パタゴニア ウェットスーツ 選び方とレビュー

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Patagonia wetsuits

本記事ではパタゴニアのウェットスーツの選び方と、使用している方のレビューをまとめています。

この記事の要約
  • パタゴニア ウェットスーツを選ぶメリット
  • パタゴニア ウェットスーツの特徴
  • パタゴニア ウェットスーツの選び方
  • パタゴニア ウェットスーツを愛用しているサーファーのレビュー

本記事では上記の内容を知ることができます。

パタゴニア ウェットスーツを選ぶメリット

サーファーにとってパタゴニアのウェットスーツを選ぶということは、単なるギア(道具)を選ぶこととは違います。

地球に住まう一人の人間として、環境保護や環境問題に意識を向けているという意思表示に繋がります。

そういった意味でもパタゴニア社のウェットスーツを選ぶというのは、サーファーにとって意義深いアクションなのです。

それ以外にも様々なメリットがあるので、紹介していきます。

ウェットスーツの寿命が長い

一般的なウェットスーツの寿命は2シーズン〜3シーズンと言われています。格安のウェットスーツは1シーズンでボロボロになることも多いです。

パタゴニアのウェットスーツ愛好者に話を伺うと、4シーズン同じウェットスーツを使っているとか、修理しながら使えば5シーズンも問題ないというサーファーもおりました。

それだけ長持ちするなら、環境負荷も小さく、経済的にも嬉しいですよね。

30代、40代が着けてカッコいいウェットスーツ

パタゴニアのウェットスーツはデザインがとてもシンプルです。飽きの来ない見た目になっているので、30代、40代の大人サーファーが着るとすごくカッコよく見えます。

パタゴニアアンバサダーの真木隼人さんはサーフィンも上手くて、見た目もカッコいいから、めちゃめちゃ渋いです。男性が惚れるカッコ良さがあります。

サステナブルの取り組みに参加できる

パタゴニアの製品は単に丈夫なだけではなくて、その理由に「環境保護」の理念が製品作りに生かされていることです。

製品寿命が長いということは、それだけ生産数が抑えられて、1シーズンだけ着て捨てるような大量生産のファストファッションの思想とは違います。

ウェットスーツは世界で初めてフェアトレード認証を受けて作られているし、リサイクルが難しい石油由来のネオプレンも使っていません。

真に持続可能な取り組みを材料調達や生産の面からも取り組んでいるため、パタゴニアを選ぶということはサステナブルに参加するということに繋がります。

環境保護活動に関心がある意思表示になる

30代以降のサーファーであれば、誰でも環境問題や環境保護活動に関心があるでしょう。

自分たちが出来ることは小さいけれど、パタゴニアを選ぶというだけでも、環境保護活動に関心を持っているという意思表示に繋がります。

こうした選ぶだけで意思表示ができる製品は少ないため、パタゴニア製品を選ぶということはサーファーにとってはステータスに繋がるアクションになります。

パタゴニア ウェットスーツのイマイチなポイント

パタゴニアのウェットスーツは品質も高く、ブランドイメージも唯一無二のものがあります。しかし、ヒトによってはイマイチな点も多いです。

既成サイズが合わない(筆者の例)

筆者の身長は163cm、体重53kg、ジーンズのサイズは26インチです。無駄な脂肪がなく10代から体型が変わっていません。

パタゴニアのウェットスーツは最も小さいサイズが「S」であり、身長172cm〜が最小サイズとなっています。

そういう場合はオーダーで対応することになります。

デザインが少ない

パタゴニアのウェットスーツはデザインがほぼワンパターンしかありません。そのためヒトと違ったウェットスーツを求めている方にとってはイマイチなポイントになりそうです。

ウィメンズのウェットスーツはデザインがカワイイものもあります。

価格が高い

例えばリップカール社のフルスーツは既製品で20,000円前後から購入できます。それに比べるとパタゴニアのウェットスーツは50,000円以上するので2倍以上の金額になってしまいます。

