まず初めに、サーフィン中の紫外線の怖さを甘くみてはいけません。紫外線は生物を殺したり、菌を殺菌したり、建造物やプラスチックを劣化させるほどの非常に危険性の高い光線です。
しかしサーフィンはどうしても紫外線を避けては通れないアクティビティです。
そこで今回はサーフィンにオススメの日焼け止めを厳選して紹介します。また、日焼け止めの種類や成分のこと、オーシャンフレンドリーについてや、日焼け止めの塗り方、選び方、日焼け後のアフターケアについてもまとめています。
特に日焼け止めの塗り方については間違った使い方をしているサーファーも多いので、ぜひ実践してもらいたい知識です。
またサーファーとして気をつけたい「海にやさしい日焼け止め」の選び方や、「ケミカルとノンケミカルの違い」についても解説しています。
紫外線については厚生労働省も注意を呼びかけているほど、有害なものなので、本記事でサーフィン中の紫外線防止策について知ってもらえたら嬉しいです。
目次
サーフィンをするなら必須!日焼け止めの重要性とは?
サーフィンをするなら必須!日焼け止めの重要性とは?
サーフィンは海と太陽の世界であり、海面からの反射や砂浜の反射もあり、曇りの日でも紫外線リスクが伴います。
また海水による肌の乾燥もあるので、実はサーフィンは紫外線リスクが非常に高いアクティビティでもあります。
紫外線は殺菌効果として生物が死滅するほどの光線です。それを肌や髪の毛に長時間当てることで「光老化」という皮膚の変化を助長します。
しかし、サーファーは小麦色の肌がカッコいいというイメージがあるので、日焼け止めを使わない方も多いですよね。
そこでこのセクションでは、サーフィンにおける日焼け止めの重要性について、その役割や効果的な使用方法、その他の日焼け止め対策についてご紹介します。
1-1.日焼けとは?肌に与えるダメージとその影響
日焼け(サンバーン)とは、太陽や、サンランプや日焼けベッドなどの紫外線を過剰に浴びることで起こるダメージのことを言います。
サンバーンは、軽度から重度のものまで様々です。サンバーンは、痛みを伴う赤みのある皮膚になります。重度の日焼けでは、腫れや水疱が生じることがあります。
症状は、日焼け後1時間以内に始まり、通常3日以内(通常12時間から24時間以内)にピークに達します。重度の日焼けをした人の中には、発熱、悪寒、衰弱を起こし、まれにショック状態に陥ることさえあります。
サンバーンは、太陽光の紫外線(UV)が皮膚細胞の上層部にあるDNAを損傷することで起こる放射線熱傷です。太陽はA、B、Cの3種類の紫外線を放射しており、UVCは地球の大気圏でほとんど吸収されますが、UVAとBは地上に到達し、無防備な皮膚に浸透することができます。
UVBは皮膚の一番上の層である表皮を透過し、日焼け、皮膚損傷、皮膚がんのリスク増加の原因になります。
1-2.日焼け止めの役割と効果的な使い方
日焼け止めは、有害な紫外線から肌を守るための最も効果的な方法です。日焼け止めは、紫外線を反射または吸収するシールドを肌に作ることで、その有害な影響を最小限に抑える働きをします。
日焼け止めには、クリーム、ジェル、スプレー、ローションなど、さまざまな形があります。日焼け止めを選ぶ際には、「ブロードスペクトラム」と表示され、SPF30以上のものを選ぶようにしましょう。
SPF(Sun Protection Factor)とは、紫外線をどれだけカットできるかを示すもので、数値が高いほど防御力が高いことを示します。
日差しを浴びる前に、適量の日焼け止めをたっぷりとまんべんなく塗ることを心がけてください。また、1日中、特に水泳や汗をかいた後は、日焼け止めを塗り直すことを忘れないでください。
1-3.日焼け止め以外にもできる日焼け対策とは?
実は日焼け止めの効果はそこまで高くありません。
肌の露出を抑えることが最大の効果を発揮する日焼け対策です。
例えばサーフィン中の「UPFラッシュガードやサーフハット」は最も効果的な日焼け止め対策になります。
また紫外線は目にも悪く「白内障」「瞼裂斑」「翼状片」「加齢黄斑変性」のような症状を引き起こすきっかけにもなります。
私の友人にもサーフィンが原因で「翼状片」を発症し、海で使えるサングラスを使っている方もいます。
日焼け止めも大切ですが、肌や頭皮、目などを紫外線から物理的に防御する装備も大切です。
海で日焼けしやすい理由とは?サーフィン前に知っておきたい肌と紫外線の関係
海での日焼けは、特にサーファーにとって避けられないものです。
でも、なぜ海では簡単に日焼けしてしまうのでしょうか?紫外線による肌へのダメージについて改めて知っておくことはとても大切です。
今回は、海での日焼けの原因や、肌と紫外線の関係について詳しく解説していきます。さらに、日焼けを防ぐためにどんな対策が必要なのかもご紹介します。ビーチで楽しい時間を過ごすために、ぜひ読んでいただきたい記事です。
2-1.紫外線って何?肌へのダメージとその影響
紫外線(Ultraviolet:UV)とは、非電離放射線の一種で、太陽や日焼けベッドなどの人工的な放射源から放出されるものです。
ビタミンDの生成など、人間にとって有益な面もある一方、健康被害をもたらす可能性もあります。私たちの自然な紫外線の源。太陽。人工的な紫外線源には、次のようなものがあります:タンニングベッド。
紫外線は、波長の大きさによって3種類に分類されます。UVAは、肌にシワを作ったり、日焼けや火傷の原因になります。UVAは、肌にシワができたり、日焼けしたり、火傷したりします。浴びすぎると皮膚がんになります。UVBは、肌の最外層にダメージを与えます。シミ、日焼け、日焼け、水ぶくれの原因となり、皮膚がんを引き起こす可能性があります。
紫外線については厚生労働省のページでも学べます。
2-2.海で日焼けしやすい理由とは?
海で日焼けしやすいのは、太陽の紫外線が水や砂に反射して、紫外線の強度が増すからです。さらに、海は塩分や湿度、霧など過酷な環境にあるため、予想以上に日焼けしやすく、危険な場所であることも覚えておきましょう。
2-3.紫外線対策におすすめのアイテムとは?
