ナナゼロのウッドスキンシリーズは、環境への配慮と高い耐久性を両立させた革新的なサーフボードです。天然木材を使用した独自の構造により、従来のサーフボードにはない特別な乗り味と美しい見た目を実現しています。テストライダーとして3年間様々なウッドスキンモデルを使用した経験から、その魅力と特徴を詳しく解説します。特に40代以上のサーファーや、環境に配慮したサーフィンライフを送りたい方におすすめのシリーズです。
目次
ナナゼロ ウッドスキン構造とは?革新的な技術の秘密







ナナゼロのウッドスキン構造は、リサイクルEPSフォームの表面に天然木材を貼り合わせた独自の製法です。この構造により、従来のサーフボードでは実現できなかった特性を持つボードが誕生しました。
- デッキ構造:4ozファイバーグラス + ウッドスキン + 6ozファイバーグラス
- ボトム構造:4ozファイバーグラス + ウッドスキン + 4ozファイバーグラス
- コア素材:リサイクルEPSフォーム
- ストリンガー:バンブーまたは木製(モデルにより異なる)
- フィンシステム:Futures対応(モデルにより構成が異なる)

メイ
ウッドスキンって見た目は綺麗だけど、実際の性能はどうなの?普通のEPSボードと乗り心地が違うの?
見た目だけでなく性能面でも大きな違いがあります。ウッドスキン構造により浮力がボリューム表記以上に得られ、波のキャッチが格段に楽になります。特にメンツルでの波キャッチの早さは通常のEPSとは別物です。ただし、反発に独特の癖があるので最初は慣れが必要ですね。

ヒガ
ウッドスキンシリーズ全モデル一覧|あなたに最適な一本を見つけよう
ナナゼロのウッドスキンシリーズは、ショートボードからロングボードまで幅広いラインナップを展開しています。以下が2025年最新の全モデル一覧です。
ハイブリッドボードシリーズ
- HB01 ツインエッグ:6’0″ (38.0L)、6’2″ (41.0L) – ¥94,800
- HB02 フィッシュ:6’2″ (37.5L) – ¥94,800
ミッドレングスシリーズ
- MID01:6’4″ (40.1L) – ¥99,800、6’6″ (41.7L) – ¥103,800
- MID02:6’8″ (40.6L) – ¥103,800、7’0″ (45.7L) – ¥107,800、7’4″ (50.6L)
- MID02 ツインピン:6’8″ (40.6L) – ¥103,800
- MID03 ツイン:6’10” (45.2L) – ¥103,800
- MID04 クアッド/ツイン:6’6″ (42.0L) – ¥103,800
- MID05 フィッシュ:6’8″ (40.5L) – ¥103,800、7’0″ (45.4L) – ¥107,800
ミニマル・ロングボードシリーズ
- Mini Mal:7’8″ (54.3L) – ¥111,800、8’0″ (61.1L) – ¥115,800、8’4″ (64L) – ¥115,800
- LOG01:9’0″ (68.2L)、9’2″ (71.2L)、9’4″ (73.9L) – ¥123,800
- LOG02:9’2″ (75.1L)、9’4″ (77.5L) – ¥129,800
ウッドスキンシリーズの5つの大きなメリット
- 優れた耐久性:1〜2年で消耗するPU製ボードと比べ、長期使用が可能で環境負荷を軽減
- 高い浮力性能:ボリューム表記以上の浮力で、体力が衰えたサーファーでも扱いやすい
- 美しい木目デザイン:他のサーファーと差別化できる独特の美しい見た目
- 黄ばみが目立ちにくい:EPS特有の黄ばみが木目により目立たず、長期間美しい状態を保持
- 優れた波キャッチ性能:特にメンツルでの波キャッチが早く、パワーレスな波でも楽しめる
1. 環境に優しい長期使用可能な耐久性
ウッドスキン構造の最大のメリットは、その優れた耐久性です。通常のPUボードが1〜2年で消耗してしまうのに対し、ウッドスキンボードは適切にメンテナンスすれば5年以上の長期使用が可能です。これにより、買い替えの頻度が大幅に減り、結果的に環境負荷の軽減につながります。
2. 体力の衰えをカバーする高い浮力性能
ウッドスキン構造により、ボリューム表記以上の浮力を得ることができます。これは特に40代以上のサーファーにとって大きなメリットで、パドリングが楽になり、波のキャッチも容易になります。体力的な衰えを感じ始めたサーファーでも、サーフィンを長く楽しむことができます。
知っておくべきデメリットと注意点
- 独特な反発特性:通常のPUやEPSとは異なる反発で、慣れるまで時間が必要
- パフォーマンス系に不向き:縦の動きやアグレッシブなサーフィンには適さない
- 風の強い日の影響:浮力の強さにより風が強いとテイクオフが遅れることがある
- 価格がやや高め:通常のEPSモデルと比べて価格が高い設定
- 重量の微増:ウッドスキンにより通常のEPSより若干重くなる

メイ
パフォーマンス系に向いてないって、具体的にはどんなサーフィンが苦手なの?
縦の動きを重視したカットバックや、シャープなターンを連続で決めるようなサーフィンには向いていません。浮力が強いため、レールを深く入れるのが難しく、どちらかというとクルージング寄りの乗り心地になります。競技志向のサーファーよりも、波との一体感を楽しみたいサーファーに適していますね。

