サーフボード デッキパッド 貼り方と選び方 まとめ!その位置に貼って大丈夫?

6 min
デッキパッド

この記事はサーフィン初心者向け、デッキパッドの貼る位置が分からない方に向けてまとめた「サーフボード用デッキパッド 貼り方」について解説しています。

ちなみに「デッキパッド」は日本サーフィン特有の言葉です。英語圏では「Trancion Pads」や「Deck Grip」と言われています。

サーフィン用デッキパッドの貼る位置が分からない

以下はサーフィンのオンラインスクール「コレクトサーフ」の相談例。

デッキパッドの位置について質問です。パフォーマンス系ショートボードの場合、一般的にどのような位置がスタンダードなのでしょうか?新しいボードや、デッキパッドを張り替える時にいつも位置決めに迷います。

本記事ではコレクトサーフで学んだ「デッキパッドの貼る位置」を分かりやすく噛み砕いて解説していきます。

コレクトサーフについて→サーフィンのオンラインスクール「コレクトサーフ」で学んだ結果

後ろ足 デッキパッド サーフボード フィン に合わせるのが正解

デッキパッド
デッキパッドの貼る位置

サーフボードのフィンの位置に合わせてデッキパッドを貼るのが正解です。

サイドフィンに合わせると加速する

サイドフィンがある位置に後ろ足を乗せると、ドライブ(加速性)しやすくなります。ツインフィンなどはサイドフィンに合わせるのがオススメです。

センターフィンに合わせると回転性が上がる

センターフィンの上に後ろ足を乗せると、回転性が良くなります。コントロール性を重視するショートボードはセンターフィンに合わせましょう。

デッキパッド キック 合わせる位置

デッキパッド
キックの位置

蹴り込むサーフィンをするときにキックが役立ちます。キックの位置もセンターフィンの上に合わせて貼りましょう。

前足 フロントデッキパッド サーフボード スイートスポットに合わせる

デッキパッド
フロントデッキパッドの貼る位置

スイートスポットは前足側にあるサーフボードの中心位置です。両手でサーフボードを持って、最も左右に振りやすい重心ポイントがスイートスポットになります。サーフボードそれぞれでスイートスポットは違うので、デッキパッド貼る前にスイートスポットを探してみましょう。

デッキパッド 貼る メリット

ウェットスーツ
ウェットスーツの股間やお尻、胸を汚さない
  • 滑りにくくなる
  • ワックスの手間がなくなる
  • ウェットスーツや水着を汚さない

海を直接的に汚したくないという理由から2012年からワックスを使うのをやめました。ワックスを塗ったり剥がしたりの手間がなくなり、ウェットスーツの股間や胸の部分が白く汚れないのが大きなメリットです。

環境のこともあるけど・・・ワックスは股間、お尻、胸が汚れるから嫌い。

デッキパッド 貼る デメリット

beachaccess64
上半身裸では乳首が痛い
  • 見た目に問題がある(フロント)
  • 太ももや乳首が擦れて痛い(水着)

サーフボードによっては色が合わなかったり、見た目を損なうことがあります。また水着や裸でサーフィンすると肌が擦れるので痛いです。(私は夏でもウェットスーツを着ています)

フロントデッキパッドを貼ると擦れて痛い。※夏場でもウェットスーツで対応してます。

ダサくならない デッキパッド 貼り方

ダサくならないデッキパッド
ロゴカラーに合わせる
  1. ロゴカラーに合わせる
  2. ボードカラーに合わせる
  3. 適度なスペースを作る
  4. フロントとテールの色を合わせる

ロゴカラーに合わせる

ダサくならないデッキパッド
ロゴカラーに合わせる

デッキパッドの色をロゴカラーに合わせるとオシャレに見えます。

ボードカラーに合わせる

デッキパッドの貼る位置
フロント+テールの色味を合わせる

デッキパッドはサーフボードカラーに合わせて選ぶとカッコいい印象になります。

適度なスペースを作る

ダサくならないデッキパッド
スペースが狭い
ダサくならないデッキパッド
スペースを作る

テールのデッキパッドはテール幅に合わせて「スペース」を作ってあげるとスタイリッシュになります。

デッキパッド
失敗例
デッキパッドの貼る位置
成功例 適度にスペースを作って貼る

フロントデッキパッドはスペースを作って貼るのがオススメ。上の画像は失敗例で、おにぎりの海苔みたいになっています。

デッキパッドの色を合わせる

デッキパッド
失敗例 フロントデッキパッドとテールグリップの色が違う
デッキパッドの貼る位置
フロント+テールの色味を合わせる

フロントデッキパッドとテールグリップは同じ色を使うとスタイリッシュになります。ロゴカラーに合わせてもバラバラだとイマイチな見た目になりますね。

Instagram アンケート 「グリップ 貼るなら?」の結果

サーファー男女500名のアンケート結果

A(174票)35%

B(169票)34%

C(157票)31%

フォロワーさんに聞いてみた結果。いい感じに回答がバラけて均等になりました。つまり・・・見た目の好みやデッキパッドに求める機能はヒトそれぞれってことですね。ちなみにヒガシーサーは「A」の見た目が理想ですが、機能を考えると「B」なので、Bで貼る予定です。

