましょう。
項目 | Carver C7 | Carver CX |
---|---|---|
メカニズム | スプリング付きピボットアーム | 改良型RKPトラック |
乗り心地 | 非常にルーズでフロー感が高い | 安定感があり反応は硬め |
ポンピングのしやすさ | 非常に簡単、初心者でも漕がずに進める | やや力が必要、正しい体重移動が重要 |
安定性 | 中程度、高速では不安定に感じることも | 高い、速度が出ても安定 |
初心者適性 | ◎(フローを体感しやすい) | ○(安定感があるが力が必要) |
サーフトレーニング効果 | フロー感覚の練習に最適 | 正確な体重移動の練習に最適 |
スケートパーク適性 | △(安定性に欠ける) | ◎(安定性が高く対応しやすい) |
重量 | やや重い | やや軽い |
C7とCXは同じCarverブランドでありながら全く異なる特性を持ちます。CXは安定感と反応性のバランスが良く、正確な体重移動の練習に向いています。一方のC7はポンピングの感覚を掴みやすく、サーフィンのようなフロー感を体験しやすいという特徴があります。詳しい比較はサーフスケートブランド比較もご覧ください。
YOW Merakiとの比較
近年人気の高いYOW(Your Own Wave)のMerakiシステムとCarver C7を比較します。
項目 | Carver C7 | YOW Meraki |
---|---|---|
メカニズム | スプリング付きピボットアーム | 統合型スプリングシステム |
乗り心地 | 滑らかでフロー感が高い | 非常にルーズで反応性が高い |
ターンの特性 | 滑らかな弧を描くようなターン | クイックでスナップの効いたターン |
初心者適性 | ○(フローは感じやすいが不安定) | △(反応が敏感で不安定) |
サーフトレーニング | フロー感覚、基本動作向き | アグレッシブなマニューバー向き |
価格帯 | 高価(3〜5万円) | 高価(3〜5万円) |
メンテナンス | 比較的少ない | 比較的少ない |
YOWはCarver C7よりもさらにルーズで反応性が高く、ショートボードサーファー向けの特性を持っています。特にスナップの効いたターンやクイックな動きを練習したい方に適しています。C7は全体的にバランスが取れており、初心者〜中級者までより幅広く対応できるシステムと言えるでしょう。
WOODY PRESS(ウッディプレス)との比較
コストパフォーマンスに優れたWOODY PRESSのThrusterシステムとも比較します。
項目 | Carver C7 | WOODY PRESS Thruster |
---|---|---|
メカニズム | スプリング付きピボットアーム | スプリングアダプター/トラック |
乗り心地 | 滑らかでフロー感が高い | 比較的安定し反応はやや控えめ |
完成度 | 非常に高い(洗練された機構) | 中程度(機能は十分だが洗練度は低め) |
価格帯 | 高価(3〜5万円) | 手頃(1〜2.5万円) |
サーフトレーニング | 非常に効果的 | 効果的(基本機能は十分) |
初心者適性 | ○(操作は簡単だが高価) | ◎(安定性と価格のバランスが良い) |
デザイン性 | 高い | シンプル |
WOODY PRESSは価格面で大きなアドバンテージがあり、サーフスケート入門には最適です。基本的なサーフィン動作の練習も可能ですが、C7と比較するとフロー感や動きの滑らかさ、反応性では一段階劣ります。予算に余裕があり、より本格的なサーフトレーニングを求めるならC7、まずは気軽に始めたい場合はWOODY PRESSが良いでしょう。詳しくはWOODY PRESS サーフスケート レビューをご覧ください。
その他のサーフスケートブランドとの位置づけ
サーフスケート市場全体の中でCarver C7の位置づけを簡単に図式化すると以下のようになります:
- 安定性重視:Carver CX、SLIDE、nanazero
- バランス型:Carver C7、WOODY PRESS
- ルーズで反応性重視:YOW、Smoothstar、Swelltech
C7は安定性と反応性のバランスが取れた位置にあり、サーフスケートの入り口として適しています。より安定感を求める方はCXなどの安定性重視モデル、より本格的なサーフトレーニングを求める方はYOWなどのルースなモデルを検討すると良いでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q
初心者でも乗りこなせますか?