ヒガ
ウッドスキンシリーズがおすすめなサーファー
ナナゼロのウッドスキンシリーズは、以下のような特徴を持つサーファーに特におすすめです:
40代以上の経験者サーファー
体力的な衰えを感じ始めた40代以上のサーファーにとって、ウッドスキンの高い浮力性能は大きなメリットです。パドリングが楽になり、波のキャッチも容易になるため、サーフィンを長く楽しむことができます。また、美しい木目は大人のサーファーにふさわしい上品さを演出します。
ステップアップを目指す初中級者
サーフィンのレベルアップを目指す初中級者にも、ウッドスキンシリーズは適しています。高い浮力により波のキャッチが容易になり、より多くの波に乗る機会が得られます。特にMID02やMini Malは、上達過程での長期使用に適しています。
環境意識の高いサーファー
環境への配慮を重視するサーファーにとって、長期使用可能で買い替え頻度の少ないウッドスキンボードは理想的な選択です。リサイクルEPSの使用と合わせて、サステナブルなサーフィンライフスタイルを実現できます。
価格とコストパフォーマンス分析
ナナゼロのウッドスキンシリーズは、海外ブランドのEPSサーフボードと比較すると手頃な価格設定ですが、同ブランドのStandard EPSモデルと比べると1〜2万円程度高くなっています。
- 海外ブランドEPS:15〜25万円
- ナナゼロ ウッドスキン:9〜13万円
- ナナゼロ Standard EPS:7〜11万円
- 長期使用によるコスパ:ウッドスキンが最も優秀
初期投資は若干高めですが、耐久性の高さと黄ばみの目立ちにくさによるリセールバリューの高さを考慮すると、長期的には非常にコストパフォーマンスに優れています。特に年に30回以上サーフィンをするサーファーにとっては、1年あたりの使用コストは大幅に削減されます。
ウッドスキンボードの選び方|レベル・体格別おすすめモデル
初心者〜初中級者向け
- Mini Mal 8’0″:十分な浮力と安定性で最初の一本に最適
- MID02 7’0″:エッグシェイプで使いやすく、上達後も長く使える
中級者向け
- MID01 6’6″:ショート系からの移行に最適
- MID04 6’6″:ターン性能重視のミッドレングス
ロングボード志向
- LOG01 9’2″:軽量でアグレッシブなロングボード
- LOG02 9’4″:オールラウンドなロングボード性能
実際の使用感レビュー|3年間使用したテストライダーの本音
テストライダーとして3年間様々なウッドスキンモデルを使用した経験から、実際の使用感をお伝えします。
小波(膝〜腰サイズ)での性能
ウッドスキンの真価が最も発揮されるのが小波でのサーフィンです。通常のEPSボードでは物足りないパワーレスな波でも、ウッドスキンの高い浮力により十分に楽しむことができます。特にMID05 フィッシュは、小波でのグライド感が抜群で、長いライドを楽しめます。
中波(胸〜肩サイズ)での性能
中波サイズになると、ウッドスキンの独特な反発特性が顕著に現れます。シャープなターンよりも、フローを重視したサーフィンが楽しめます。波のパワーを効率的に利用でき、疲れにくいのが特徴です。ただし、風が強い日は浮力の影響でテイクオフのタイミングが通常と異なる場合があります。

メイ
ウッドスキンボードに慣れるまでどのくらいかかる?最初は違和感があるって本当?
個人差はありますが、だいたい5〜10セッションで慣れる方が多いですね。最初は浮力の強さに戸惑うかもしれませんが、慣れてくると逆にその浮力が心地よく感じられます。特に体力的に余裕ができるので、長時間のセッションでも疲れにくくなるのが実感できますよ。

ヒガ
メンテナンスと長期保管のコツ
ウッドスキンボードの耐久性を最大限に活かすためには、適切なメンテナンスが重要です。
- 使用後の水洗い:塩分を完全に除去し、陰干しで乾燥
- 直射日光の回避:車内や屋外での放置は厳禁
- 温度変化への注意:急激な温度変化を避ける
- 定期的な点検:小さなダメージも早期発見・修理が重要
- 適切な保管:縦置きまたは専用ラックでの保管
特に重要なのは、使用後の塩分除去と直射日光の回避です。ウッドスキン構造は耐久性が高いものの、適切なケアを怠ると本来の性能を発揮できません。定期的なワックス除去とボード表面の点検も忘れずに行いましょう。
よくある質問|購入前に知っておきたいポイント
Q
ウッドスキンボードの修理は可能ですか?
A
はい、通常のEPSボードと同様に修理可能です。ただし、ウッドスキン部分の修理は専門技術が必要なため、ナナゼロまたは専門のリペアショップに相談することをおすすめします。
Q
中古でウッドスキンボードを購入する際の注意点は?
A
ウッドスキン部分のひび割れや剥がれ、水の浸入がないかを重点的にチェックしてください。詳しくはナナゼロ中古購入ガイドをご参照ください。
Q
ウッドスキンボードの重量はどの程度ですか?
A
通常のEPSボードより若干重くなりますが、体感できるほどの差ではありません。むしろ浮力の高さにより、実際の使用感は軽く感じられることが多いです。
まとめ:ウッドスキンシリーズで新しいサーフィン体験を
ナナゼロのウッドスキンシリーズは、環境への配慮と優れた性能を両立させた革新的なサーフボードです。特に40代以上のサーファーや、長期的にサーフィンを楽しみたいサーファーにとって、その価値は計り知れません。
初期投資は若干高めですが、耐久性の高さと独特の乗り心地は、きっとあなたのサーフィンライフを豊かにしてくれるでしょう。美しい木目のボードで波乗りする喜びを、ぜひ体験してみてください。
詳しい各モデルの特徴については、ナナゼロ サーフボード全17種類まとめもあわせてご覧ください。あなたに最適なウッドスキンボードが見つかるはずです。
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