紫外線を防ぐ対策をすることが大切です。
肌を覆う服を着る>帽子をかぶる>日焼け止めを塗る。
左ほど紫外線対策効果が高く、右に行くほど紫外線対策効果が低くなります。日焼け止めは全身にたっぷりと塗り、2時間ごとに塗り直します。
また、顔や目を紫外線から守るために帽子をかぶりましょう。
また、UPF(Ultraviolet Protection Factor)素材を使用した衣服を着用すると、紫外線を防ぎ、日焼けを防止することができます。
サーフィン用日焼け止めの選び方を徹底解説!最強の効果と耐久性を持つ商品を厳選
サーフィン用の日焼け止めを選ぶ際には、SPF値やPA値だけでなく、効果や耐久性も重要です。
どんな種類があるのか、どんな点に注意して選べばいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。このコーナーでは、サーフィン用の日焼け止めの選び方について詳しく解説し、効果や耐久性が強い商品を厳選して掲載しています。サーフィンを楽しみながら、肌の健康も守るための必読の内容です。
3-1.日焼け止めの種類と特徴
日焼け止めには、ケミカルなものとノンケミカルなものの2種類があります。
ケミカルな日焼け止めは、アボベンゾン、ホモサレート、オクチサレートなどの紫外線を吸収する化合物を含んでいます。
ノンケミカルな日焼け止めは、酸化チタンや酸化亜鉛などの有効成分を含み、紫外線を反射して肌から遠ざけるものです。
それぞれ特徴があるので、自分が使っている日焼け止めの種類をよく読んで選ぶことが大切です。
3-2.日焼け止めの成分とその効果
日焼け止めの有効成分は、紫外線を反射、散乱、吸収させる働きをします。
一般的な成分は、二酸化チタン、酸化亜鉛、オキシベンゾンです。
酸化チタンと酸化亜鉛は、ノンケミカルな紫外線遮断剤として最もよく使用される2つの成分です。
どちらも太陽光にさらされると分解されず、紫外線を反射・散乱させて肌から遠ざける働きがあります。
オキシベンゾンはケミカルなUVカット剤で、紫外線を吸収してエネルギーに変換し、肌にダメージを与えるのを防ぎます。
3-3.日焼け止めのSPFやPA値について
SPF(サンプロテクションファクター)は、日焼け止めを塗っているときに日焼けを起こすのに必要な太陽エネルギーの量を、無防備な肌と比較して測定するものです。
SPF30が最も一般的で、最適な選択です。PA値とは、Protection Grade of UVAの略で、日本では日焼け止めがUVA光線に対してどの程度の防御力を持つかを測定するために使われています。
数値が高いほど、日焼け止めの防御力が高いということになります。PA値0は防御力なし、PA+++は最も防御力が高い。
3-4.日焼け止めの塗り方と塗り直しのタイミング
平均的な体格の大人や子どもは、頭からつま先まで均一に覆うために、少なくとも1オンス(ショットグラス一杯分)の日焼け止めが必要です。
その量を少なくするためにはサーフハットを被る、ラッシュガードやウエットスーツを着用するなどの対策を行いましょう。
日焼け止めは外出の15分前に塗り、2時間ごとに塗り直し、汗をかいた後や水泳の後にも塗りましょう。
耳、鼻、足、手の甲、首の後ろなど、忘れがちな部分もしっかりカバーすることが大切です。
クリーム、スプレー、スティックなど、日焼け止めの主な種類と選び方
夏場の屋外活動には、日焼け止めが欠かせません。
しかし、クリームやスプレー、スティックなど、さまざまなタイプの日焼け止めが販売されており、どれを使えばいいのか迷ってしまうこともあります。
基本的に「摩擦」は肌に良くありません。そのため私は摩擦力が強いスティックタイプの日焼け止めや、伸びが悪いバームタイプの日焼け止めを使いません。
今回は、日焼け止めの主な種類を紹介するとともに、自分の目的や用途に合った日焼け止めの選び方をアドバイスします。
日焼け止めを塗ることにすでに慣れている人も、日焼け止め初心者の人も、この記事で必要な情報を得ることができます。
私は美容皮膚科医の上原恵理先生の情報を、信頼できる情報ソースとして利用しています。
4-1. クリームタイプの日焼け止め
クリームタイプの日焼け止めは、ローションタイプの日焼け止めとも呼ばれ、最も馴染みのある日焼け止めのタイプです。
とろみのある半透明のローションで、さまざまなSPF値のものがあります。クリームタイプの日焼け止めは、UVAとUVBの両方をブロックするように配合されているため、日焼け予防や対策に適しています。
クリームタイプの日焼け止めを塗るときは、体の日差しが当たる部分全体を覆うように、まんべんなくスタンプを押すように日焼け止めを塗っていくことが重要です。
このタイプの日焼け止めは増粘剤が入っているため、肌にのせると少し重く感じることがあります。クリームタイプの日焼け止めを使う利点は、他のタイプの日焼け止めよりも肌に長くとどまり、より多くの紫外線を防ぐことができることです。
4-2. スプレータイプの日焼け止め
スプレータイプの日焼け止めには、エアゾールとポンプ式の容器があります。
エアゾールタイプの日焼け止めは、塗りやすく、いい香りがする傾向があります。
しかし、SPF値が低く、紫外線を十分にカットできない場合があるのが欠点です。
スプレータイプの日焼け止めのもう一つのタイプは、ポンプ式の容器に入った透明で無香料の液体です。
このタイプは、刺激が少ないので、敏感肌の方におすすめです。さらに、クリームタイプの日焼け止めよりも油分が少ない傾向にあります。
スプレータイプの日焼け止めを使うときは、ムラなく塗って、しっかり擦り込むようにしましょう。
4-3. スティックタイプの日焼け止め
日焼け止めの中でも人気が高まっているのが、スティックタイプの日焼け止めです。
顔や体の他の部分に塗ることができる、固形の半ワックス状のものが一般的です。
このタイプの日焼け止めは、手を汚さずに日焼け止めを塗る必要がある人に特に有効です。スティックタイプの日焼け止めは、比較的塗りやすく、とろみがあって少し油っぽいので、肌に残りやすくなっています。
さらに、スティックタイプの日焼け止めは、クリームよりもSPF値が高いので、夏場の長時間の屋外活動にも適しています。
ただし一般的な塗り方は摩擦で塗る方法なので、スタンプのようにポンポンと押して使う方法がオススメです。
4-4. プラスα!日焼け止め選びのポイント
日焼け止めを選ぶ際には、いくつかの点に注意する必要があります。
まず、SPF15以上で、UVAとUVBの両方を防ぐことができるブロードスペクトラムの日焼け止めを選ぶようにしましょう。
酸化亜鉛と二酸化チタンというミネラルを含む日焼け止めは、最も効果的に紫外線をカットすることができますので、探してみてください。
また、オキシベンゾンを含む日焼け止めは、皮膚アレルギーやその他の健康障害と関連があるとされているので、避けてください。最後に、日焼け止めは2時間おきに塗り直して、紫外線をしっかりカットしましょう。
サーフィンに適した日焼け止めの種類とは?SPFやPA値の見方も解説
海やプールで過ごすとき、特にサーフィンをする際は、日焼け対策が必要不可欠です。しかし、日焼け止めは多種多様な種類があり、どれを選んでいいか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこでこのセクションでは、サーフィンに適した日焼け止めの種類について詳しく解説します。SPFやPA値といった基礎知識を覚えておきましょう。
5-1. SPFとは?
