はいさいヒガシーサーです。今回はサーフボードの滑り止めとして使っている「ワックスシートタイプの滑り止め」の紹介をしていきます。
3年以上前からシールタイプのワックスシートを愛用しているんですが、メリットはズバリ「時短に繋がるから」です。
そこで、今回はワックスシートの中でも人気の高い「クリアデッキ」と「クリスタルグリップ」の使い心地をレビューしていきます。まずは次の動画を御覧ください。
目次
貼るタイプのワックスとは
通常のワックスはサーフボードに塗るタイプですが、ワックスシートはサーフボードに直接貼るタイプの製品です。今回の記事では「クリスタルグリップ」と「クリアデッキ」の2つを比較してレビューしていきます。
ワックスシートは剥がれやすい?
ワックスシートって剥がれやすいんじゃないの?という疑問を持っていたんですけど、貼り方とサーフボードの素材が剥がれやすい原因になるので、しっかり貼り方を間違えなければ、1年以上は軽く持ちます。
ソフトボードのような表面がザラザラしてるサーフボードにも貼れますが、通常のサーフボードよりは剥がれやすいので、そこはもう仕方ないって感じですね。
とりあえず私の使い方では通常のサーフボードでも、ソフトボードでも1年以上は持つ感じです。
クリアデッキ 特徴
クリアデッキの特徴は価格が安くて、いろんな形のシートがあるという点です。丸いタイプや四角いタイプ、長方形のタイプがあります。
クリアデッキはソフトボードに貼れる?
貼れます。貼れますけど、摩擦の多いところは角から剥がれていく感じです。
クリアデッキのグリップ力は?
マイクロディンプル加工って言われている加工が施されています。ぶっちゃけよく分かりません。グリップ力はありますが、クリスタルグリップと比べるとグリップ力は劣ります。
私の感想では、最もグリップするときの塗るワックスが100点だとすると、常時70点ぐらいのグリップ力という感じです。
クリアデッキの口コミと感想は?
クリアデッキは3年以上使っています。クリアデッキはワックスシートの中でも価格が安く、剥がれても精神的ダメージが少ないところがメリットです。
クリスタルグリップ 特徴
クリスタルグリップはクリアデッキと比べて価格が高いです。その代わり非常にグリップ力があります。
クリスタルグリップはソフトボードに貼れるのか?
クリスタルグリップはソフトボードにも貼れます。粘着力のスペック自体同じくらいですけど、形状が違うので、粘着力は高いように感じます。
クリスタルグリップのグリップ力は?
個人的にはめっちゃ良いですね。最高のグリップ力を実現してくれます。塗るタイプのワックスの最高のコンディション時が100点だとすると、クリスタルグリップのグリップ力は85点〜95点ぐらいです。
毎日85点〜95点なので、かなり効果は高いと感じてます。
クリスタルグリップの口コミと感想は?
