本記事は日本発の EPS サーフボードブランド nanazero(ナナゼロ)の「WOOD SKIN MID01 6’4″ 40L」に乗ってみた感想をまとめています。
nanazero の全種類のボードに試乗した上で MID01 の特徴を記事にしました。
MID01 は沖縄のヒザ〜カタサイズのリーフブレイクの波で試しています。
風の弱い日や、強い日でも乗り比べてみました。
nanazero のサーフボードは種類が豊富なので、どのボードを選ぶべきか迷ってる方の参考になればと思ってレビューしています。
nanazero MID01 を買おうかどうか迷ってる方の参考になれば嬉しいです。
モデル | 6’4” 40L ミッドレングス MID01 |
---|---|
特徴 | ウッドスキン、EPS、ミッドレングス |
MID01価格 | 99,800円(送料込、税込) |
クーポン利用後 | 94,810円(送料込、税込) |
対応レベル | 初心者〜上級者 |
対応する波 | ヒザ〜カタ |
ブランド名 | nanazero |
5%OFFクーポンコード | higashisa |
目次
YouTube動画 nanazero ナナゼロ WOOD SKIN MID01 6’4″ 40L
nanazero MID01 はショートボーダーが初めてのミッドレングスにオススメのサーフボードです。また普段ロングや長めのボードに乗っている方が短いボードを楽しみたい時にオススメです。
【特徴】nanazero(ナナゼロ)MID01 EPSサーフボード
- 非常に軽いEPS素材
- ウッドスキンで耐久性UP
- ウッディーな見た目が◎
- シングル+サイドフィンで色々な乗り方ができる
- ラウンドピンテールが安定したテイクオフとターンができる
- バランスの良いオールラウンドなミッドレングス
- 94,810円(クーポン利用、税込、送料込み)
nanazero WOOD SKIN MID01 は「ショートボーダーのためのミッドレングス」だと感じました。
【スペック】nanazero MID01 仕様
- ロッカー:弱い
- レール:ミディアムレール
- テール 形状:ラウンドピン
- フィン設定:シングル+サイドフィン(Future)
- ボトム形状:シングル〜ダブル〜Vee
- コア構造:高密度EPSフォーム、1本の木製ストリンガー
- トップ構造:4ozファイバーグラス、ウッドスキン、6ozファイバーグラス
- ボトム構造: 4ozファイバー グラス、ウッドスキン、4ozファイバー グラス
nanazero MID01 は普段ショートボードに乗っているサーファーにとって、最高のミッドレングスです。またショートボードにステップアップしたいサーフィン初心者の方にもオススメできます。
nanazero MID01 はノーズロッカー、テールロッカーが弱く、波キャッチがとても速いのが特徴的です。
程よく落ちたミディアムレールはレールtoレールの切り替えを簡単にしてくれます。
テールはラウンドテールになっているのでバランス良く波キャッチとターンを楽しめます。
フィンはシングル+サイドフィンのシステムです。
ボトムにはシングル〜ダブル〜Veeが施されているので、オールラウンドに「屈伸、傾ける、捻る」の基本動作がやりやすくなっています。
軽量で丈夫なEPS素材に、ファイバーグラス+ウッドスキンで耐久性の高いサーフボードになっています。
【コスパ】nanazero MID01 と CI MID 6’6″(PU)との比較
MID01 モデル | 価格 |
---|---|
WOOD SKIN MID01 6’4” | 99,800円(税込、送料込) |
WOOD SKIN MID01 6’6” | 103,800円(税込、送料込) |
CI MID 6’6”(PU) | 17万円〜30万円(送料別) |
nanazero WOOD SKIN MID01 はEPS製サーフボードでありながら、10万円前後で購入できます。
一般的にEPS製はPU製よりも10%〜20%ほど価格が高くなります。
また円安とエネルギーコスト高騰により、最近のミッドレングスは17万円〜30万円(送料別)が一般的な価格帯になります。
人気の CI MID は20万円(送料別)を超えていますね。
nanazero は税込、送料込みで10万円前後、5%OFFクーポンの利用もできるので、コスパは非常に高いです。
nanazero が低価格で販売できる理由
- オンライン限定
- 直接販売
nanazero が低価格でサーフボードを販売できる理由は、オンライン限定でユーザーさんに直接販売することで無駄な中間コストを省いているからです。