日焼け止めのSPFとは、”Sun Protection Factor”の略称で、紫外線B波(UVB)から肌を守る効果を示す数値です。
SPFの数値が高くなるほど、日焼け止めの効果が高まります。具体的には、SPF15の日焼け止めを使用する場合、同じ環境で日焼けするのにかかる時間の約15倍の時間、つまり、15倍の時間は紫外線から肌を保護することができます。
とはいえ現実的には海水や摩擦、汗で日焼け止めの持続時間は短くなります。
ただし、SPFが高いからといって、必ずしも完全に紫外線から肌を守るわけではありません。また、SPFが高いからといって、より長時間日光に当たっても大丈夫というわけではありません。適切な量を塗布し、適宜塗り直すことが必要です。
日焼け対策先進国のオーストラリアではSPF30以上の日焼け止めは、あまり売られていません。それ以上のSPF数値は必要ないというのが常識だからです。
また、SPFはUVBに対する効果を示すものであり、紫外線A波(UVA)に対する効果は別に示されています。
そのため、効果的な日焼け止めを選ぶためには、SPFだけでなく、UVA波に対する保護効果も確認することが重要です。
5-2.PAとは?
日焼け止めのPAとは、”Protection Grade of UVA”の略称で、紫外線A波(UVA)から肌を守る効果を示す数値です。
PAは、”+”記号がつくことで、PA+、PA++、PA+++などのレベルがあります。PA+は、UVA保護効果が最低レベルであり、PA+++は最高レベルで、より長時間、より効果的にUVAから肌を保護することができます。
日焼け止めには、SPFとPAの両方の指標があり、それぞれが異なる種類の紫外線に対する保護効果を示しています。紫外線B波(UVB)に対する保護効果を示すSPFと、紫外線A波(UVA)に対する保護効果を示すPAが、両方とも表示されていると、より効果的な日焼け止めとなります。
5-3.ウォータープルーフについて
日焼け止めのウォータープルーフ(耐水性)は、主に2つの要因によって決まります。
1つ目は、日焼け止めに含まれる成分の種類や配合割合です。ウォータープルーフの日焼け止めは、通常、撥水性や接着性の高い成分が配合されています。これらの成分は、水に強く接着して肌表面に保護膜を形成することで、汗や水で日焼け止めが流れ落ちにくくなっています。
2つ目は、日焼け止めの耐水性能を表す指標である「ウォーターレジスタント指数」(WR値)です。この数値は、肌に付着した日焼け止めが、水に浸かってからどの程度の時間、効果を保つことができるかを示しています。通常、WR値は、40分、80分、120分などのレベルで表示されます。WR値が高いほど、より長時間日焼け止めの効果を維持することができます。
ただし、完全に水に強い日焼け止めは存在せず、水や汗に長時間さらされる場合には、定期的に塗り直すことが必要です。また、肌に適した日焼け止めを選び、適切な量を塗布することも重要です。
5-3.サーフィンに適した日焼け止めはコレ
私がサーフィン中に愛用している日焼け止めは Thinkbaby(シンクベイビー)の日焼け止めです。iHerv では日焼け止めランキング1位を取り続けているベストセラーです。
「Thinkbaby SPF 50+ 日焼け止めクリーム」は、特に赤ちゃんや子供向けに開発された日焼け止めクリームであり、以下のような特徴があります。
- 高いUVB/ UVA保護効果:SPF50+、PA+++の高い紫外線B波(UVB)および紫外線A波(UVA)から肌を保護します。
- 物理的日焼け止め:酸化亜鉛を含む物理的な日焼け止め成分で、紫外線を反射して肌を保護するため、化学的な日焼け止め成分を含まず、肌への負担が少ないとされています。
- ナノ粒子不使用:微小なナノ粒子を使用していないため、肌への吸収量が少なく、安心して使用できます。
- 低刺激性:赤ちゃんや子供の敏感な肌にも優しい、低刺激性の処方です。
- ウォータープルーフ:80分間のウォーターレジスタント指数を持ち、水泳や水遊びをしている間にも日焼けから肌を守ります。
- 香料フリー:香料やパラベン、フタル酸エステル、動物由来成分など、肌に負担をかける成分を含まないため、敏感肌やアレルギー体質の人にも安心して使用できます。
総合的に考えて、赤ちゃんや子供の敏感な肌にやさしい成分でありながら、高い日焼け止め効果を持ち、さらに水にも強いため、アウトドアや水遊びなど、様々なシーンで使用することができる、優れた日焼け止めクリームといえます。
デメリットとしてはノンケミカルのため白浮きすること、そして石鹸で洗うだけでは落ちにくいので、クレンジングを使って、なおかつ摩擦を少なくする正しい洗い方で落とす必要があります。
サーフィン日焼け止めで知っておきたい成分とは?
サーフィンをするときに欠かせないアイテムが日焼け止めです。しかし、日焼け止めには数多くの成分が含まれており、どの成分が肌に良くて、どの成分が肌に悪いのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。また、ハワイやパラオでは禁止されている成分もあります。今回は、サーフ系の日焼け止めに含まれる主な成分を解説し、どんな効果があるのか、どんな注意点があるのかなどをお伝えします。本項の知識を参考に、サーフ用日焼け止めを選んでみてください。
6-1. 無機系(ノンケミカル)と有機系(ケミカル)の違い
日焼け止めには主に、物理的または非化学的なフィルターとして知られる無機系と、化学的なフィルターとして知られる有機系の2種類があります。
一般的には無機系をノンケミカルと言い、有機系をケミカルと呼びます。
ノンケミカル系は酸化亜鉛や酸化チタンなど、有害な紫外線を肌から遠ざける作用があります。
ケミカル系はアボベンゾン、エカムズール、オキシベンゾンなど、いわゆる「紫外線吸収剤」と呼ばれる成分を利用し、紫外線を吸収して熱に変換し、その熱を肌から放出します。
サーファーが使うべきはノンケミカルのタイプがオススメ。肌にも優しく、海洋環境に悪影響を及ぼさない成分を使っていることが大切です。
またケミカルタイプの日焼け止めは即効性はありますが、
より安全で、より自然なものと考えられています。皮膚刺激や光線過敏症を引き起こす可能性があり、皮膚に吸収されることもあるため、かえって害になります。
6-2.オーシャンフレンドリーの原材料とは?
