nanazero MID03は、日本発のEPSサーフボードブランド「nanazero」が開発したミッドレングス×ツインフィンモデルです。テストライダーとして実際に1年以上使用した経験から、その性能と魅力を徹底解説します。ミッドレングスらしい安定感とツインフィン特有のフロー感を両立した、中級者から上級者まで楽しめる万能ボードです。

メイ
ミッドレングスのツインフィンって珍しいよね?普通のミッドレングスとどう違うの?
MID03はツインフィンを採用することで、通常のミッドレングスよりもターンが軽快で、フロー感のあるサーフィンが楽しめます。センターフィンがない分、レールtoレールの切り返しがスムーズで、より自由度の高いライディングが可能になっています。

ヒガ
目次
nanazero MID03 基本スペック

項目 | 詳細 |
---|---|
モデル名 | nanazero MID03 |
サイズ | 6’10” (45.2L) |
価格 | ¥103,800(税込・送料無料) |
構造 | ウッドスキン+EPSコア |
フィンシステム | ツインフィン(Futures対応) |
対象レベル | 中級者〜上級者 |
対応波質 | スネ〜頭サイズ |
カラー | Green、Green & Wood |
- ボトム形状:シングルコンケーブ〜ダブルコンケーブ〜vee
- レール形状:ミディアム〜テーパー
- ストリンガー:バンブー1本
- 構造:4ozファイバーグラス + ウッドスキン + 6ozファイバーグラス(デッキ)
実際に乗ってみた結論:最もお気に入りのミッドレングス

結論から言うと、nanazero MID03は私が最もお気に入りのミッドレングスサーフボードになりました。これまでナナゼロの全17種類のボードに試乗してきましたが、MID03はミッドレングスの安定感とツインフィンの楽しさを見事に融合したモデルです。
- 波キャッチの速さ:小さなうねりからスムーズにテイクオフ可能
- ターンの気持ちよさ:ツインフィン特有のフロー感あふれるターン
- 見た目の美しさ:直線的でスタイリッシュなアウトライン
- 汎用性の高さ:小波からパワーのある波まで対応
nanazero MID03の魅力と強み

1. ツインフィン特有のフロー感あふれるターン
MID03の最大の魅力は、ツインフィンによる滑らかで開放的なターン性能です。センターフィンがないことで、レールtoレールの切り返しが非常にスムーズで、波のフェイスを大きくカービングする際の気持ちよさは格別です。
通常のトライフィンミッドレングスと比較すると、ターン時の「伸び」を強く感じることができ、より自由度の高いサーフィンが楽しめます。特に胸〜肩サイズの波では、その真価を発揮します。
2. 優れた波キャッチ性能とテイクオフの速さ
6’10″という適度な長さと45.2Lのボリュームにより、小さなうねりからでも確実に波をキャッチできます。パドリングも軽快で、体力に不安のある方でも長時間楽しめる設計です。
EPSコアによる軽量性と浮力の高さが相まって、テイクオフの速さは他のミッドレングスモデルと比較しても群を抜いています。

メイ
ツインフィンって難しそうなイメージがあるけど、初心者でも乗れるの?
MID03は一般的なツインフィンよりも安定性が高く設計されています。ただし、完全な初心者より、テイクオフ〜ターンができる中級者レベルからがおすすめです。後ろ足で蹴るような動作ではなく、体全体を使った自然なターンを身につけるのに最適なボードですね。

ヒガ
MID03の使用感レビュー:波質別パフォーマンス
小波(スネ〜腰)での性能

小波コンディションでのMID03は本当に優秀です。うねりの段階から確実に波をキャッチし、パワーの少ない波でもスピードを維持してロングライドが可能です。
ツインフィンの特性により、小さな波でもターンに「伸び」があり、単調になりがちな小波サーフィンを楽しいものに変えてくれます。特にビーチブレイクのタルい波質では、その真価を発揮します。
中波(胸〜肩)での性能