グリップ力は素晴らしいです。ただ、価格が高いので剥がれやすいソフトボードにはなるべく貼りたくないなっていう感じです。
通常のボードに一番体重をかける場所にクリスタルグリップを貼って、剥がれやすい角のほうにクリアデッキで補強するというスタイルで使っています。
クリスタルグリップか、クリアデッキかの二択ではなくて、両方をうまく使い分けるのがいいと思います。
まとめ
では今回の動画のまとめに入っていきますね。貼るタイプのワックスシートのメリット部分は
- ワックスを塗り剥がしする時間がなくなる。
- ウェットスーツにワックス跡がつかなくなる。
- グリップ力はクリスタルグリップ85点、クリアデッキ70点ぐらい(ヒガ比)
- ボードの保護にも繋がる
- ワックスが溶けてハードケースについたるするようなことも防げる
- 環境負荷が少ない(製造は別)
次にデメリット部分は
- 塗るタイプのワックスよりも高い(年間1000円のワックス代からすると6000円以上なので6倍以上も高いことになります)
- 剥がれる恐れがある(貼り方や素材の問題)
ワックスシートの貼り方まとめ
では次にワックスシートを失敗せずに貼る方法を紹介していきます。
ワックスシートを貼るときに用意しておくモノ
- ワックスリムーバー
- デッドニング用のヘラ
- ドライヤーもしくはヒートガン(なくてもいい)
以上の道具があれば、よりキレイにワックスシートを貼ることができます。
ワックスリムーバーを使ってワックスを全部剥がす
ワックスリムーバーはデッキ面のワックスを剥がすために使用します。コレがないと、ワックスをキレイに剥がせないので必須ですね。
ちなみにワックスシートを剥がしたときの接着面もキレイに取り除くことができますよ。
中性洗剤でワックスリムーバーの油分をしっかり落とす
ワックスリムーバーでデッキ面のワックスを落としたあとは、油分を落とすために中性洗剤を使って表面をキレイにしましょう。油分が残っているとワックスシートをキレイに貼れないので、必ず行うようにしましょう。
ワックスシートを貼るシミュレーション
サーフボードを十分に乾かしてから、大体の貼る位置をシミュレーションしましょう。
デッドニング用のヘラを使ってワックスシートを貼るときの気泡を少なくする
あってもなくてもいいとは思いますが、デッドニング用のヘラがあれば簡単に気泡を逃がすことができるのでオススメです。ホームセンターでも売っているので、探してみてください。
ドライヤーの熱(ヒートガンがあればなお良し)で接着を強くする
可能であればドライヤーの熱を使って接着面を強くしていきましょう。ヒートガンがあればなお良しです。ワックスシートを貼り付けたあとにドライヤーやヒートガンで接着面を温めると、接着面が乾いたときにより強い接着にすることができます。
仕上がり
クリスタルグリップとクリアデッキの両方を使って、サーフボードにワックスシートを貼りました。実際に何度か乗ってみましたが、クリスタルグリップとクリアデッキの両方を使うのはかなりアリだなと思いました。
塗るワックスを使うデメリット
塗るタイプのワックスを使うデメリットは以下の通りです。
- 直接的な環境負荷が大きい
- ウェットスーツやボードを汚す
- 塗ったり剥がしたりの時間コストがとても高い
環境負荷が少ないワックスもあるんですが、一般的なワックスの主成分は「パラフィン」って言って石油由来の成分で作られています。
なので海に返らないし、少量かもしれませんが、海に悪影響になります。なるべくそういうものを使いたくないので、私はワックスシートを好んで使っています。
ワックスシートを使うメリット
ワックスシートを使うメリットは次の通りです。
- 海に直接的な環境負荷がかからない
- ワックスアップの時間を削減できる
- ウェットスーツが汚れない
- グリップ力が一定
以上のようなメリットを感じてるので、私はワックスシートを好んでおすすめしています。
ワックスシートのデメリット
ただ、ワックスと比べてデメリットもあります。
- 塗るワックスと比べて価格が高い
- グリップ力は塗るワックスの100点時よりは劣る
- 貼り方や素材によって剥がれる恐れがある
- 上半身裸だと摩擦が痛い
- ビキニ女子は波待ち時に擦れて痛いらしい
以上のようなデメリットもあります。なので好みや状況に合わせて使い分けるのが良さそうですね。
サーフィン用ワックスシートのまとめ
ワックスシートは通常のワックスと比べてコストがかかります。そのかわり海でワックスが剥がれたり、溶けたりすると言った環境負荷のリスクを避けることができます。
またウェットスーツにこびりつくワックス擦れも防ぐことができるので、ウェットスーツの長持ちにも繋がるし、ウェットスーツ着用時の見た目も、股間だけ白いみたいな辱めを受けることがなくなります。
また、ワックスアップにかかる時間がゼロになるので、時間コストを下げることができます。ビジネスマンにとって時間コストは最も重視したいところなので、ワックスシートの一番のメリットと言えるでしょう。
塗るタイプのワックスもグリップ力が高く、値段も安いので、どちらにもメリット・デメリットがあるということを知ってもらえたら嬉しいです。
それではまた。