オーシャンフレンドリーまたはリーフセーフの日焼け止めは、環境に害の少ない無機フィルターまたは有機フィルターのいずれかを含む日焼け止めです。
無機フィルターは、分解して海に吸収されることがないため、一般的に環境にとってより安全であると考えられています。
海にやさしい成分としては、ノンナノ酸化亜鉛、ノンナノ二酸化チタンがよく知られています。
6-3.海にやさしい成分とは?ハワイやパラオでは禁止されている成分について
オキシベンゾンとオクチノキサートは、ハワイとパラオで禁止されている、日焼け止めに含まれる一般的な成分です。
これらの成分は、紫外線を吸収してサンゴの白化を引き起こすため、サンゴ礁や生態系に有害であることが判明しています。
その他、ナノ粒子の酸化チタン、4-MBC、オクチサレート、ホモサレート、オクトクリレンなども注意が必要な成分です。
6-3. 成分に注意するポイント
日焼け止めを購入する際は、成分表をよく読んで、有害な成分が含まれていないか確認することが大切です。
避けるべき成分としては、オキシベンゾン、オクチノキサート、4-MBC、オクチサレート、ホモサレート、オクトクリレンなどがあります。
さらに、日焼け止めの中には、日焼け止めの粒子が非常に小さく、肌の奥まで浸透することを意味するナノ粒子化されたものがあります。
敏感肌の人は、ナノ粒子は肌荒れの原因になり、良いことよりも悪いことの方が多いので、避けた方がよいでしょう。
サーフ用日焼け止めにはさまざまな成分が含まれていますが、中には海や環境に悪影響を与えるものもあります。
無機フィルターと有機フィルターの違いや、海に優しい成分、ハワイやパラオで禁止されている成分などを知っておくことが大切です。
日焼け止めを購入する前に、必ず成分表をよく読み、有害な化学物質が含まれていないかどうかを確認しましょう。どのような成分に注意すべきかを知ることで、自分にとっても環境にとっても最適な日焼け止めを選ぶことができるのです。
環境にも肌にもやさしい!ノンケミカルの日焼け止めの特徴とおすすめ商品
ノンケミカルの日焼け止めは、肌だけでなく環境にも優しいという特徴があります。
ここでは、ノンケミカル日焼け止めの特徴や、環境問題に配慮したおすすめ商品について詳しく解説していきます。日焼け止めに使用される一般的な化学成分には、環境汚染物質が含まれていることが知られています。
しかし、ノンケミカルの日焼け止めは、環境に配慮し、自然由来の成分を使用しています。このコーナーをお読みいただくことで、自分に合ったノンケミカル日焼け止めの選び方や、おすすめの製品を知ることができます。
7-1.ノンケミカルの日焼け止めとは?
ノンケミカルサンスクリーンは、太陽の有害な紫外線から肌を守るために化学成分を使用しないタイプのサンスクリーンです。
酸化亜鉛や二酸化チタンなどの天然成分が、肌の表面で物理的なバリアとして働き、紫外線をカットします。
ノンケミカルの日焼け止めは、一般的に植物由来のオイルやミネラルで構成されており、肌に優しいだけでなく、環境にも安全です。
7-2.ノンケミカルの日焼け止めの特徴とメリットとは?
ノンケミカルの日焼け止めは、従来のケミカルな日焼け止めよりもはるかに安全な選択肢として一般的に考えられています。
オキシベンゾンのような一般的な化学成分は含まれておらず、皮膚に刺激を与え、内分泌かく乱作用や乳がんのリスクを高めることが知られています。
また、ノンケミカルの日焼け止めは、化学物質のように環境を汚染する化学物質を含まないため、環境にも安全です。
さらに、ノンケミカルの日焼け止めは、ケミカルな日焼け止めと同じように効果があり、肌に栄養を与える天然成分を含んでいるものも多くあります。
7-3.Thinkbabyおすすめのノンケミカル日焼け止め製品
筆者も愛用している Thinkbaby は、安全で効果的、そして環境に優しい製品を作ることに専念している新興の日焼け止めブランドです。iHervではベストセラーになっていて、よく売り切れています。
子供たちの肌にも安心して使えるので、もう4年以上この Thinkbaby の日焼け止めをリピートしてます。
ノンナノ酸化亜鉛、ノンナノ二酸化チタン、オリーブオイル、ミツロウ、その他の植物性オイルなどの天然成分で作られたノンケミカルの日焼け止めです。
オキシベンゾンやパラベンなどの刺激的な成分を含まないので、肌への安全性が高いのが特徴です。また、最大80分間の耐水性があり、太陽光線から長時間保護するバリアを提供します。
7-4.アクアラング CORALILY サンゴに優しい日焼け止め
アクアラングCORALILYは、酸化亜鉛と二酸化チタンを配合した、リーフセーフでサンゴに優しいノンケミカルサンスクリーンです。この日焼け止めは、オキシベンゾン、オクチノキサート、その他サンゴ礁にダメージを与える可能性のある過酷な化学UVフィルターを使用していません。
軽く、べたつかない処方で、なめらかに伸び、香料、パラベン、その他の有害物質は含まれていません。敏感肌の方にもお使いいただける日焼け止めで、保護効果が長続きします。
7-5.KuSuオーセンティックサンスクリーンクリーム 40g
KuSu Authentic Sunscreen Cream 40g」は、普段使いに最適なノンケミカルの日焼け止めです。この日焼け止めは、シアバター、ココナッツオイル、ミツロウなど、植物由来の天然成分を配合しています。ベタつかない処方で肌にやさしく、パラベンなどの刺激の強い化学物質は使用していません。また、SPF30で最長60分の耐水性があり、太陽の有害な光線から肌を守ります。
クラゲに刺されない日焼け止めって?海水浴やサーフィンに使える効果的なアイテムとは
海で遊ぶとき、クラゲに刺されることは、海水浴客やサーファーにとって共通の心配事です。幸い、このような刺されを避けるために有効な日焼け止めがあります。今回は、クラゲ刺され防止に効果的な日焼け止めの特徴を探ります。また、読者の皆様が安心して水辺のアクティビティに最適な日焼け止めを選べるように、おすすめの製品もご紹介します。
8-1.クラゲに刺されない日焼け止めとは?