サーフショップで購入するサーフボードの原価計算
- 製造費
- 日本への輸送費
- 店舗の家賃
- 店舗の光熱費
- 店舗のスタッフ人件費
- 店舗までの配送料
- 購入者への配送料(取り寄せやオンライン購入の場合)
- ブランドへの販売代理手数料
サーフボードには様々な原価が乗っかっています。
その費用を誰が負担しているかというと、購入するヒトが自分の財布から支払っているのです。
もちろんお金を支払うという行為は「応援したい」という気持ちもあるので、応援したいサーフショップがあれば、そこにお金を落とすことも大切だと思います。
でも今はインターネットの時代なので、価格を抑えてユーザーさんの体験価値を向上することもできます。
nanazero サーフボードの原価計算
- 製造費
- 日本への輸送費
- 購入者への配送料
nanazero の場合はブランドが直接販売しているため、ブランドへ支払う販売手数料はありません。また店舗がないので店舗コスト、人件費、光熱費などが原価に加わりません。
nanazero は安い価格でボードを売っているのではなく、コストを抑えて「適正価格」で販売しています。
それだけでなく売上の1%を環境保護団体に寄付する 1% For The Planet にも加盟しているので、どこにコストをかけて、無意味なコストは削減するという意図がはっきりしています。
nanazero(ナナゼロ)ブランドの5つの特徴
- EPSサーフボード
- サステナブルにこだわり
- オンライン限定販売
- 全国送料無料
- 売上の1%を環境保護団体に寄付
【インタビュー】nanazeroはなぜサステナブルをコンセプトにしているの?
サステナブルにこだわる理由を教えてください。
nanazeroのサーフボードを通して、サーファーの皆さんが地球環境について考えるきっかけを持ってもらえることを目的にしています。
サーフボードを長く使うことが、環境負荷を小さくするアクションになるという考え方がすごく良いですね。
サーフボードは消耗品ですが、耐久性を高めて長く使ってもらうことを目標に製造しています。
持続可能なサーフボードとはどういうものですか?
弊社の考える持続可能なサーフボードとは、なるべく毒性の低いEPSフォームを使い、ストリンガーには成長の早い木材を使用することで環境負荷を小さくすることです。
ウッドスキンを採用した理由は?
通常のファイバーグラスの間にウッドスキンを入れることで耐久性を高めています。通常のグラスファイバーだけのサーフボードよりも頑丈になります。またEPSは紫外線に当たると黄ばみが目立ちますが、ウッドスキンにすることで黄ばみを目立ちにくくできます。その結果、ユーザーさんが長く愛用することに繋がると考えてウッドスキンを採用しました。
売上の1%を環境保護活動に寄付する理由は?
サーフボードを製造販売するブランドとして、環境保護や持続可能な取り組みを大切にしています。1% For The Planet に加盟しているのは企業責任の一環だと考えています。
ありがとうございました!nanazeroのサーフボードへのこだわり、環境への取り組みが分かってスッキリしました。
こちらこそありがとうございました。多くのサーファーさんに使ってもらえて、長く気に入ってもらえるように企業努力をしていきます。
【外観・見た目】 nanazero WOODSKIN MID01
- イエローブラウンのレールカラー
- 木目が特徴的なウッドスキン
- ラウンドピンテール
- シングルフィンボックス
- サイドフィンボックス
【サンプル画像】163cm 54kg 男性の場合
MID01 6’4″ 54L を身長163cmの小柄な男性サーファーが乗ると、こんな感じになります。
【類似モデル】MID01とMID02はどっちがオススメ?
MID01 | MID02 |
---|---|
6’4″ x 20 3/4 x 2 11/18″ | 7’0″ x 21 1/2″ x 2 7/8″ |
40L | 47.6L |
ラウンドピン | ピンテール |
¥99,800円 | ¥107,800 |
MID01 はフィンのセッティングを変えることでキレのあるライディングもできますが、MID02はフィンを変えてもミッドレングスらしい大きなラインになります。
ショートボーダーであれば MID01 6’4″ がオススメ。またショートボードにステップアップしたい方にも最適です。
MID02 はよりミッドレングスらしい乗り味なので、ショートボーダー以外の方に乗りやすいモデルになります。
WOOD SKIN MID01 と MID02 はどっちを選ぶべき?
