今すぐカッコ悪いスタンスを卒業する7つの方法!後ろ足荷重でも前足荷重でもないニュートラルポジションでサーフィンしよう

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ニュートラルポジション
ヒガシーサー

ヒガシーサー

ブロガー/クリエイター

サーフィン歴20年の中級者。間違った上達方法で苦しんだ経験から、科学的メソッドで効率的に上達する方法を発信。初心者から中級者までのサーファーが安全で楽しいサーフィンライフを送るための情報を提供。インスタフォロワー3.5万人、YouTube登録者1.7万人。サーフボードブランドの会社員。

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 本記事はサーフィン「スタンスの悩み」を中級者目線で解説している記事になります。フロントフッターでもバックフッターでもない「ニュートラルポジション」という考え方を解説しています。

 情報ソースはオーストラリアサーフィンのメソッドを学べるオンラインスクール「コレクティブサーフィンフィットネス」です。

 本記事を最後まで読むと、サーフィンのスタンスの悩み、ガニ股スタンス、出尻スタンス、前足荷重と後ろ足荷重の悩みがクリアになります。

 筆者自身も19年間、スタンスの悩みを抱えてきた中級者なので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

 またヒガシーサーからのお願いがあります。筆者自身、本当にサーフィン上達で悩んできました。日本で学べるサーフィンの上達方法は「カラダの仕組み」という観点が抜け落ちてしまっていて、その結果、怪我に繋がる上達方法がたくさん存在します。

 私自身はもうおじさんなので色々と諦めていますが、20歳の頃にパドリングで両肩を脱臼してから、恐怖心を抱えたまま15年間サーフィンしてきました。

 そのため私と同じように恐怖心を抱いたり、怪我を抱えたりするサーフィンを初心者さんや若い子たちにさせたくないという気持ちがあります。

 まずは怪我や恐怖心を未然に防いで、サーフィンを楽しいものにして欲しい。そんな思いで記事をまとめているので、もし共感してもらえたらSNS等でシェアしてもらえると嬉しいです。

サーフィン上達メカニズムは4つの領域がある

サーフィン上達

 サーフィン上達のメカニズムは「分からない」→「分かるけどできない」→「意識したらできる」→「意識しなくてもできる」になります。

 ヒガシーサーは19年間「分からない」の状態でしたが、コレクティブサーフィンフィットネス @correct_surffit でコーチからアドバイスを貰って「分かるけどできない」→「意識したらできる」と2段階ステップアップしました。

 まずは「知ることが最初」になりますが、ニュートラルポジションという考え方を教えてもらったのはサーフィン始めてから19年後です。

1.サーフィンのニュートラルポジションとは

サーフィンのニュートラルポジション

 サーフィンのニュートラルポジションは、簡単に言うとどんなシチュエーションにも反応できる体勢のことです。

 刃牙風に言うと「ホモサピエンスとしての本能があらゆる局面に対応できるように自然とこのポジションを確保した」みたいな感じです。

 前足荷重や後ろ足荷重、いわゆるフロントフッター、バックフッターの考え方に捉われていましたが、今なら「どちらにも荷重移動できる状態を作らないとダメ」とはっきり言えます。

 はい、コレでニュートラルポジションという言葉を知りましたね。

2.サーフィンのガニ股スタンス、出尻スタンスを直す方法

サーフィンのニュートラルポジション

 筆者はガニ股、出尻に長年悩んでいました。その悩みを正すために前足荷重、後ろ足荷重、膝を曲げるなどいろんなことを試してきましたが、癖は直りませんでした。

 なぜなら「下半身だけ直そうとしても意味がない」からです。

 上半身と下半身は連動して動いています。なのでガニ股を直すためには上半身も正す必要があるんですね。

 ではどうしたらいいのかというと、「ニュートラルポジションでサーフィンする」なんです。

 前後左右上下に動ける状態を作れば、動きにくいガニ股や出尻の癖は動きにくいので自然と矯正することができます。

 悪いところを直そうとするのではなくて、正しい姿勢を練習する。そしたらカラダの連動が使えるようになり、結果的に上達プロセスの「意識したら出来る」に繋がっていきます。

3.肘は体幹と繋がっている

サーフィンのニュートラルポジション

 サーフィンの動きは「肘」です。パドリング、テイクオフ、ライディング。全て肘でリードすることで改善します。

  • 波のトップから降りる時は肘を進行方向に向ける
  • 波のボトムからトップに上がる時は肘を上に振る
  • フロントのボトムターンは肘を膝につける
  • バックサイドのターンは肘を返してカラダの反対側に引っ張る

*詳しいコツはスクールで教えてもらうのがオススメ。

 今までは膝を曲げるとか、手を水面に触るようにとか、内股でとか・・・いろいろな都市伝説がありました。

 でも私がコレクティブサーフィンフィットネスで学んでいるのは「カラダの仕組み」と「上達のメカニズム」です。

 カラダの仕組みを学べば、サーフィンは面白いほど簡単になります。肘でサーフィンができるようになれば、スタンスの悩みもあっという間に解消されます。

4.サーフィンのガニ股を直す方法

サーフィンのニュートラルポジション

 簡単です。上体を曲げるとガニ股になります。例えば地面にあるものを上半身を曲げて拾おうとするとガニ股になります。

 そうではなくて上半身を下に落とす感じで拾うと、ガニ股ではなくなります。よくスカートを履いた女生が床に落ちてるものを拾う時に使う体勢ですね。

 上半身を落とす、元の位置に戻る。この運動だけでガニ股は解消されます。これをサーフィンでやるだけです。体幹トレで言うと「ランジ」になります。

5.ニュートラルポジションの基本

サーフィンのニュートラルポジション
  • 下を見ない
  • 肘は胸の位置に上げる
  • 骨盤を前に出す
  • 前後左右上下に体重移動ができる状態
  • ファイティングポーズに近い

この姿勢がニュートラルポジションの基本になります。

6.サーフィン上達を妨げる都市伝説シリーズ

サーフィンのニュートラルポジション

 19年間も間違った上達方法を実践してきたので断言できますが、サーフィンの上達を妨げてるのはサーフィンの経験談からくる「都市伝説シリーズ」が原因です。ごく一部ですが以下のような都市伝説に悩まされてきました。

  • パドリングは前側で漕ぐ
  • パドリングは親指から水面に入れる
  • パドリングは水の中でS字カーブを描く
  • 水面を手で触る!
  • もっと膝曲げる!
  • ガニ股ダサいから内股を意識!
  • デーンレイノルズはフロントフッターだから!
  • 後ろ足荷重でサーフィンしないと上手くならない

 科学的根拠の乏しい、ザックリとした抽象論を今まで信じてきた結果、スタンスの悩み、荷重の悩みを長年抱えてきました。

 パドリングについてはもっと罪が深くて、筆者は両肩に脱臼癖を抱えてしまいました。

 サーフィンやカラダのメカニズムを無視した経験談は全部ゼロにして、正しい知識を1から取り入れることがオススメ。

7.ニュートラルポジションを信じる

サーフィンのニュートラルポジション

 いままでの都市伝説や経験を全て捨てて、ニュートラルポジションを確保してサーフィンすることだけに集中しました。そしたらサーフィンがとても簡単になりました。

 以上です。1mmでも役に立ったら嬉しいです。

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