日焼け止めは、太陽の紫外線(UV)から身を守るために作られたものです。しかし、一部の日焼け止めは、クラゲ刺傷に対する保護を提供することもできる。具体的には、クラゲ刺傷防止剤を配合した日焼け止めは、Chrysaora fuscescensおよびChiropsalmus quadrumanusクラゲの刺傷細胞から保護するために使用することができます。これらの刺傷は致命的である可能性がありますが、クラゲ刺傷防止剤を配合した日焼け止めを使用することで、傷害のリスクを大幅に低減することができます。
また、クラゲに刺されない日焼け止めの効果は、その配合に大きく依存します。酸化亜鉛や酸化チタンなどの成分を含む日焼け止めは、クラゲに刺されるのを防ぐのに効果的ですが、そのような成分を含まないものは、同じレベルの保護効果が得られない場合があります。また、ローションではなくクリームタイプの日焼け止めを使用すると、クリームは100%カバーできますが、ローションは部分的に露出する可能性があるため、ローションではなくクリームタイプの日焼け止めが好まれます。
8-2.クラゲに刺されない日焼け止めの効果と使い方
クラゲ刺され防止日焼け止めは、皮膚に保護バリアを形成することで、クラゲ刺されに対する保護を提供します。このバリアは、刺された人が皮膚に侵入するのを防ぐシールドとして機能します。さらに、これらの日焼け止めは、皮膚上に疎水性表面を形成し、毒の拡散を防ぐのに役立ちます。
しかし、これらの日焼け止めは、クラゲに刺されるのを100%防ぐ効果があるわけではないことに注意が必要です。クラゲの近くで泳いだり、サーフィンをしたりするときは、注意することが大切です。また、これらの日焼け止めは、クラゲの刺傷から最大限保護するために、たっぷり、頻繁に塗る必要があります。
8-3.おすすめのクラゲに刺されない日焼け止め商品を紹介!
クラゲに刺された時の対策として、様々な日焼け止めが販売されています。おすすめの商品には、以下のようなものがあります。
※チンクイには効果がありません。
サーフィン日焼け止めの正しい塗り方!ムラや忘れがちな部位もしっかりカバーしよう
日焼け止めを塗ることは、サーフィン時の肌を守る重要なステップであり、ほとんどの人が正しい方法を知っていると思っていますが、正しいノウハウがなければ、日焼け止め対策の効果を最大限に発揮できないかもしれません。
今回は、サーフィンの日焼け止めの塗り方の基本、ムラを防ぐ方法、見落としがちな部分への塗り方、忘れがちな部分への塗り方について解説していきます。さらに、スキンケアの基本、効果的な塗り方によって、日焼けだけでなく、摩擦による擦り傷への抵抗力を高める方法についても解説します。この記事の情報を参考に、より快適で安全なサーフィンを楽しんでください。
参考記事:日焼け止めの正しい塗り方 3つのテクニック 美容のプロに教わりました
日焼け止めの正しい塗り方 YouTube動画
9-1.サーフィン日焼け止めの塗り方の基本
- なるべく摩擦を抑えて塗る
- 家から出る20分前に塗る
- 海に入る10分前にもう一度塗る
よく海に入る直前に日焼け止めを塗りたくるサーファーがいますが、それでは効果を発揮できません。家から外出する20分前に塗る。海に着いてからすぐに塗る。これを徹底していきましょう。
9-2.ムラを防ぐためのコツとは?
日焼け止めは、塗り残しがないように、まんべんなく、順序よく塗る。体の外側から内側に向かって塗ると、より均一に塗ることができます。日焼け止めは、日差しが当たる部分すべてにたっぷりと塗りますが、特に鼻や首の後ろ、頭皮など、お手入れを怠りがちな部分には気をつけましょう。また、日焼け止めを塗るときは、左右均等に塗ることを心がけ、鏡で塗り残しがないかを確認しましょう。
9-3.忘れがちな部位の塗り方とは?
鼻や耳の後ろ、首の後ろなど、日焼け止めを忘れがちな部分には、顔専用の日焼け止めを使うようにしましょう。頭皮は、サーフハットをかぶるようにしてください。紫外線の頭皮ダメージを甘くみてるとマジで禿げます。
日焼け止めの塗り直しタイミングは?サーフィン中の対策について
日焼け止めを塗ることは、肌の健康のためにとても大切ですが、適切なタイミングで塗り直すことも同様に大切です。特にサーフィンなどのウォータースポーツをする場合、日焼け止めは水や汗で落ちやすく、その効果を維持するためには塗り直しの頻度に気をつけなければなりません。ここでは、日焼け止めの塗り直しのタイミングについて詳しく解説します。
また、サーフィン中に日焼け止めを塗る際に便利なアイテムやテクニックも紹介します。このセクションを読むことで、肌を守るための正しい塗り直しのタイミングを理解し、サーフィン中の日焼け対策をより効果的に行うためのヒントを得ることができます。
10-1.日焼け止めの塗り直しタイミングとは?
原則として、日焼け止めは2時間ごとに塗り直せば、太陽の有害な光からあなたを守ることができます。しかし、汗をかいたときや水泳をしたときなど、もっと頻繁に塗り直す必要がある場合もあり、その場合は少なくとも80分ごとに塗り直してください。
ただし、海の上で日焼け止めを塗ることは、環境負荷を大きくしてしまう可能性もあるので、海の上では塗り直さないようにしましょう。
10-2.サーフィン中の日焼け止めの塗り直し方法とポイント
サーフィンをするときは、日焼け止めをきちんと塗ったり、塗り直したりしたいですよね。ここでは、覚えておきたいポイントをご紹介します。
- SPF30以上のウォータープルーフタイプの日焼け止めを使用します。
- 顔、腕、脚に大さじ2杯程度、たっぷり塗ります。
- 首、耳、ひじ、手など、サーフィンで露出することの多い部分は特に注意しましょう。
- 唇を保護するために、SPF15以上のリップクリームを使用します。
- 頭皮はサーフハットでガードしましょう。
10-3.日焼け止めを塗り直す際の注意点とは?