MID01 は普段ショートボードやツインフィッシュに乗っているヒトが、小さな波でクルーズ感を楽しむのに最適です。
バランスの良いミッドレングスなので、ソフトボードからのステップアップとしてもオススメできます。
MID02 はロングボーダーが短めのボードに乗りたい場合と、ショートボーダーがミッドレングスらしいはっきりとした違いを楽しみたい方にオススメです。
MID01 6’4” 40.1L と 6’6” 41.7L の違いは?
MID01 6’4″ | MID01 6’6″ |
---|---|
6’4″ x 20 3/4″ x 2 11/16″ | 6’6″ x 21″ x 2 11/16″ |
40.1L | 41.7L |
テール:ラウンドピン | ラウンドピン |
¥99,800 | ¥103,800 |
WOOD SKIN MID01 は 6’4” と 6’6” の2サイズがあり、価格差は4,000円となります。
私は両方に試乗しましたが、筆者の身長と体重だと 6’4″ の方が乗りやすいと感じました。
性能はどちらも同じなので、身長や体重、好みと値段で選ぶのが良いですね。
nanazero MID01 メリットとデメリット
nanazero WOOD SKIN MID01 を選ぶメリットとデメリットについてまとめていきます。
メリット
- 見た目とコスパに優れたミッドレングス
- オールラウンドに使いやすいサイズ
- EPSの軽い乗り味が楽しいボード
nanazero MID01は見た目とコスパに優れたミッドレングスです。
普段からショートボード、ツインフィン、ミッドレングスに乗る私はオールラウンドに乗れると感じました。
ボリューム(L)は40Lありますが、EPS素材で軽いので軽快な乗り味が特徴的です。
ウッドスキンの見た目もオシャレで気に入っています。ただレールカラーの好みは人それぞれあるかなと思います。
nanazero ボード は性能、見た目、耐久性、サステナビリティに優れたEPS製ボードで、選ぶメリットが多いですね。
デメリット
- EPSに慣れる必要がある
- まだ無名のブランド
- 環境問題に関心がなければコストになる
PU製のボードに乗り慣れているサーファーにとって、EPS製ボードは乗り味にクセを感じると思います。
そのクセに慣れるまでは数ラウンド乗って慣れる必要がありますね。
nanazero(ナナゼロ)はまだ無名のブランドなので、ブランド志向のサーファーさんにとっては選ぶメリットがありません。
また環境問題に関心がないサーファーさんであれば、サステナブルや 1% For The Planet Member は不要なコストだと感じるかもしれません。
nanazero WOOD SKIN MID01 口コミ
MID01を周りの友人たちに乗ってもらった感想です。
ショートボード歴15年 中上級者 30代
普段はPU製のパフォーマンスショートに乗っています。WOOD SKIN MID01 6’4” のように大きなボードに乗ることは少ないですが、初心者のステップアップにすごく良いと思いました。波のキャッチがとても速いので、多くの波にテイクオフできます。PU製と違って硬めの乗り味なので慣れるまで癖があるなと思いましたが、何回か乗ると乗りこなせるようになります。波の小さな日用に一本持っていたら楽しいボードですね。
【レビュー】nanazero MID01 乗ってみた感想
nanazero EPSサーフボード全6種類に試乗してきました。その中で最もオールラウンドだと感じた MID01 について筆者なりの感想をまとめていきます。
ヒガシーサーのサーフィンレベルと環境
- 30代後半
- 163cm、54kg
- 沖縄のリーフブレイク
- サーフィン歴20年
- サーフィン中級者(NSA3級レベル)
- ショートボード、レトロツイン、ミッドレングス乗り
サーフィン中級者として乗ってみました。なのでここでの感想は一般サーファー向けの解説になります。
MID01 本音の感想(主観レビュー)
- ショートボーダーに最適なミッドレングス
- 肩サイズの強サイドオフの波でもテイクオフできる
- 波キャッチはとても速い
- オールラウンドに乗れる
- 非常に軽くてコントロール性が高い
- シングル+スタビのセッティングで縦のアプローチも可能
- 軽いから持ち運びが楽
- 見た目がカッコいい
nanazero MID01 6’4″ 54L は癖の少ないオールラウンドのミッドレングスボードでした。特にショートボーダーさんの初めてのミッドレングスにオススメしたいです。
EPSなので風に弱いかなと思いましたが、強サイドオフのコンディションでもテイクオフは安定していました。
スネぐらいの小波も、肩サイズの掘れるリーフブレイク波でも安定して波をキャッチできるので、非常にオールラウンドに感じました。