A
はい、初心者でも比較的短時間で基本的な乗り方を習得できます。C7トラックはポンピング(蛇行運動で前に進む)が非常にしやすく設計されており、通常のスケートボードよりも簡単に動き始めることができます。ただし、最初は不安定に感じることもあるため、広い平坦な場所で練習することをおすすめします。慣れるまでは手すりなどを使って練習すると上達が早いでしょう。安定性を重視するなら、長めのデッキサイズ(33インチ以上)を選ぶと良いです。
Q
Carver C7とCX、どちらを選ぶべきですか?
A
目的によって選び分けるのがベストです。サーフィンのフロー感を楽しみたい方、ポンピングの感覚を掴みたい方、クルージングを主に楽しみたい方はC7がおすすめです。一方、より安定感を求める方、スケートパークなど様々な地形で乗りたい方、正確な体重移動やレールワークを練習したい方はCXが適しています。また、完全な初心者の方がサーフスケートの感覚を掴みやすいのはC7ですが、長期的に見て技術向上には両方の特性を理解することが役立ちます。詳しくはサーフスケートのトラック構造と選び方をご覧ください。

メイ
実は最近サーフスケートを始めようと思っているんですが、価格が高くて躊躇しています。Carver C7の価格ってどれくらいで、もっと安いおすすめのサーフスケートはありますか?
Carver C7完成品の価格帯は3〜5万円程度です。確かに初期投資としては高めですね。予算を抑えたい場合は、WOODY PRESSが1〜2.5万円程度で、基本的なサーフスケート体験が可能です。また、nanazeroのエントリーモデルも検討する価値があります。完全な初心者なら、まずはリーズナブルなモデルで基本を学び、上達してきたらCarverなどの高性能モデルへステップアップするという選択肢もありますよ。

ヒガ
Q
サーフィン初心者(波に乗れるようになったレベル)ですが、陸上練習に役立ちますか?
A
はい、サーフィン初心者にとって非常に役立つトレーニングツールです。特にCarver C7は以下の点で効果的です:
- 体重移動のタイミングと方法の習得(テイクオフ後の横への動き)
- ターンの基本感覚の習得(特にボトムターン)
- 上半身と下半身の分離動作の練習
- バランス感覚と体幹の強化
波のない日や短時間でも効率的に練習できるのが大きなメリットです。詳しい練習方法はサーフィン初心者がテイクオフから横に走るためのサーフスケート練習方法をご覧ください。
Q
34インチモデルは体重80kg、身長180cmの大柄な男性でも問題なく乗れますか?
A
乗ることは可能ですが、体重80kg、身長180cmの方の場合、34インチは少し小さく感じるかもしれません。Carverシリーズでは、35〜36インチ以上のモデル(Greenroom、Super Surfer、Courtney Conlogueなど)がより適しています。大柄な方は、足を置くスペースが広く、安定性が増すため、より長めのデッキを選ぶことをおすすめします。ただし、技術的なマニューバーを練習したい場合は34インチでも問題ありません。詳しくはサーフスケートの乗り方|初心者ガイドを参考にしてください。
Carver C7の購入方法
Carver C7トラック搭載モデルは、様々なルートで購入できます。できるだけお得に、そして確実に正規品を入手するためのポイントをご紹介します。
正規販売店とオンラインショップ
Carverサーフスケートは以下の公式チャネルから購入可能です:
- Carver公式サイト:最新モデルや限定カラーも含めた全ラインナップが揃う
- サーフショップ:実物を見て選べる利点があり、店舗によっては試乗も可能
- 大手スポーツ量販店:一部の人気モデルが取り扱われており、ポイント還元などのメリットも
- Amazon、楽天市場:公式出店者から購入すれば正規品保証あり、各種セールやクーポンの対象になることも
価格帯と予算の目安
Carver C7トラック搭載の完成品は、モデルによって価格が異なります:
- スタンダードモデル:32,000円〜38,000円程度
- コラボレーションモデル(アーティスト、プロサーファーなど):35,000円〜45,000円程度