日焼け止めを塗り直す際には、いくつかの注意事項があります。完全にカバーするために、必ず一貫してしっかりと塗り直してください。
塗り残しがないよう、十分な量を使用しましょう。研究によると、平均的な人は全身に約1オンスの製品を使用する必要があるようです。
ただ流石に1オンスの量を毎回塗ってると、すぐに日焼け止めがなくなってしまうので、私は夏でも上下の長袖ウェットスーツやラッシュガードを使うようにしています。
さらに、日焼け止めが目に入ると炎症を起こすことがあるので、目に入らないようにしましょう。また、日焼け止めが目に入ると炎症を起こすことがあるので、サングラスや保護メガネを着用してください。
日焼け止めを塗り直すことは、肌を健康に保つために欠かせないことです。
日焼け止めの効果を最大限に発揮させるためには、塗り直すタイミング、正しい塗り方、注意点などを知っておくことが大切です。この記事で紹介したことを実践すれば、ビーチでも水辺でも、あるいは外出先でも、日焼けを防げます。
日焼け後のアフターケアって大事!正しいケア方法と効果的なアイテムを紹介
サーフィンのような長時間太陽にさらされるアウトドアスポーツでは、スキンケアへの意識が高まるのは当然です。
健康な肌を維持するためには、日焼け後のアフターケアが非常に重要です。正しいアフターケアの方法を知ることは、肌のダメージを最小限に抑え、肌荒れを予防するための鍵となります。この記事では、日焼け後のアフターケアについて詳しく解説し、効果的なケア方法とおすすめのアイテムをご紹介します。日焼け後のケア方法を知るために、ぜひご一読ください。
11-1.日焼け後のアフターケアの大切さとは?
アフターケアは、日焼け後の肌を適切に回復させるために重要なステップです。日焼けは紫外線(UV)の浴びすぎによって引き起こされます。紫外線は、肌を若々しく弾力のある状態に保つコラーゲンやエラスチン繊維を傷つけ、肌にダメージを与える可能性があります。日焼けをした後は、肌へのダメージを防ぎ、不快感を軽減し、肌の回復を促すために、適切なアフターケアをすることがとても大切です。
さらに、適切なアフターケアは、かゆみや水ぶくれや剥離のリスクを軽減することにもつながります。これにより、感染症や潜在的な皮膚トラブルのリスクを軽減し、健康的な皮膚の成長と治癒を促進することができます。また、アフターケアは、皮膚へのさらなるダメージを抑え、長期的なダメージを引き起こす可能性のある日焼けを防ぐことにも役立ちます。
11-2.日焼け後の正しいケア方法とは?
日焼け後のアフターケアには以下の手順が効果的です。
- 日焼けした肌を冷やす:冷却ジェルや保冷剤を使って、肌を冷やします。冷やすことで肌の炎症を和らげ、痛みやかゆみを緩和することができます。
- 保湿する:日焼け後は肌が乾燥しやすくなるため、保湿を心がけます。乳液やクリームなどの保湿剤を使って、肌の水分を補給します。
- 炎症を鎮める:炎症を鎮めるために、アロエベラやカモミールエキスなどの成分が配合されたローションやジェルを使います。これらの成分は、肌を鎮静化することができます。
- 紫外線を避ける:日焼け後は肌が敏感になっているため、できるだけ紫外線を避けるようにしましょう。日傘や帽子を使ったり、日焼け止めを塗ったりすることで、肌のダメージを最小限に抑えることができます。
- 水分補給をする:日焼け後は肌だけでなく、体全体が脱水症状に陥りやすくなります。こまめな水分補給を心がけ、体の内側からも保湿を行いましょう。
以上が、日焼け後のアフターケアの効果的な手順です。ただし、日焼け後に痛みやかゆみが強い場合や、水ぶくれができた場合は、専門医の診断を受けることが望ましいです。
日焼け後のアフターケアで最も重要なのは、患部の皮膚を冷やすことです。これは、冷たい水道水で湿らせた清潔なタオルを患部に当てるか、重曹を加えた冷たいお風呂に入ることで行えます。これにより、赤み、痛み、皮膚へのダメージを軽減することができます。
また、患部に保湿剤、ローション、ジェルを塗ることも大切です。特にアロエベラローションやジェル、カラミンローションは鎮静効果があります。さらに、水分をたくさん摂ることで、日焼けで失われた水分を補い、肌の潤いを保つことができます。
11-3.サーフィンや海水浴の後に必要なアフターケア
海水浴の後のアフターケアとして、さらに以下のような手順が追加できます。
- 海水を洗い流す:海水は塩分が含まれているため、肌を乾燥させる原因になります。海水浴後は、シャワーで海水を洗い流して、肌の塩分を取り除きます。
- 日焼け止めをクレンジングで洗い流す:日焼け止めは汗や海水によって落ちにくく、肌に残ることがあります。クレンジング剤を使って、日焼け止めをしっかりと洗い流しましょう。
- 乾燥を防ぐ:海水浴後は肌が乾燥しやすくなります。保湿成分の入った化粧水や乳液を使って、肌の水分を補給し、乾燥を防ぎます。
- 洗顔後はローションと乳液を使う:洗顔後には、化粧水や乳液を使って肌を整えます。肌に潤いを与え、キメを整えることで、肌の健康を保ちます。
- フェイスパックを使う:海水浴後は、肌の疲れや乾燥が気になる場合は、フェイスパックを使うのも効果的です。保湿成分が豊富なシートマスクを使ったり、自分で作ったマスクを使ったりすることで、肌の潤いを補給することができます。
以上が、海水浴の後のアフターケアの追加手順です。海水浴後は、紫外線や塩分、風などによって肌がダメージを受けるため、丁寧なアフターケアを行うことが大切です。
11-3.日焼けの肌の再生を早める栄養素とサプリメントの種類
日焼け後に必要な栄養素と、そのサプリメントの種類については、以下のようなものがあります。
- ビタミンC:ビタミンCは、肌を健康的に保つために必要な栄養素です。日焼け後には、ビタミンCを多く含む食品やサプリメントを摂取することで、肌の修復や再生を促すことができます。
- ビタミンE:ビタミンEは、肌の細胞を保護し、日焼けによるダメージから肌を守る効果があります。サプリメントとしては、ビタミンEの入った錠剤やカプセルがあります。
- アスタキサンチン:アスタキサンチンは、抗酸化作用が強く、日焼けによるダメージから肌を守る効果があります。サプリメントとしては、アスタキサンチンの入った錠剤やカプセルがあります。
- オメガ3脂肪酸:オメガ3脂肪酸は、肌の健康に欠かせない栄養素です。日焼け後には、オメガ3脂肪酸を多く含む食品やサプリメントを摂取することで、肌の炎症を抑える効果があります。
- グルコサミン:グルコサミンは、肌の弾力性を保つために必要な栄養素です。日焼け後には、グルコサミンを多く含む食品やサプリメントを摂取することで、肌の修復や再生を促すことができます。
以上が、日焼け後に必要な栄養素と、そのサプリメントの種類です。ただし、サプリメントの摂取については、個人差がありますので、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。また、サプリメントは、あくまでも食事の補助として摂取するようにしましょう。ちなみに筆者は以下のサプリメントを日常的に摂取しています。
11-4.ビタミンCサプリメントの摂り方「タイムリリース」とは?
