この記事ではハワイやパラオの海では禁止されている日焼け止めの成分を参考にして、環境問題にしっかりと向き合いたいサーファー向けに「海用・陸用の日焼け止め」をまとめています。
サーファーの皆さんは、環境問題に向き合っているヒトが多いので、知ってる方がほとんどだと思いますが、まだ知らない方に向けてサーファーが海で使ってもいい日焼け止めについて紹介します。
参考にしてもらえたら嬉しいです。
目次
ハワイやパラオの海では禁止されている日焼け止めの成分表
- オキシベンソン(紫外線吸収剤)
- オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
- オクトクリレン
- エンザカメン
- トリクロサン
- メチルパラベン
- エチルパラベン
- ブチルパラベン
- ベンジルパラベン
- フェノキシエタノール
上記の成分が使われている日焼け止めは、ハワイ、パラオには持ち込むことも使用することも、購入することもできません。
なぜ使用できないのか?サンゴと海洋環境を守るため
日焼け止め成分に使われている紫外線吸収剤と防腐剤は、サンゴと海洋生物に悪影響を及ぼすという研究結果があります。(因果関係はないという論文もあり)
実際の影響度は、地球の温暖化に比べてはるかに小さいですが、それでも僕たちサーファーであれば、ハワイやパラオの海で禁止されているなら・・・日本の海でも使用をやめた方がいいんじゃないかなと考えます。
事実、沖縄県の珊瑚礁は毎年観光客が増え続け、ダイビングを楽しむヒトも増えています。毎日毎日身体中に塗りたくった紫外線吸収剤と防腐剤が海に流れてることを考えると、やはりちょっと良くないことじゃないかと考えちゃいますよね。
ということで、因果関係はまだはっきりとは分からないけど、ハワイやパラオで禁止されてるなら、サーファーが海でこうした日焼け止めを使わない大きな理由になります。
日焼け止めの塗る量を少なくしたいから裸でのサーフィンは辞めました
海の環境を守るために出来ることは「裸でサーフィンしない」ことです。やっぱり鍛え上げられた肉体を使って裸でサーフィンするスタイルもカッコいいと思います。男性であればサーフトランクス、女性であればビキニ。
もちろんカッコいいし、カワイイとは思います。
ただ、もし裸でサーフィンすることで日焼け止めを塗る量が増えるなら、それは海の環境を壊してることに繋がるので超ダサいですよね。
なので私はなるべく日焼け止めを塗る量を少なくするため、帽子を被り、夏場でも長袖を着たり、ロングパンツを着用してサーフィンするように心がけています。
日焼け止めオススメ【海・サーフィン用】
海で使ってはいけない日焼け止めは大きく分類すると「紫外線吸収剤」と「防腐剤」が使われているものです。
ということは、紫外線吸収剤と防腐剤が使われてない日焼け止めを使えばいいだけ。もしくは自然由来のものに置き換えるだけです。
紫外線吸収剤フリー、バラペンフリーと書かれていても、ほとんどの日焼け止めには「フェノキシエタノール」が使用されています。
なのでキャッチコピーに騙されずに、背面の成分表を見るようにしましょう。
沖縄発 サンゴに優しい日焼け止め

「サンゴに優しい日焼け止め」沖縄生まれの日焼け止めです。
- バームタイプ
- ウォータープルーフ
- ゴマ種子油
- 酸化亜鉛(ノンナノ)
- ヤシ油(ココナッツオイル)
- ミツロウ
- シア脂
- ホホバ種子脂
- ラベンダー花油
- セイヨウハッカ油
- ユーカリ葉油
- アルミの容器
- SPF 50+
サンゴに優しい日焼け止めの口コミと感想
- カラダにも環境にも配慮されてて安心して使える
- 酸化亜鉛(ノンナノ)の製品はとても希少だから嬉しい
- 価格はちょっと高いけど、海の環境のことを考えると使ってて安心できる
- 伸びが悪い
- 匂いが強すぎて苦手
サンゴに優しい日焼け止めは、バームタイプのため好みが分かれるようですね。匂いが苦手、伸びが悪いなどの口コミもありました。
でもこの日焼け止めを選ぶユーザーさんは、地球や海のことを考えてるヒトだと思うので9割は「環境に優しい」ことを好意的に感じてるそうです。
Thinkbaby は iHerb 人気ナンバーワンの日焼け止め!