胸〜肩サイズがMID03の最もパフォーマンスを発揮するサイズです。この波サイズでは、ツインフィンの持つドライブ性能とミッドレングスの安定性が完璧にマッチします。
パワーのある波のフェイスを大きくカービングした時の気持ちよさは、他のミッドレングスでは味わえない独特の乗り心地です。レールワークも非常にスムーズで、波のパワーゾーンを効率よく繋いでいくことができます。
メリット・デメリット
- ツインフィン特有のフロー感あふれるターン性能
- 優れた波キャッチとテイクオフの速さ
- 直線的でスタイリッシュなアウトライン
- EPSコアによる軽量性と耐久性
- 環境に配慮したウッドスキン構造
- 適正価格のD2Cブランド
- サイズ展開が1サイズのみ(6’10″のみ)
- フィンが別売り(約1万円の追加コスト)
- ツインフィンの特性上、直進安定性はトライフィンに劣る
- レールが厚めで、鋭いレールターンには不向き
実際のユーザーレビュー

サーフィン歴3年、中級者20代女性
見た目がとてもおしゃれで、海でも注目されます。ターンは確かに楽しいのですが、最初は少し慣れが必要でした。センターフィンがないので、踏み込みすぎると失速することもありますが、慣れれば本当に気持ちいいボードです。
他のnanazeroミッドレングスとの比較
ナナゼロのミッドレングスシリーズには、MID01、MID02、MID03、MID04、MID05フィッシュがあります。その中でのMID03の位置づけは:
- vs MID01/MID02:より軽快なターン性能、フロー感重視
- vs MID04:同じツインフィンだが、MID03の方がよりクルーズ向け
- vs MID05:フィッシュテールvsラウンドテール、用途によって使い分け
おすすめフィン設定

MID03には専用設計の「Fiberglass ミッドレングス ツインフィン 5.3″ シングルタブ」が最もおすすめです。このフィンとの組み合わせで、MID03本来のパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
- クルーズ重視:大きめのキールフィン
- パフォーマンス重視:やや小さめのツインフィン
- バランス重視:推奨の5.3″ツインフィン
よくある質問
Q
初心者でも乗れますか?
A
完全初心者には難しいかもしれません。テイクオフからターンができる中級者レベルの方におすすめしています。ツインフィンの特性を理解し、体全体を使ったターンができる方に最適です。
Q
フィンは付属していますか?
A
フィンは別売りです。MID03専用のツインフィン(約1万円)を別途購入する必要があります。初期投資は必要ですが、そのぶん自分好みのフィン設定にカスタマイズできます。
Q
他のMIDシリーズとの違いは?
A
MID03は唯一のツインフィンモデルで、より軽快でフロー感のあるターンが楽しめます。MID01やMID02がオールラウンド向けなのに対し、MID03はターンを重視したい中級者以上におすすめです。
まとめ:MID03はこんな人におすすめ

nanazero MID03は、ミッドレングスの安定性とツインフィンの楽しさを両立した唯一無二のボードです。以下のような方に特におすすめします:
- 中級者以上で新しいサーフィンスタイルを求める方
- ツインフィンの楽しさを体験してみたい方
- 小波でも楽しいサーフィンがしたい方
- スタイリッシュなデザインを重視する方
- 環境に配慮したサーフボードを選びたい方

メイ
ツインフィンってこんなに楽しいんだね!次のボード選びの候補に入れたいな。
MID03は本当に特別なボードです。一度体験すると、ツインフィンの虜になってしまうサーファーも多いですよ。ただし、在庫が限られているので、気になる方は早めにチェックすることをおすすめします。

ヒガ
【5%OFF】クーポンコード:higashisa
関連記事
nanazero MID03の購入を検討している方は、以下の関連記事もぜひご覧ください:
サーフィン歴8年、ミッドレングス好き40代男性
これまでいくつかのミッドレングスを試してきましたが、MID03のツインフィンは別格でした。特に小波でのターンの気持ちよさは今まで体験したことがないレベルです。パドリングも軽く、長時間のセッションでも疲れにくいのが嬉しいですね。