Beach Access 6’4″ 43L ミッドレングス ソフトボードに乗ってみた感想を本音でまとめていきます。
結論からまとめると、このソフトボードは
- ショートボーダーを目指している初心者がステップアップするのに最適なサーフボード
- 中級者がファンに楽しむのに最適なサーフボード
になっています。まずは私が乗ってみた評価がコチラです。
本記事で紹介している「ビーチアクセス 6’4″ 43L ミッドレングス」のソフトボードは、波のキャッチが早く、テイクオフも安定していて、サーフボードのコントロールもしやすいため、初心者〜初級者さんがステップアップに最適なソフトボードになっています。
しかも普通のソフトボード(スポンジボード)と違って、中にEPSのハードボードが入っているので乗り心地はハードボードと変わりません。
正直、初心者の頃にこのボードがあれば、どれだけサーフィン上達を時短できたか…と思いました。
関連記事を読む:ビーチアクセス ソフトボード 評判は?全ボード試乗レビューとクーポンコードの使い方解説
目次
【動画】Beach Access 6’4 レビュー
Beach Access 6’4″ 43L ミッドレングスに乗る9つのメリット
ビーチアクセス 6’4″ ミッドレングスを手に入れると、こんなサーフィンを楽しめるようになります。
- たくさん波をキャッチできる
- 波に乗れるから練習時間が増える
- 練習時間が増えるから上達する
- 見た目がオシャレ
- SNS投稿すると反応が増える
- ワックス不要
- テイクオフが圧倒的に速くて安定している
- レールを使った練習もできる
- 陸トレにも使える(ソフト素材のため)
ソフトボードだけどメリットもいっぱいあるよ。
練習時間が増える
ビーチアクセス 6’4″ ミッドレングスを使いはじめて分かったことは、とにかくたくさん波をキャッチできるということ。ちょっと乗り過ぎてしまうので、周りの方への遠慮や注意も必要になってきます。
サーフィンの練習には陸トレが欠かせませんが、それは反復練習の時間を増やすためです。海ではなかなか反復練習の時間を増やすことができないので、難しいですが、このミッドレングスなら練習時間を増やすことができます。
SNS投稿すると反応が増える
見た目もオシャレなのでSNS投稿すると反応が増えます。最近はサーフィン系のインフルエンサーたちがこぞって使い始めているので、タグ付けでシェアするとストーリーズでシェアしてくれることが多いので、反応がめちゃめちゃ増えます。
以下ビーチアクセスを愛用しているサーフィン系インフルエンサーの方のインスタグラムアカウントです。
@beachaccesssurf
@higashisacom(ヒガシーサー)
@naminori22ch(波乗り夫婦チャンネルさん)
@umitavi(Umitaviさん)
@seaglass134(サーフ飯さん)
ワックス不要
ワックスも不要なので塗ったり、剥がしたりする手間もなく、ウェットスーツが汚れることもありません。最高。
テイクオフが速い
テイクオフは圧倒的に速いです。ソフトボード特有のボヨンボヨンも少ないので安定もしています。サーフボードのアウトラインのデザインもしっかり設計されているのでテイクオフからのターンもスムーズにできますよ。
レールを使ったターンの練習ができる
他のソフトボードと比べてレールも薄く、ノーズからテールにかけての設計もターンしやすいように設計されているので、ターンの練習もできます。
ドルフィンの練習もできる
浮く力が強いので練習が必要ですが、ノーズが尖っているので水に沈めやすくなっています。ドルフィンスルーは難しくても、プッシングスルーで波を回避することはできます。
Beach Access ソフトトップボード 6’4″ 43L ミッドレングスの特徴
Beach Access ソフトトップボード 6’4″ ミッドレングスの特徴は次の通りです。
- 中にEPSのハードボードが入っている
- ノーズが尖っているので沈めやすい
- ラウンドピンテールでコントロールがしやすい
- フューチャーフィンで交換可能
- ワックスフリー
- シングルコンケーブ〜Vee
- 通常のスポンジボードと比べて重さがある
では以下から一つずつ解説していきますね。
EPSハードボードが中に入っているソフトトップボード
Beach Access ソフトトップボード 6’4″ ミッドレングスは中にEPSハードボードが入っています。よく見かけるコストコ、キャッチサーフ、ソフテックのスポンジボードとは構造が違います。
ハードボードが中に入っているため、スポンジボードのようにボヨンボヨンしにくいのが特徴です。またボード自体に重さが出ることで風のあるコンディションでもしっかりテイクオフできるのがソフトトップボードのメリットです。
ノーズが尖っていることの4つのメリット
ノーズが尖っていることのメリットはコチラです。
- 水の中に沈めやすい
- 波を越えやすい
- ターンで引っ掛かりにくい