ビタミンCのタイムリリースとは、ビタミンCを長時間にわたって徐々に放出する技術のことを指します。一般的に、ビタミンCは体内に摂取されると、すぐに代謝されて排出されるため、長期的な効果を期待するには、定期的に摂取する必要があります。
そこで、タイムリリース技術を用いることで、ビタミンCを長時間にわたって徐々に放出し、体内に長期的な効果をもたらすことができるようになります。タイムリリース技術を用いたビタミンCサプリメントは、通常のビタミンCサプリメントよりも高価になることがありますが、効果的な栄養補給ができるとされています。
タイムリリース技術を用いたビタミンCサプリメントは、一般的に、徐々に溶けるコーティングが施されたカプセルや錠剤として販売されています。ただし、個人差があるため、ビタミンCサプリメントを摂取する前には、医師や栄養士のアドバイスを受けることをおすすめします。
サーフィン中の日焼け対策におすすめのアイテムとは?
サーフィンなどのウォータースポーツに参加する際には、日焼け対策が欠かせません。日焼け止めでもある程度は防げますが、有害な紫外線から肌を守るためには、さらなる対策が重要です。
今回は、サーフィン中の日焼け対策として、どんなアイテムがあるのか、アイテムの選び方や注意点などを解説するとともに、おすすめのアイテムを紹介します。
12-1.UPFラッシュガード
UPF ラッシュガードは、サーフィンなどの水泳活動で日焼け対策に使われる衣服の一種で、以下のような効果と特徴があります。
効果:
- UPF (Ultraviolet Protection Factor) と呼ばれる指標で、紫外線から肌を保護する効果があります。
- UPF 50+ のラッシュガードは、紫外線を98%以上ブロックすることができます。
- 肌が直接紫外線にさらされることを防いで、日焼けや日焼けによる肌荒れを防ぎます。
- ラッシュガードの素材によっては、速乾性が高く、肌がサラッと感じられるため、快適に水泳やサーフィンを楽しむことができます。
特徴:
- ロングスリーブのデザインで、腕や背中などをしっかり覆って紫外線から保護します。
- 伸縮性のある素材を使用しているため、動きやすく、フィット感があります。
- 色やデザインが豊富で、おしゃれなデザインのラッシュガードも多く販売されています。
- 経年劣化が少なく、長く使えるため、コストパフォーマンスが良いと言われています。
UPF ラッシュガードは、サーフィンや水泳などの水泳活動で、日焼け対策として欠かせないアイテムです。選ぶ際には、UPF の値や素材、デザインなどを考慮して、自分に合ったラッシュガードを選ぶことが大切です。
12-2.ウエットスーツ
サーフィン中の日焼け対策として、ウエットスーツを着用することがおすすめされます。ウエットスーツには以下のような効果と特徴があります。
効果:
- ウエットスーツ素材には紫外線を遮断する効果があるため、日焼け対策にもなります。
- ウエットスーツは身体を覆っているため、紫外線以外にも、波や風などから肌を保護する効果があります。
- ウエットスーツは密着性が高いため、水の中での体温を保ちます。これにより、冷たい海水による体の冷えを防止し、体調を維持できます。
特徴:
- ウエットスーツ素材は、ニープレンと呼ばれる弾力性のある合成ゴム製です。このため、身体にフィットしているため、水の中でも動きやすくなっています。
- ウエットスーツは、厚さによって使い分けができます。冬場や寒冷地でのサーフィンには厚手のウエットスーツが、暖かい地域でのサーフィンには薄手のウエットスーツがおすすめです。
- ウエットスーツは、ジャケットタイプやフルスーツタイプなど、様々な種類があります。フルスーツタイプは、全身を覆っているため、紫外線対策にも有効です。
- ウエットスーツは、サイズが合っていないと効果が半減するため、フィッティングには注意が必要です。また、長時間着用するため、着心地や素材の快適性も重要なポイントとなります。
ウエットスーツは、サーフィン中の日焼け対策だけでなく、波や風から身体を守るためにも必要なアイテムです。選ぶ際には、季節や地域、サイズや素材などを考慮して、自分に合ったウエットスーツを選ぶことが大切です。
参考記事:FELLOW ウエットスーツのレビュー
12-3.サーフハット
日焼け対策としての「サーフハット」には以下のような効果と特徴があります。
効果:
- サーフハットは、顔や首を直接紫外線から保護する効果があります。特に、耳や首の部分が露出する場合におすすめです。
- サーフハットは、通気性が良く、軽量であるため、長時間の着用でも快適に過ごすことができます。
- サーフハットには、UVカット加工がされているものもあり、紫外線から肌を保護する効果が高まります。
特徴:
- サーフハットは、頭部を覆うようにデザインされているため、顔や首だけでなく、頭部全体を保護することができます。
- サーフハットの素材には、通気性の高いメッシュ素材や速乾性のある素材が使用されており、快適な着用感を提供します。
- サーフハットには、ベルクロで調整できるものや、ストラップ付きのものがあり、サイズの調整ができるため、フィット感を調整できます。
- サーフハットには、デザイン性に優れたものが多くあり、おしゃれに日焼け対策ができます。
サーフハットは、サーフィンや海でのレジャー活動時におすすめの日焼け対策アイテムです。選ぶ際には、UVカット効果、通気性や素材、調整機能、デザイン性などを考慮して、自分に合ったサーフハットを選ぶことが大切です。
参考記事:サーフィン用帽子はどのタイプがオススメ?サーフキャップやサーフハットを比較してみた
12-4.日焼け止めリップクリーム
サーフィン中の日焼け対策として、「日焼け止めリップクリーム」を使うことがおすすめされます。日焼け止めリップクリームには以下のような効果と特徴があります。
効果:
- 日焼け止めリップクリームには、紫外線から唇を保護する効果があります。
- 唇は皮膚よりも薄く、皮脂分泌も少ないため、紫外線からダメージを受けやすく、日焼けしやすい部位です。日焼け止めリップクリームを使うことで、唇の乾燥や日焼けを防ぐことができます。
- 日焼け止めリップクリームには、保湿成分が含まれているものが多く、唇をしっとりと保ちながら、紫外線からのダメージを防止します。
特徴:
- 日焼け止めリップクリームは、通常のリップクリームと同じような使い方で、唇に塗るだけで使用できます。
- 日焼け止めリップクリームには、SPF (Sun Protection Factor) と呼ばれる指標があり、高いSPF値のものは、より強力な紫外線対策ができます。