特に海外ではウェットスーツは既製品で購入できて、1シーズン、2シーズンで新しいものに買い替えるような消耗品扱いなので、パタゴニア社のウェットスーツは高いと感じる方も多いでしょう。

パタゴニア ウェットスーツの口コミ

パタゴニアのウェットスーツを愛用している友人たちの口コミも聞いてみました。

パタゴニアのウェットスーツはとにかく丈夫

パタゴニア社のウェットスーツを愛用している友人の口コミでは、とにかく丈夫だから使っていると言っていました。

全然破れないし、破れても修理できるから非常に長持ちだと。海外製の既製品と比べると割高かもしれないけどトータルで考えると安いという話をされていました。

パタゴニアのウェットスーツは寒くないの?

patagoniaウェットスーツ
2022年2月、友人とのLINE

沖縄県内での口コミですが、R1ライトでも沖縄の真冬は全然大丈夫です。

友人はR1ライトのタッパーとロングジョンの組み合わせで全然寒くないと言っていますが、それでも北風が強く吹く場面ではR1ライトは寒いそうです。

筆者はR1ライトのタッパーとR2のフルスーツを使っていますが、ぶっちゃけR2を使う機会はほとんどないです。

R1ライトのタッパーとロングジョンがあれば沖縄の冬は全然大丈夫ですね。ウェットスーツの温かさはR1、R2など水温によって選べるようになっています。

パタゴニアのウェットスーツはデザインがシンプルでカッコいい

私の周りのサーファーは30代、40代が多いのでパタゴニアのデザインがカッコいいと感じる方が多いです。やはりこの年代になってくると派手な色だったり、最新デザインのものよりもクラシックな見た目の方がカッコよく映ります。

好みも分かれるかもしれませんが、男性も女性もシンプルなものを着こなしている方はカッコいいですね。

パタゴニア ウェットスーツの特徴

サーファーにとってパタゴニアのウェットスーツを選ぶということは、単なるギア(道具)を選ぶ工程とは違います。

パタゴニアのウェットスーツを選ぶことは、私たちは地球環境の保全、持続可能な社会への意識を持っているというアクションにもなります。

もちろん品質も高く、耐久性も高いのでサーフィンを快適にしてくれる道具であることは変わりませんが、ウェットスーツを選ぶだけで、地球環境に意識を向けている意思表示ができるブランドはパタゴニアぐらいかなと感じています。

ユーレックスとは

パタゴニア社がウェットスーツに採用しているのは、環境負荷が小さい「ユーレックス」と呼ばれる天然ラバーです。

従来のウェットスーツは「ネオプレーン」と呼ばれる石油由来の素材を使用しており、製造過程で環境負荷が大きく、また再生利用が不可能とされています。

また天然ラバーでさえも、その生産において環境負荷を大きくする可能性もあることから、材料の素となっている「へベア」は商用材木であることから、へベアをより多く植えるために森林伐採や自生している周りの植物を枯葉剤などで除去する方法も使用されています。

そのため同社は森林伐採には協力しないという意思表示のため森林管理協議会(FSC)とパートナーシップを組んでへベアが生態系を保存できている農園からのみ調達していることを保証しています。

パタゴニア ユーレックスについて

ネオプレン・フリー

前述した通り、パタゴニア社のウェットスーツはネオプレンを使わず、天然レバー「ユーレックス」を使って作られています。

また素材の一部にはリサイクルポリエステルが使用されており、持続可能な製品作りを可能としています。

フェアトレード認証済みウェットスーツ

パタゴニア社は世界で初めて「フェアトレード認証」を受けたウェットスーツメーカーです。パタゴニア社のウェットスーツのフェアトレード(Fair Trade : 公平貿易)は、製造されたウェットスーツ1枚1枚に対して、作った人たちに直接報酬を支払うというもの。提携している工場が安全で、健全な労働条件を順守していることも認証の条件となっている。