Beach Access のソフトボードは Aku Shaper というサーフボードデザインソフトで設計されています。これは世界中の名だたるトップブランドが使っているデザインソフトです。
そのためアウトライン(サーフボードの形)のデザインや、コンケーブなどのデザインが正確に作られているのが特徴です。
ビーチアクセスさんは「初心者〜中級者」向けにボードデザインが設計されているので、本記事で紹介している 6’4″ ミッドレングス も一般サーファーが乗りやすいようにデザインされています。
6’4″ のサイズになると他メーカーのソフトボードはノーズが丸くなってることが多いので、水に沈めることが難しいですよね。
でもノーズが尖っていれば、多少は沈めることができるので波を越えやすくなります。それにテイクオフからターンに移行する時も引っかかりにくくなっています。(ロッカーも抑えめだけどしっかりデザインされてます)
ターンの時に引っかかったり、テイクオフの時にノーズのレールが食ってしまうということも少ないのですごく乗りやすいですね。
ラウンドピンテールがもたらす3つのメリット
ラウンドピンテールがもたらす3つのメリット
- テイクオフが優しい滑り出しになる
- 表面張力の力でキレイなターンができる
- 波にパワーがあっても安定しやすい
ラウンドピンテールは数あるテールデザインの中でもバランスの良いテールデザインとされています。
水は表面張力が働くので、丸いものにはラインに沿って流れていく仕組みが働きます。そのためラウンドピンテールは、ターンをするときにラウンドピンテールに沿って水が流れていくので、スムーズなターンができるようになります。
下記の動画でどのように水が流れるかを解説しています。
スワローテールやスクエアなテールの場合は、テールの先がターンのきっかけになるので、鋭角なターンがしやすいのが特徴です。
また、スワローテールや幅広なスクエアテールは、後ろからくる波の力を大きくもらうことがで切るので、波のキャッチが速いのが特徴です。その一方で波の力をもらい過ぎてしまうので、波が大きくなると難しいと感じる初心者さんも多いです。
ラウンドピンテールは後ろからの波の力を適度に受け止めて、適度に流してくれるデザインなので、優しくテイクオフができるようになります。
膝程度の波なら分かりにくいですが、腰以上になってくるとテールデザインの違いがよく分かります。
メリットもデメリットもありますが、私は初心者さんのステップアップにはラウンドピンテールが最適だと思っています。
フューチャーフィンで交換可能
このサイズのソフトボードはフィン交換ができないプラグタイプのフィンが多いですよね。
ビーチアクセス 6’4″ ミッドレングス はフューチャーフィンシステムと互換性があるので好みに合わせてフィンを変えられるのが良いですね。
オーソドックスなトライフィンなので練習に最適なフィンシステムになっています。
ワックス不要のデッキを採用している
私は2015年からワックスを使うのをやめています。環境問題もありますが、ワックスを塗ったり剥がしたりする時間が無駄に感じていたのと、ウェットスーツや水着が汚れるのが嫌だからです。
6’4″ ミッドレングス はワックス不要のデッキを採用しています。なのでワックスアップの時間もアックスを剥がす時間も不要です。
ただし、凸凹加工がされているのでビキニや裸で入る時は注意が必要。乳首やお尻、股など擦れやすいポイントをワセリンで保護するのをオススメします。
シングルコンケーブ〜Vee
コンケーブの役割はサーフィンのオンラインスクール「コレクトサーフ」で詳しく学びました。
通常のソフトボードはコンケーブなしのフラットデザインが多く、ボトムの水離れがしにくいので、ターンがとてもむずかしいデザインになっているものも多いです。
このミッドレングスはシングル〜Veeになっていて、シングルコンケーブで水の流れを作って直進性が速くなり、Veeにすることでボードを傾けやすくしているので、レールが厚くてもターンしやすい設計になっています。
簡単に言うと「波キャッチは速いけど、傾けられるからターンもしやすい」という役割になっているということですね。
ソフトボードに乗るとよくレールが食って引っかかってしまいますが、シングル〜Veeでそういうことも抑えているのが特徴です。
通常のスポンジボードと比べて重さがあるメリットとデメリット
ビーチアクセスのソフトボードは通常のソフトボードと比べて重さがあります。重いとダメじゃないの?と思うかもしれませんが、メリットもデメリットもあるので、まとめてみました。
まずは重さがあることのメリットから…
- テイクオフが安定する
- 波のキャッチが速い
- 風のあるコンディションでもテイクオフしやすい
- ハードボードと近いので練習になる
上記のようなメリットがあります。重さがあることで本当にテイクオフがしやすいんです。
特に風のあるコンディションになるとソフトボードは全然波を掴めなかったり、パドリングが安定しなかったりします。
ビーチアクセスのソフトトップボードは、風のあるコンディションでも重さがあるのでガンガン波をキャッチしてくれます。
中にEPSハードボードが入っていて、ストリンガーも入っているのでしっかり重さがあって乗りやすいです。