使用しているデッキパッド

Beach Access フロント デッキグリップ ブラック
ビーチアクセス(Beach Access)
Beach Access テール デッキグリップ ブラック
ビーチアクセス(Beach Access)
Beach Access フラット テール デッキグリップ (横幅調整可能タイプ) グレー
ビーチアクセス(Beach Access)

デッキパッド 剥がれにくくなる貼り方

  1. ドライヤーでデッキパッドの粘着部分を温めてから貼る
  2. セメダインXを使う
  3. 24時間は重しを乗せて接着する

デッキパッドを貼る前に粘着部分をドライヤーで温めてから貼りましょう。そうすると接着が取れにくくなります。セメダインXはケースバイケースで使います。ソフトボードに貼るときは4隅にセメダインXを塗ってから貼っています。デッキパッドを貼った後は重しを乗せて24時間以上放置します。

ショートボード デッキパッド 貼る位置

ショートボードデッキパッド
ショートボードデッキパッド

前足 フロントデッキパッド 貼る位置

サーフボードを持って左右に振ります。一番簡単に振れる位置がそのボードの中心です。その位置を目安にフロントデッキパッドを貼りましょう。

後ろ足 デッキパッド 貼る位置

後ろ足の位置はセンターフィンの上に置きます。センターフィンの上に位置する場所に合わせてデッキパッドを貼りましょう。

パフォーマンスショート おすすめ デッキパッド

ショートボードはキックテールが付いているデッキパッドがオススメです。

Beach Access フロント デッキグリップ ブラック
ビーチアクセス(Beach Access)

Beach Access フロント デッキグリップ は粘着性が高く、グリップ力もあります。見た目もシンプルでオススメです。

Beach Access テール デッキグリップ ブラック
ビーチアクセス(Beach Access)

Beach Access テール デッキグリップ は粘着性が高くグリップ力もあります。キックもしっかりあるのでテールを蹴り込むことが多いショートボードにオススメです。

ツイン フィッシュ デッキパッド 貼る位置

デッキパッド
ツインフィッシュの貼る位置
ラウンドツイン
ラウンドツインの貼る位置

前足 フロントデッキパッド 貼る位置

デッキパッドの貼る位置
フロントデッキパッドの貼る位置

サーフボードを両手に持って左右に振ります。一番簡単に振れる場所がスイートスポットになるので、その位置を中心にデッキパッドを貼りましょう。

後ろ足 デッキパッド 貼る位置

サイドフィンのみのツインフィンの場合は、ツインフィンの位置に合わせてテールのデッキパッドを貼りましょう。

ツイン レトロフィッシュ おすすめ デッキパッド

テールの形や幅に合わせて調節できるデッキパッドがオススメです。

Beach Access フラット テール デッキグリップ (横幅調整可能タイプ) グレー
ビーチアクセス(Beach Access)

ミッドレングス ファンボード デッキパッド 貼る位置

ミッドレングスデッキパッド
ミッドレングスデッキパッド

前足 フロントデッキパッド 貼る位置

ミッドレングスやファンボードはボードサイズが大きく、足の位置もよく変えるので全体的に貼れるタイプがオススメです。基本はスイートスポット周辺に貼ります。

後ろ足 デッキパッド 貼る位置

ミッドレングスはテール幅も大きくフィンの位置もそれぞれ違うので、センターフィン〜サイドフィンの上をカバーするように貼りましょう。あと波待ちポジションのお尻に当たる部分にも貼るのがオススメです。

ミッドレングス ファンボード おすすめ デッキパッド

ミッドレングスやファンボードはボードサイズが大きく、足の位置もよく変えるので全体的に貼れるタイプがオススメです。

ロングボード デッキパッド 貼る位置

前足 フロントデッキパッド 貼る位置

ロングボードは自由にステップを踏むので全体に貼るのがオススメです。

後ろ足 デッキパッド 貼る位置

基本的にはセンターフィンの上に貼ります。

ロングボード おすすめ デッキパッド

ロングボードもボードサイズが大きく、足の位置もよく変えるので全体的に貼れるタイプがオススメです。

ミッドレングス同様、全体に貼れるタイプがオススメです。

デッキパッド 格安ノーブランド デメリット

  • 当たり外れがある
  • 粘着性が著しく弱い
  • 粉っぽいものが付く

Amazonや楽天で買える格安デッキグリップには当たり外れがあります。安いと粘着が弱くてすぐに剥がれたり、粉っぽいものが永遠に付く(落ちる)ものもありました。できればサーフィン用に開発されて販売されているデッキパッドを選ぶようにしましょう。