伸縮性

ネオプレンを使っていないから、パタゴニアのウェットスーツは伸縮性が低く、運動性能が失われると考えている方も多いかもしれませんが、それは間違いです。

私も使っていますが、普通にネオプレン製品並みに伸縮してくれます。運動性能に関しては、大きな差はないですし、劣っている点は見当たりません。

よく伸びて、丈夫です。

フィット

パタゴニア社のウェットスーツは基本的に既製品を購入することになります。日本製品のみオーダーが可能となっています。

筆者は身長が163cmで小柄なので、最もサイズが小さいXSは172cm〜が対象なのでサイズは合いません。しかも体型が痩せ型なので、日本規格のウェットスーツもほとんどサイズが合わないです。

なので筆者はタッパーのみパタゴニア社のウェットスーツを愛用しています。フィット性能は非常に高いです。

より軽量

パタゴニアのウェットスーツはより軽量に作られています。ただし、最近のウェットスーツは軽量なものが多く、素材によっても変わってくるので、あくまでも品質改良は続けられているという認識で大丈夫です。

高い保温性能

後述しますが、パタゴニアのウェットスーツはR1ライト、R1、R2、R3、R4、R5という名前でウェットスーツの保温性能を選ぶことができます。沖縄県の冬ではR1程度の保温性能があれば十分です。

保証済みの耐久性

格安のウェットスーツは1シーズンでダメになってしまいますが、パタゴニアのウェットスーツは4シーズン使っても壊れないと言われています。

パタゴニアのウェットスーツはとにかく丈夫で、壊れても修理ができるようになっています。耐久性が保証されているからこそ、長く愛用できます。

パタゴニア ウェットスーツの選び方

パタゴニア ウェットスーツの選び方は「サイズ、水温、形」の3つを選ぶことができます。デザインに関してはシンプルなタイプが多いです。

R1ライト 水温18度〜23度(日本は+5度)

R1ライトは沖縄の4月〜6月、11月〜12月ごろの海に適したウェットスーツが豊富にラインナップされています。タッパー、ロングジョン、フルスーツなど。

R1 水温16度〜18度(日本は+5度)

R1は沖縄の12月〜3月の北風が強く吹くシーズンでも対応できるウェットスーツとなります。台風の波に乗る時などに役立つ衝撃から身を守るインパクトモデルもR1シリーズにラインナップされています。

沖縄県のような水温が温かい地域ではR1があれば通年サーフィンができます。

R2 水温13度〜16度(日本は+5度)

R2は水温18度〜21度程度(日本)の海で対応できるウェットスーツとなっています。軽量なので扱いやすいウェットスーツがR2だと思います。グローブやブーツなどもR2シリーズから購入できます。

筆者もR2を試してみましたが、沖縄では水温が高いのでR2だと全く寒さを感じずにサーフィンができました。

R1と違って北風が吹いても大丈夫なくらいの厚みはありますね。

R3 水温9度〜13度(日本は+5度)

R3は水温14度〜18度の寒い海で対応できるウェットスーツとなっています。宮崎県の冬の海ぐらいですね。

こちらもフルスーツ、グローブ、ブーツのラインナップがオンラインストアから購入できるようになっています。

R4 水温3度〜9度(日本は+5度)

パタゴニア R4 は水温8度〜14度(日本)の寒い海で対応できるウェットスーツです。千葉県の冬の海がこの水温になるのでしょうか。沖縄県民からしたら絶対に入れない寒さですね…。

R5 水温0度〜3度(日本は+5度)

R5 ウェットスーツは水温0度〜3度の極寒の海に対応したウェットスーツとなります。オンラインストアで購入できるのはフード付きのフルスーツ、グローブ、ブーツの3種類です。

パタゴニアのウェットスーツが購入できる店舗

沖縄県でパタゴニアのウェットスーツが購入できる店舗はコチラです。

日本全国の検索はコチラから行えます。

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ヒガシーサー

ヒガシーサー

ブロガー/クリエイター

サーフィン歴20年の中級者。間違った上達方法で苦しんだ経験から、科学的メソッドで効率的に上達する方法を発信。初心者から中級者までのサーファーが安全で楽しいサーフィンライフを送るための情報を提供。インスタフォロワー3.4万人、YouTube登録者1.5万人。サーフボードブランドの会社員

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