だからサーフィン初級者〜中級者にも本当にオススメできるボードなんですね。逆にデメリットはコチラです。
- 持ち運びが重い
通常のソフトボードと比べて重量があるので持ち運びにくいです。
そこまで違いがあるわけではないけど、6’4″ ミッドレングスぐらいの大きさになると、他社製のスポンジボードと比べると重くは感じると思います。
Beach Access ソフトトップボード 6’4″ 43L に乗ってみた本音の感想
中級者がソフトトップボード 6’4″ ミッドレングス 42L に乗ってみた感想はコチラです。
- 本当に乗りやすい形
- トライフィンは扱いやすい
- テイクオフが安定している
- ターンもしっかりできる
- 見た目のデザインが秀逸
- 初心者のステップアップに最適
- 中級者のファンボードに最適
- 子どもたちの練習ボードにもオススメ
Beach Access ソフトトップボード 6’4″ ミッドレングス は今回、レンタルで使わせてもらってます。
それぞれ風のあるコンディション、波の小さいコンディション、波の良い日に乗ってみました。
それで…提灯記事みたいになってしまうんですけど…本当に乗りやすいんですよね。
初心者のステップアップにベストフォーマットな気がしました。
初心者のステップアップにも最適、中級者のファンボードとしても最適。子どもたちの練習ボードとしてもちょうど良い大きさとボリュームなんですよね。
そして、見た目もすごく良い。ワックスも要らない。
欠点が見当たらないんですよね…。
唯一の欠点は知名度が低いくらい。それでも最近はインスタグラムを中心にどんどんシェアを広げてきています。
Q&A ミッドレングス 7’0″ と 6’4″ はどちらがオススメか?
よく頂く質問に回答していきますね。
Q
ミッドレングス7’0″と6’4″ではどちらがオススメですか?
A
練習やステップアップなら 6’4″ がオススメです。
7’0″ ミッドレングス と 6’4″ ミッドレングス は乗り味がそれぞれ違います。7’0″ ミッドレングス はシングル+サイドフィンになっていて、ミッドレングスらしい大きなターンを楽しめるボードです。
テイクオフもダントツに速く、ちょっと信じられないくらい永遠に乗れます。乗り味も気持ちよくてすごく楽しいボードですが、ドルフィンスルーはむずかしいです。
なのでどちらかというと楽しむためのクルーズボードというイメージで乗っています。
6’4″ 43L ミッドレングスについて
6’4″ ミッドレングスはトライフィンになっているのでオーソドックスな乗り味が特徴です。こちらは大きなターンを楽しむというよりも練習ボード、ファンボードとして向いてます。
テイクオフも速く、ドルフィンもちょっとはできます。乗り味としてはショートボードを大きくした感じで、誰にでも乗りやすく練習できるボードになっています。
どちらも特徴が違いますが、ショートボードへのステップアップを目指すなら 6’4″ ミッドレングス がオススメ。
7’0″ ミッドレングスはいつもと違ったサーフィンを楽しみたいヒトにオススメです。
Q&A 2 店舗でも買えますか?
Q
店舗でも買えますか?
A
オンライン限定の販売です。
今のところビーチアクセスさんのボードは、オンラインショップからの直売のみで販売されています。ちなみに Amazon や 楽天でも購入できますが、公式サイトで購入すると安く買えます。
サーフボードのレビューは話半分で参考にしよう
あなたはサーフボードのレビューを参考にしたことがありますか?
私はYoutubeを主に参考にしてきました。
そして、プロや上級者がYoutubeで「マジックボード」や「反則級ボード」と紹介しているボードをこれまで購入してきました。
そのどれもが、一つもマジックボードにはならなかったです。というかマジックボードってなに?
一般サーファーあるあるですね。だからレビューは話半分で参考にするのがオススメです。
同じレベルの人のレビューが最も参考にしやすい
実はサーフィン人口は初心者〜中級者が市場の9割を占めます。しかし、多くのボードレビューはサーフィン上級者が行うことがほとんどです。
そのため一般サーファーが本当に抱えている悩みや、問題を理解したレビューはほとんどありません。
本記事を執筆しているヒガシーサーは19年間独学でサーフィンを学び、ずっと上達できずに悩んできました。
その点で多くの初中級者の悩みを共有できます。
それから、20年目にようやくオーストラリア発のサーフメソッドと出会いました。大事なことはプロや上級者の真似をすることではなく、自分のレベルに適した情報で練習することでした。
サーフボードのレビューは、身体能力、身長体重、波のコンディション、本人のスキルも違うため、誰がレビューしても話半分で参考にすることをオススメします。
なので、この記事も話半分ぐらいで参考にするのがオススメです。
私の結論ではビーチアクセス 6’4″ 43L ミッドレングスは初心者、初級者のステップアップに最適。中級者のファンボードに最適ということになりました。