私のスキルではシングルフィンよりも、シングル+スタビライザーの方が調子良かったですね。
また軽量なので持ち運びが楽というところも個人的にはグッドポイントでした。
アクションも出来て、クルーズも出来る。最高にちょうど良いミッドレングスボードです。
むずかしいと感じたポイント
- 軽量なためテイクオフが置いていかれる時がたまにある
- 短い割にボリュームが大きい
- ミッドレングスとしては長さが中途半端
- ショートのように乗るか、ミッドレングスのように乗るかでスタイルが変わる
EPSボードは色々乗ってきましたが、その中でも非常に軽量に作られてる部類だと思いました。
軽いことはメリットにもデメリットにもなりますが、普段からPUに乗り慣れていたり、体重の軽い方は数字以上のボリュームを感じるかもしれません。
6’4″と6’6″はミッドレングスとしては小さいですし、ショートの延長としては大きいかなと思います。
nanazero サーフボードはそれぞれ特徴が違っていますが、MID01 はその中でもショートボーダーがちょっと長めのボードでリラックスして乗りたい時にオススメですね。
nanazero MID01 が向いている波質
- ビーチブレイクの厚い波
- ヒザ〜カタ リーフブレイク
nanazero MID01 はオールラウンドに乗れますが、苦手な波もあります。私の印象では胸以上の掘れた波では難しくなるなと感じました。
MID01は nanazero MID02 と比べると、ボリュームはほとんど同じなのに、短くなっているので、ややハイボリュームなサーフボードになります。
タルめの波で乗るなら、短さとハイボリュームのおかげで軽快に乗れて楽しいと思います。
nanazero MID01 の乗り方
- テイクオフは慌てずプッシングを長くする
- シングル+スタビライザーで乗る
- ニュートラルポジションで乗る
MID01 はシングルフィンのみよりも、シングル+スタビライザーで乗るのが一番楽しかったです。
またEPSで軽いので、ニュートラルポジションで乗って前足、後ろ足と加重を移動させながら乗る必要性がありました。
重心が高くなると、レールが入りやすくて引っかかりやすくなります。
なるべく重心を落として体重移動でレールコントロールができるように乗るのがオススメです。
それからEPSで軽いのでジャンクなコンディションでは難易度が上がります。私はなるべく風の弱い日のみ使うようにしています。
nanazero WOOD SKIN MID01 ライディングのシークエンス画像
nanazero WOOD SKIN MID01 6’4” 40L 購入の注意点
- 6’4”と6’6”がある
- 購入前に不安なポイントがあればメーカーに問い合わせよう
- クーポン利用を忘れずに
MID01 は6’4″と6’6″の2サイズ展開です。
購入する際は間違えないようにしましょう。
またまだスタートしたばかりのブランドなので、不明なポイントはメーカーに問い合わせるようにしましょう。
そして、購入する際は5%OFFクーポンコードも忘れずにご利用ください。MID01だけでなく、全商品に使えます。
nanazero 5%OFF クーポンコード
【まとめ】nanazero WOOD SKIN MID01 ミッドレングス
- 最高にちょうど良いミッドレングス
- 99,800円〜103,800円(税込・送料込み)
- WOOD SKIN がカッコいい
- 丈夫で軽量なEPS素材
- 売上の1%が環境保護団体に寄付される
nanazero WOOD SKIN MID01 は「ショートボーダー初めてのミッドレングスにおすすめ」という印象でした。
ウッドスキンは見た目もオシャレですし、耐久性に優れているので、長く使えます。
またEPSサーフボードはエポキシ樹脂が紫外線によって黄ばみやすい性質があります。
そのためクリアカラーのEPSボードは黄ばみが目立ちますが、ウッドスキンの濃いめのカラーリングなので黄ばみが目立ちにくいメリットもありますね。
まだまだブランドの認知度が低いサーフボードですが、これから人気になりそうなブランドなので、興味のある方はホームページをご覧ください。
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ショートボード歴10年 中上級者 30代
普段はパフォーマンスボードとミッドレングスに乗っています。WOOD SKIN MID01 6’4” は想像以上に動かしやすく、ミッドレングスでありながら軽快な乗り味が楽しめました。普段はPUに乗ることが多く EPS は苦手意識があるんですがミッドレングスサイズなら軽さは気になりませんね。ただEPS製サーフボードに乗り慣れるための練習は必要だと感じました。