実際に試してみた デッキパッド集

Beach Access デッキグリップ

おすすめ

ラウンドツイン
テールグリップ
Beach Access フラット テール デッキグリップ (横幅調整可能タイプ) グレー
ビーチアクセス(Beach Access)
デッキパッドの貼る位置
フロントデッキパッド+テールグリップ
Beach Access フロント デッキグリップ ブラック
ビーチアクセス(Beach Access)
Beach Access テール デッキグリップ ブラック
ビーチアクセス(Beach Access)

粘着力も高くソフトボードでも剥がれません。グリップ力もあるのでボードコントロールが簡単にできます。有名ブランドと比べると価格も手頃でコスパが高い。5%OFFクーポンも使えるので、個人的には一番おすすめのデッキグリップです。

ツールス(TOOLS) デッキパッド FISH White Marble

デッキパッド
TOOLS マーブルカラー テールデッキパッド
TOOLS ツールス
¥6,234 (2024/04/25 20:45:06時点 Amazon調べ-詳細)

TOOLS のデッキパッドです。DHD ミニツイン2 用に購入しました。フラットタイプです。グリップは弱いですが剥がれることもなく十分に機能しています。

ロゴ無し サーフィン デッキパッド テールパッド スリーピース

ショートボードデッキパッド
テールのデッキパッド(マーブルカラー)

ショートボードのテール用に購入しました。ロゴなしで価格も安く、必要十分な機能です。

ロゴ無し サーフィン デッキパッド カスタム グリップ (フロント用)

ショートボードデッキパッド
フロント用デッキパッド(ホワイト)を使用してます。

ショートボードのフロント用に購入しました。価格も安く問題なく使えています。

フロントデッキ スリー デッキパッド サーフボード前足用 FRONT DECK 3 DECKPAD BLACK FOR SURBOARD

フロントデッキ スリー デッキパッド サーフボード前足用 FRONT DECK 3 DECKPAD BLACK FOR SURBOARD
AQUBONA

Amazonで購入できるフロント用のデッキパッドです。価格以上の製品で粘着性も高く、グリップ力も高いです。オススメ。

滑り止めトラクションマットEVA滑り止めフォームパッドデッキグリップマット、強力な接着剤付き、幅木付き

Amazon で購入できる格安のテール用デッキパッドです。カテゴリーランキング1位のベストセラーですが、すぐに剥がれたのでオススメしません。

楽天市場 SUP用デッキパッド

SUP用デッキパッド
表面にザラつく粉?繊維みたいなのがずっと出てきます。

黒い粉みたいなものがザラザラしてて服や手に付きます。何度か洗っても付いてしまうのでおそらく製品の粉末です。海を汚しそうですしオススメできないです。※何度も何度も強めに洗ってようやく粉は付かなくなりました。

NativeGrip テープ

デッキパッドではなくワックスシートのタイプです。粘着力が非常に強くグリップも強いです。その代わり非常に硬くてザラザラしてるので裸で使うと乳首や肌のダメージが大きいです。

クリスタルグリップ

クリスタルグリップ
クリスタルグリップ

まだフロントデッキパッドがない時代に使っていました。今は価格も割高なので使いませんが、グリップ性が高く厚手なので使いやすかったです。

クリアデッキ

クリアデッキ
クリアデッキ
クリアデッキ
クリアデッキ

まだフロントデッキパッドがない時代から使っています。粘着性は高いですがグリップ力は非常に弱いです。※黄色は台紙なので剥がして使うと透明なワックスシートです。

まとめ サーフボード デッキパッド 貼り方

デッキパッド
デッキパッドの貼り方と貼る位置
  • 前足はスイートスポットに貼る
  • 後ろ足はフィンに合わせて貼る

前足はスイートスポットに合わせて、後ろ足はフィンに合わせて貼れば失敗しません。サーフボードやサーフィンスタイルに合わせて、好みのデッキパッドを選んでいきましょう。

ヒガシーサー

ヒガシーサー

ブロガー/クリエイター

サーフィン歴20年の中級者。間違った上達方法で苦しんだ経験から、科学的メソッドで効率的に上達する方法を発信。初心者から中級者までのサーファーが安全で楽しいサーフィンライフを送るための情報を提供。インスタフォロワー3.4万人、YouTube登録者1.5万人。サーフボードブランドの会社員

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