- 日焼け止めリップクリームには、防水タイプや、色付きタイプなど、様々な種類があります。
- 日焼け止めリップクリームは、小さな容器に入っているため、持ち運びやすく、いつでも簡単に使うことができます。
日焼け止めリップクリームは、サーフィン中の唇の日焼け対策として欠かせないアイテムです。選ぶ際には、SPF値や保湿成分、種類などを考慮して、自分に合った日焼け止めリップクリームを選ぶことが大切です。
12-5.紫外線から目を保護する目的の水中ゴーグル
サーフィン中に紫外線から目を保護する目的で「水中ゴーグル」を使うメリットは以下の通りです。
- 紫外線から目を保護することができる 水中ゴーグルには、紫外線カット機能があるものが多く、眼球やまぶた、まつげなど、目の周りの皮膚を紫外線から保護することができます。
- 水中での視界が良くなる 水中ゴーグルを装着することで、水中での視界が良くなります。波の中でも、クリアな視界を得ることができます。
- ウェーブチェックに役立つ 水中ゴーグルを使うことで、波の状況をより正確にチェックすることができます。波の形状や潮の流れを確認することで、より効率的にサーフィンすることができます。
- 海中の生物や景色を楽しむことができる 水中ゴーグルを使うことで、海中の生物や景色を楽しむことができます。透明度の高い海であれば、美しい海中の景色を見ることができます。
- 海水の刺激から目を保護することができる 水中ゴーグルは、目に海水が入るのを防止するためにも役立ちます。海水には、目を刺激する成分が含まれているため、目を保護することができます。
水中ゴーグルは、サーフィン中の紫外線対策だけでなく、視界の改善や海中の景色の楽しみ方など、様々なメリットがあります。選ぶ際には、紫外線カット機能、レンズの種類やクリアな視界の確保、装着感やデザインなどを考慮して、自分に合った水中ゴーグルを選ぶことが大切です。
サーフィン日焼け止めのQ&A:よくある疑問と回答
「サーフィン日焼け止めのQ&A:よくある疑問と回答」では、サーフィンでの日焼け止めに関する様々な疑問点について解説しています。
このセクションを読むことで、サーフィン中の日焼け止めの効果的な使い方や注意点、またよくある疑問に対する回答などを得ることができます。
日焼け止めの選び方や成分についても解説していますので、日焼け対策に不安を感じている方は必見です。また、このセクションで紹介するアイテムや方法を参考にすれば、より快適なサーフィンを楽しむことができます。
13-1.サーフィンに最適な日焼け止めは?
- SPF30以上
- PA+++以上
- ウォータープルーフ
- オーシャンフレンドリーであること
- 非ナノ成分を使ったノンケミカルの日焼け止め
上記の要件を満たした日焼け止めがサーフィンに最適です。
13-2.オーシャンフレンドリーの成分とは何ですか?
サーフィンのための日焼け止めを選ぶときは、自分にも環境にも安全な成分を探すべきです。オキシベンゾン、オクトクリレン、オクチノキサートは、懸念される主要な日焼け止め成分の一つです。F.D.A.が承認した2つだけの「リーフセーフ」な有効成分の1つが、「非ナノ化」酸化亜鉛です。
ナノ化されている「酸化亜鉛」や「酸化チタン」はノンケミカルであって海と肌にはよくありません。注意して選ぶようにしましょう。
13-3.UVA防御とUVB防御の違いは何ですか?
太陽から地球に届く紫外線には、UVAとUVBの2種類があります。UVAは肌の老化に、UVBは肌の火傷に関係することが多いと言われています。
13-4.ブロードスペクトラムって何?
「ブロードスペクトラム」とは広範囲な波長範囲の光をカバーすることを意味する言葉です。具体的には、紫外線や可視光線、赤外線など、幅広い波長範囲をカバーすることを指します。
例えば、日焼け止めには、「ブロードスペクトラムUVカット」と書かれているものがあります。これは、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)の両方をカバーしているという意味です。ブロードスペクトラムの製品や機能は、より広い範囲の光をカバーするため、より効果的な紫外線対策や光の防御を実現することができます。
13-5.なぜハワイでは使えないのに、日本では使える日焼け止めがあるの?
ハワイやパラオでは、一部の日焼け止めに含まれるオキシベンゾンやオクチノキサートといった成分が珊瑚礁に対して有害であるとして、これらの成分を含む日焼け止めの販売や使用が禁止されています。
一方、日本では珊瑚礁への影響については認識されているものの、ハワイやパラオほど厳しい規制はされていません。日本の環境省は、オキシベンゾンやオクチノキサートが環境に与える影響を評価し、使用に関するガイドラインを定めています。また、日本国内の珊瑚礁の保護活動には、日焼け止めに限らず、船の錨やゴミなど、珊瑚礁に影響を与えるあらゆる要因に対する取り組みが含まれています。
日本でこれらの成分が禁止されていない理由は、製品の効果や安全性を確保するための検査基準が存在し、その基準をクリアした日焼け止めは販売が許可されているためです。また、日本国内での珊瑚礁の状況や環境については、ハワイやパラオと異なるため、それに応じた対策が取られていると考えられます。
ただし、最近では環境に配慮した日焼け止めに関心が高まっており、日本でもオキシベンゾンやオクチノキサートを含まない日焼け止めが増えてきています。
まとめ
サーフィンには日焼け止めが必要不可欠です。適切な日焼け止めを選び、正しい塗り方や塗り直しのタイミングを押さえることで、紫外線から肌を守ることができます。
まずは、日焼け止めを選ぶ際には、SPF値やPA値、成分などをしっかりと確認することが大切です。クリームやスプレー、スティックなど、種類も豊富にありますので、自分に合ったものを選びましょう。
サーフィン中の日焼け対策には、水に強いタイプの日焼け止めや、クラゲに刺されないタイプの日焼け止めもおすすめです。また、正しい塗り方を守り、ムラや忘れがちな部位もしっかりカバーするようにしましょう。
そして、日焼け後のアフターケアも大切です。保湿やクールダウンを行うことで、肌を回復させることができます。
最後に、よくある疑問についてQ&A形式で解説しました。日焼け止めの選び方や塗り方、塗り直しのタイミング、日焼け後のアフターケアなど、気になるポイントがまとめられています。
サーフィンをする際には、紫外線対策についてしっかりと知っておくことが大切です。適切な日焼け止めの選び方や塗り方、アフターケアについて、この記事を参考にしてみてください。