ナナゼロ LOG04 Standard スカッシュテールは、ロングボードシリーズの中で最もパフォーマンス志向に設計されたモデルです。9’4″69.6Lという低ボリューム設計とスカッシュテールにより、従来のロングボードでは難しかったアグレッシブなマニューバーを可能にします。沖縄のリーフブレイクで実際に試乗した経験から、その真価と特徴を徹底解説します。
目次
ナナゼロ LOG04の基本スペックと特徴

サイズ | 9’4″ x 22 1/2″ x 2 3/4″ |
ボリューム | 69.6L |
価格 | ¥118,800 |
構造 | EPSコア、ファイバーグラス積層 |
ストリンガー | 木製1本 |
ボトム形状 | ノーズからテールまで緩やかなVee |
レール形状 | フル〜テールにかけてダウンレール |
フィンシステム | シングル(Futures対応) |
推奨サーファー | 中級者〜上級者 |
推奨体重 | 65kg〜80kg |
LOG04の主な特徴:
- ナナゼロロングボードシリーズで最も低いボリューム設計(69.6L)
- スカッシュテールによる鋭いターン性能
- 薄めのレール設計でクイックな動きを実現
- ノーズからテールまで緩やかなVeeボトムで安定性確保
- EPSコア構造で軽量化を実現
LOG04は、従来のクルージング重視のロングボードとは一線を画すパフォーマンス志向のモデルです。ナナゼロ サーフボード全17種類まとめの中でも、最もアグレッシブなライディングを求めるロングボード上級者向けに設計されています。
LOG04の魅力と他モデルとの違い

メイ
LOG04って他のナナゼロロングボードと何が違うの?9’4″だから長さは一番長いけど、ボリュームは一番少ないよね?
その通りです。LOG04は69.6Lと最も低ボリュームで、スカッシュテールを採用しているんです。これにより、他のLOGシリーズがクルージング重視なのに対し、LOG04はアグレッシブなターンやカットバックを重視した設計になっています。ロングボードでもショートボード的な動きを求める上級者に最適ですね。

ヒガ
ボリューム比較(9’4″サイズ):
- LOG02(9’4″):77.5L(ラウンドピンテール)
- LOG03(9’4″):73.7L(ノーズライダー仕様)
- LOG04(9’4″):69.6L(スカッシュテール)
この8Lの差は、実際の乗り味に大きな影響を与えます。LOG04は浮力が控えめな分、水に沈み込みやすく、エッジの効いたターンが可能になります。スカッシュテールとダウンレールの組み合わせにより、テール部分でしっかりと水を切ることができ、鋭いカットバックやタイトなターンを楽しめます。
沖縄リーフブレイクでの使用感レビュー
沖縄の透明度の高いリーフブレイクで実際にLOG04を試乗してみました。波のサイズは膝〜腰程度で、質の良いブレイクが続く絶好のコンディションでした。
LOG04の最大の魅力はここにあります。スカッシュテールとダウンレールの効果で、従来のロングボードでは難しかった鋭いカットバックが可能です。リーフブレイクの質の良い波面では、ボトムターンから一気にトップへ駆け上がり、シャープなカットバックを決めることができました。
緩やかなVeeボトムにより、アグレッシブな設計でありながら基本的な安定性は確保されています。ただし、初心者や中級者には若干不安定に感じる可能性があります。ある程度のロングボード経験があるサーファーにとっては、適度な不安定感がむしろ楽しさを演出してくれます。

メイ
ロングボードでもショートボードみたいな動きができるって本当?ノーズライディングとかはどうなの?
LOG04はパフォーマンス重視の設計なので、クロスステップやノーズライディングよりも、ボトムターンやカットバックなどのマニューバーが得意です。ノーズライディングを楽しみたいなら、LOG03のノーズライダーモデルの方が適していますね。LOG04は「ロングボードでもアグレッシブに攻めたい」という上級者向けです。

ヒガ
どんなサーファーにおすすめ?
LOG04が最適なサーファー:
- ロングボード経験者:基本的なロングボードの動きをマスターし、さらにアグレッシブな動きを求める人
- ショートボード経験者:ロングボードに挑戦したいが、クルージングだけでは物足りない人
- 体重65kg〜80kg:適正なボリューム配分で最高のパフォーマンスを発揮
- 質の良い波を狙うサーファー:胸波以上のサイズでその真価を発揮
Beach Accessロングボードとの比較:
Beach Access 9’0″ ロングボード(74L)と比較すると、LOG04の方が明らかにパフォーマンス志向です。Beach Accessがオールラウンドで安定性重視なのに対し、LOG04はマニューバー性能を追求しています。価格面でもLOG04(¥118,800)の方がややお手頃です。
LOG04のメリット・デメリット
- 低ボリューム設計による鋭いターン性能
- スカッシュテールでのタイトなマニューバー
- 薄めのレールによるクイックな反応性
- EPSコア構造で軽量化を実現
- Wood Skinモデルより¥10,000以上安価
- ロングボードとショートボードの良いとこ取り
- 初心者には安定性に不安を感じる可能性
- 小波でのテイクオフは他LOGシリーズより劣る
- ノーズライディング性能は専用モデルに劣る
- 中級者以上の技術が必要
よくある質問(FAQ)
Q
LOG04は初心者でも乗れますか?
Q
小波でも楽しめますか?
A
胸波以上のサイズでその真価を発揮します。膝〜腰程度の小波では、他のLOGシリーズの方がテイクオフが容易で楽しめるでしょう。
Q
他のナナゼロロングボードとの違いは?
A
LOG04は最も低ボリューム(69.6L)でスカッシュテールを採用し、パフォーマンス志向に設計されています。クルージング重視の他モデルとは異なり、アグレッシブなマニューバーが楽しめます。
Q
どのくらいの体重の人に適していますか?
A
65kg〜80kg程度のサーファーに最適です。この体重範囲であれば、適正なボリューム配分でLOG04の性能を最大限に活かすことができます。
まとめ:LOG04はパフォーマンス志向のロングボーダーにおすすめ
ナナゼロ LOG04 Standard スカッシュテールは、従来のロングボードの概念を覆すパフォーマンス志向のモデルです。69.6Lという低ボリューム設計とスカッシュテールにより、アグレッシブなマニューバーを楽しめます。
こんな人におすすめ:
- ロングボードでもアグレッシブに攻めたい上級者
- ショートボード経験者でロングボードに挑戦したい人
- 質の良い波でパフォーマンスを重視したい人
初心者の方は、まずnanazero LOG01やLOG02で基本を習得してから、ステップアップとしてLOG04を検討することをおすすめします。
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