- 限定モデル:40,000円〜50,000円程度
- C7トラックのみ(自分でデッキと組み合わせる場合):15,000円〜18,000円程度
予算に限りがある場合は、セールを狙うか、WOODY PRESS などの価格帯が低めのブランドから始めるのもおすすめです。
セール情報とお得な購入タイミング
Carverを少しでもお得に購入するためのポイントです:
- モデルチェンジ時期:新モデル発売前(通常春頃)に旧モデルが値下げされることがあります
- シーズンオフ:冬季(11月〜2月頃)は需要が落ち着き、セールになることがあります
- 大型セール:ブラックフライデー(11月)、ゴールデンウィークセール(5月)などのタイミング
- ポイント還元:楽天スーパーセールやAmazonプライムデーなどで実質割引になるケースも
サーフスケートは「ウィンターギア」として冬場にまとめ買いする際にセット割引がある場合もあります。また、展示品や試乗会使用モデルが特価で販売されることもあるので、サーフショップのSNSをフォローしておくと良いでしょう。
まとめ:Carver C7サーフスケートの評価
Carver C7トラック搭載の34インチモデルを5年以上にわたって使用した経験から、最終的な評価をまとめます。
- サーフィン練習効果:★★★★★(フロー感覚、基本動作の習得に非常に効果的)
- 操作性・乗り心地:★★★★☆(直感的で楽しいが、高速時の安定性に課題)
- 初心者適性:★★★★☆(操作は簡単だが、最初の不安定さに慣れが必要)
- 多用途性:★★★☆☆(クルージングやサーフトレーニングに適するが、パークには不向き)
- 耐久性:★★★★☆(適切なメンテナンスで長持ち、主要パーツは交換可能)
- コストパフォーマンス:★★★☆☆(高価だが長期的な品質と効果を考えれば妥当)
- サーフィンのようなフロー感を陸上で疑似体験できる
- ポンピングが非常に容易で、初心者でも漕がずに進めるようになる
- サーフィンの基本動作(特に体重移動)の感覚を効率的に習得できる
- 洗練された設計と高い耐久性で長期間使用できる
- 幅広いラインナップから自分のスタイルに合ったモデルを選べる
- 高価格帯(3〜5万円)で初期投資がかさむ
- 高速走行時や斜面での安定性に欠ける
- スケートパークやランプなどには不向き
- 輸入商品のため、一部パーツの入手に時間がかかることがある
こんな人におすすめ
Carver C7は以下のような方に特におすすめです:
- サーフィン初心者〜中級者で、基本的な動作やフロー感覚を向上させたい方
- 波のない日や時間のない日でもサーフィン感覚を味わいたい方
- クルージングを楽しみながらサーフトレーニングもしたい方
- 高品質で長く使えるサーフスケートを求める方
- スケボー経験がなくても、直感的に楽しめるボードを探している方
一方、以下のような方には他のモデルやブランドも検討されることをおすすめします:
- 予算を抑えたい方 → WOODY PRESSやnanazeroを検討
- スケートパークでの使用を主目的とする方 → Carver CXトラックモデルが適切
- より本格的なサーフトレーニングを求める中上級者 → YOWやSmoothstarを検討
Carver C7は、2022年から2025年現在に至るまで、サーフスケート市場の基準となる製品の一つであり続けています。初期投資は大きいものの、サーフィン練習ツールとしての効果、耐久性、そして何より「楽しさ」を考慮すれば、十分にその価値があると言えるでしょう。
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されることがありますが、紹介している商品やサービスに関する評価は、20年以上のサーフィン経験と実際の使用に基づく正直な感想です。
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この記事はサーフスケート完全ガイドの一部です。サーフスケートについてさらに詳しく知りたい方は、以下の関連記事もご覧ください: