沖縄サーフィン オススメの時期は?ワーストシーズンを外せば大体OK

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沖縄サーフィン

 本記事では沖縄サーフィン歴20年のヒガシーサーが沖縄サーフィンのベストシーズンをまとめました。

 亜熱帯地方の沖縄は本土の気候とは大きく違います。最も平均気温が低い1月でも外気温17度前後、水温も20度前後です。黒潮が流れる影響もあって1年中水温が高いのも特徴的です。

 県外から移住されてきたサーファーの多くは海水温の温かさが何よりも嬉しいという声も聞きます。サーフィンに適した波が届くのは大きく分けて「台風シーズン」と「前線のうねりが届く冬」の2つです。

 そして沖縄サーフトリップを満喫したいヒトはベストシーズンよりも「ワーストシーズン」を外すのが大切です。

1月の沖縄サーフィン

  • スーサイド ○
  • 砂辺 ○
  • 伊計島 ×
  • コーチャン ×

 1月は沖縄サーフィン冬のベストシーズンになります。西高東低の気圧配置の影響で北風が強く吹きます。その強い風とうねりが西海岸に届き、沖縄のメインスポットである「砂辺」など西側のポイントが反応します。

 面を気にしなければ西側のどこかしらで必ず波が割れています。

 北東の風の場合は砂辺ポイントも風をかわし、沖縄サーファーで混雑しますので注意が必要です。

 また南部のメインポイント「スーサイド」は北風、北北東の風をかわしてくれるので、面が整ったきれいな波を楽しめるのもこの時期になります。

 東側のポイントは風が入ってしまうので面が整わず、冬場はあまりオススメできません。

 北部のポイントは北部サーファーのローカルポイントに集中することが多いですが、中南部に比べて混雑は少ないです。

2月の沖縄サーフィン

  • スーサイド ○
  • 砂辺 ○
  • 伊計島 ×
  • コーチャン ×

 2月も1月と同じようなコンディションが続きます。基本的には西海岸狙いで、風をかわしやすい北東の風のときに動きます。

 砂辺、スーサイドポイントは平日、週末関係なく混雑するので注意が必要です。東側、北部ポイントは1月と同様です。

3月の沖縄サーフィン

  • スーサイド ○
  • 砂辺 △
  • 伊計島 ×
  • コーチャン △

 3月に入ると外気温も少しずつ温かくなります。冬型の気圧配置が連日続くことも少なくなり、南風が吹くこともあります。

 気温も風向きも数日周期で変わるので、なかなか波を当てるのが難しい時期ですが、北風が吹けば西側、風が止まればスーサイドや東側ポイント、北部ポイントの波も良くなります。

4月の沖縄サーフィン

  • スーサイド △
  • 砂辺 △
  • 伊計島 △
  • コーチャン △

 4月も3月同様なコンディションとなりますが、この時期から6月後半までは沖縄サーフィンでは最も波がない時期になってきます。

 南風が吹くことも多くなり、スーサイドなどのメジャーポイントは面が荒れてコンディションがあまり良くありません。

 時々台風のうねりが届くと東側、西側も良くなることが多いです。

5月の沖縄サーフィン

  • スーサイド△
  • 砂辺×
  • 伊計島△
  • コーチャン△

 GWのある5月は沖縄は梅雨シーズンとなります。沖縄サーファーの間では「5月は波がない」というのが常識になっているほど波がありません。

 通年を通して多少の波がどこかで割れている沖縄ですが、5月は全てのポイントがフラットになることもしばしばあります。

6月の沖縄サーフィン

  • スーサイド△
  • 砂辺×
  • 伊計島△
  • コーチャン△

 6月も梅雨シーズンで5月同様に波がありません。6月下旬以降は梅雨が明けて、南風(カーチーベー)が吹き始めます。

 南西、南風が吹くと沖縄県内の中部ポイント、北部ポイントの面が整うことが多く良いコンディションでサーフィンが楽しめる日も出てきます。

 この時期から徐々に台風シーズンが始まり、サーファーにとっては運次第で極上の波が味わえるシーズンの始まりになります。

7月の沖縄サーフィン

  • スーサイド△
  • 砂辺 台風のみ○
  • 伊計島○
  • コーチャン△(南風)

 7月からは南風、東風が吹くことが多くなります。東側のポイントは南風が吹くとオフショアになりやすいので、タイミング次第ではクリーンなリーフブレイクを楽しむことができます。

 基本的には台風シーズンの台風うねりがベストですが、ヒザ~腰ぐらいのコンディションの波がどこかしらで割れています。

 オススメは南風が吹いたときの東側のポイント。ただし最近は駐車違反、駐車マナーの悪いサーファーが横行していますので、そこは注意してくださいね。

8月の沖縄サーフィン

  • スーサイド△
  • 砂辺 台風のみ○
  • 伊計島○(風が弱い日)
  • コーチャン△(南風)

 8月も7月同様に台風狙いのシーズンとなります。雨の日も多くなりますが、この時期も南風が吹いたときの東側ポイントでいい波が立ちやすいです。

 メジャーポイントの砂辺は台風狙い、スーサイドは風向き次第で可。そんな感じのコンディションが多くなります。

 また、メジャーポイントのスーサイドはうねりへの反応が敏感なので、台風が近づくとすぐにクローズになったり、急にサイズアップしたりするので気をつけましょう。

9月の沖縄サーフィン

  • スーサイド△(風向き次第)
  • 砂辺 台風のみ○
  • 伊計島 ○(風が弱い日)
  • コーチャン 台風、風が弱い日○

 9月からは少しずつ気温が涼しくなってきます。南西の風、西寄りの風が吹くときは東側のポイントがオフショアでクリーンなリーフブレイクになることが多くなります。

 北風が吹くこともありますが、そのときはスーサイドのコンディションがよくなり、砂辺のポイントも良くなります。

 サーフトリップにはオススメのシーズンとも言えます。

10月の沖縄サーフィン

  • スーサイド△(風向き次第)
  • 砂辺 台風のみ○
  • 伊計島 ○(風が弱い日)
  • コーチャン 台風、風が弱い日○

 太平洋高気圧の勢力が少しずつ弱くなって、低気圧と高気圧が交互に西から東へ通過していきます。沖縄県ではこの時期暑くなったり、涼しくなったりを繰り返しますが、9月同様に北側、南側、西側、東側のどこかしらでコンディションが良いサーフィンを楽しむことができます。

 うねりと風向き次第にはなりますが、全てのポイントがフラットになることはほとんどなく、風向きに合わせてベストなポイントが連日訪れます。

 台風のうねりが届くことも多いので、台風うねりと合わせてベストなシーズンの一つだと言えます。

11月の沖縄サーフィン

  • スーサイド○(風向き次第)
  • 砂辺 ○(前線ウネリ)
  • 伊計島 ×
  • コーチャン ×

 11月からは冬型の気圧配置になることが増え、北風が吹くことも増えてきます。冬型になってくると沖縄県内は「西側」のポイントのコンディションが良くなってきます。

 また北東の風が吹くとメジャーポイントの「砂辺」と「スーサイド」の面が整いやすく、サーファーも混雑します。

 面が悪くても東側のポイントは常にウネリがある状況なので、風が弱まったときに東側のポイントを楽しむことができます。

 フラットになることはあまりありません。

12月の沖縄サーフィン

  • スーサイド○(風向き次第)
  • 砂辺 ○(前線ウネリ)
  • 伊計島 ×(風が弱い日)
  • コーチャン ×

 12月は11月同様に冬型の気圧配置が進みます。例年天気が良くないのであまりサーフトリップの時期にはオススメできません。

 サーフィンは西側の砂辺、南側のスーサイドがメインとなりヒトも混雑しがちです。筆者のヒガシーサーはこの時期はあまりサーフィンしません。

 風が合う日もありますが、天気が良くないことも多くどんよりとした雰囲気になります。

沖縄サーフィン オススメの時期まとめ

サーフトリップ

 沖縄のサーフィンはベストシーズンを当てる!というよりもコンディションの良くないシーズンを外す!のが正解です。以下の時期はコンディションが良くない日が多いのでこのシーズン以外であればサーフィンはできます。

  • 5月、6月(梅雨の時期)
  • 12月(雨が多い)

 沖縄サーフィン歴20年のヒガシーサーがまとめた沖縄サーフィンのベストシーズンの結論は、5月、6月、12月を外そう!でした。

 個人的にいい波にありつけるのは8月、9月、10月のシーズンです。この時期は本島東側のポイントと風が合う日が多く、極上のリーフブレイクを味わえることが多くなります。

 一番確実なのはサーフガイドを頼むことですが、本記事の内容が参考になったら「いいね」やシェアしてもらえると嬉しいです。

ヒガシーサー

ヒガシーサー

ブロガー/クリエイター

サーフィン歴20年の中級者。間違った上達方法で苦しんだ経験から、科学的メソッドで効率的に上達する方法を発信。初心者から中級者までのサーファーが安全で楽しいサーフィンライフを送るための情報を提供。インスタフォロワー3.4万人、YouTube登録者1.5万人。サーフボードブランドの会社員

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