- クリームタイプ
- ウォータープルーフ
- 酸化亜鉛(ノンナノ)
- 精製水
- アロエベラ葉汁エキス
- カプリン酸トリグリセリド
- ステアリン酸ソルビタン
- アビエチン酸メチル(松材樹脂)
- 植物性グリセリン(ココナツベース)
- ヒマワリ油
- ホホバ油
- アスコルビン酸(ビタミンC)
- トコフェロール(ビタミン)
- セチルジメチコン
- 硬化ヒマシ油オリーブ油
- ラズベリー種子油
- クランベリーシード油
- ヒアルロン酸(植物性)
- グルコースオキシダーゼおよびラクトパーオキシデート
- パパイヤ
- SPF50+
Thinkbabyの口コミと感想
皮膚の上で化学反応を起こし、血液に取り込まれてしまう紫外線吸収剤が使われていません。紫外線拡散剤(酸化亜鉛)のみが使用されている日焼け止めです。PA値は+とやや心許ないですが、塗り直しをすれば問題ないと思います。拡散剤なので白浮きはありますが、わたしはボディのみに使用しているので問題ありません。きしみや日焼け止め独特の香りもなく、心地よく使えます。甘いココナッツの香りがついているので、苦手な方はお気をつけください。
iHerb 購入者レビューより引用:https://iherb.co/yLAj8qJ
Thinkbaby 日焼け止めを使っているヒガシーサーの感想
Thinkbaby は3年以上使用しています。アメリカで人気のある日焼け止めで、医師会推奨、子どもたちにも、自然環境にも安心して使える日焼け止めです。それでいて1000円程度で購入できるのでコスパも◎です。
ただし、塗ってからしばらくは白浮きするので、化粧下地や普段使いにはちょっと扱いが難しいかもしれません。我が家では「海用」と「子どもたちと遊ぶ用」に使っています。
NALC 陸で使える日常使いの日焼け止め

- ジェルタイプ
- ウォータープルーフ
- 水
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(紫外線吸収剤)
- BG
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
- シクロペンタシロキサン
- ポリシリコーン-15
- セバシン酸 ジエチルヘキシル
- ジメチコン
- ペンチレングリコール
- フェノキシエタノール(防腐剤)
- コポリマー
- ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル
- BHT
- t-ブタノール
- グリチルリチン酸2K
- ヒアルロン酸Na
- クララ根エキス
- SPF50+
- PA ++++
NALCの日焼け止めは公式サイトで買うと60日間返品保証やアフターサービスなどが付いてきます。
Amazon や 楽天でも購入できるので、ポイントを持っている方はそちらで購入するのもオススメです。
NALC 日焼け止めの口コミと感想
下地前に仕込んでますが、伸ばすと無色透明なのでお化粧の邪魔をしないです。
Amazon カスタマーレビュー:https://amzn.to/3qUUQY0
気になる匂いもなし。
しみることもなし。
ただ少し時間が経つと乾燥はするので、保湿はしっかりする必要があるかなと思います。
顔に塗布後、目に染みて涙がとまりませんでした。
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すぐに顔を洗いましたがしばらく目に違和感が有りました。
ジェル状でスーッと伸びて使いやすかっただけにとても残念でした。
自分に合わなかっただけなのか、この日焼け止めがそうさせるのか分かりませんが、とにかくびっくり。。
腕用に使います。
NALC 日焼け止めを使っているヒガシーサーの感想

主にスケボーで陸トレをするときに使っています。汗がダラダラ流れても、しっかり効果は持続してくれてます。
Amazonの口コミでは高評価と低評価に違いがありました。高評価の部分は白浮きしないから化粧下地や普段使いに最適という声と、伸びやすいから使いやすいという声でした。低評価の多くは「目に染みる」という声でしたね。
実際に私も顔に使用していますが、特に目に染みたりというのはありません。塗り方の問題なのかなと思いますが、個人の使用感なので分からないですね。
私の姉は美容部員なのですが、女性でも9割のヒトは日焼け止めの塗り方を間違ってると言っていたので、それも要因の一つにあるのかもしれませんね。
使用感としては、PA++++なので日焼け止め効果は高いです。汗で効果が弱まるというのも実感はないので、基本的にスケボーするときや、車の運転、子どもたちのお迎えの時に使っています。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、フェノキシエタノールが使用されているので、海では使えないですが、プールや屋外遊びで役に立ってくれてます。
最近はメンズコスメも充実してきて、ジェンダーレスコスメも増えてきているので、とても助かります。
サーファーが海で使ってはいけない日焼け止めのまとめ
紫外線吸収剤、防腐剤が使われている日焼け止めを海で使用するのはやめましょう。日本で売られている日焼け止めの多くは、その両方が使われています。プロサーファーが起用されてる日焼け止めも環境保護とパッケージには書かれていますが、紫外線吸収剤と防腐剤が使用されているものもあります。
なのでモデルやキャッチコピーに惑わされずに、成分表をきちんと見て「紫外線吸収剤」と「防腐剤」が使用されていないか確認しましょう。
もちろん陸上で使う分には問題ないので、お肌に合うものを選んでくださいね。