- サーフィンの基本動作
- 傾ける、屈伸する、捻るの練習
サーフィンに複雑な知識や理論は必要ないですよーって話をまとめています。
第7章の内容はサーフィンの基本動作【傾ける、屈伸する、捻る】の練習方法です。
シーシー
目次
サーフィン 基本動作の定義
サーフィンの基本動作の定義は【傾ける、屈伸する、捻る】です。
この3つの動きをサーフィンで行うことで、サーフィンがラクに自由に出来るようになります。
ケリー・スレーターも同じことを言っています。
シーシー
サーフィン 3つの基本動作を行う目的
3つの基本動作でサーフィンする目的は【ラクにサーフィンをするため】です。
全ての目的は【ラクにサーフィンするため】です。
シーシー
サーフィン 3つの基本動作を行うメリット
- 悩みがなくなる
- サーフィンが簡単になる
- 見た目がカッコよくなる
基本動作を知ることができれば、どうしたら上手くなれるんだろうという悩みを消し去ることができます。
心理学でも「選択肢がありすぎるとヒトは選択できなくなる」という有名なジャム理論があります。
また脳科学でもヒトが行動できない時は、やるべきことが沢山ありすぎて、優先順位をつけられない時に行動できなくなるという研究結果が出ています。
サーフィンも多くの方が沢山の理論を学んで、どうしたらいいんだろうと悩んでいる方がすごく多いです。
しかし、実はサーフィンの基本動作はカンタンです。そして、基本動作だけを練習すればサーフィンは上手くなります。
サーフィンはカンタン。基本動作を覚えるだけでOK。
シーシー
サーフィン 余計な動きを足し算するデメリット
- 複雑になって難しくなる
- 基本動作が分からなくなる
- サーフィンが楽しくなくなる
サーフィン雑誌、サーフィンのYoutube、プロのハウツーはサーフィンの上達方法を「足し算」で覚えさせようとしますよね。
知らない知識や理論にプラスするイメージです。
知識や理論は意識していないとどんどんプラスされて、頭の中で複雑になって、どんどん難しくなります。
そして、サーフィンが難しくなると、どんどん楽しくないスポーツになってしまいます。
サーフィンの知識や理論はどんどん引き算してください。
基本動作は「傾ける、屈伸する、捻る」の3つだけです。それ以外の動作の知識を全て捨ててもいいんです。
ずっと足し算でやってきてました。
シーシー
サーフィンの基本動作【傾ける】の練習方法
- 胸で見る
- 両手でガンポーズをする
- 手のひらを切り返す
一つ目の基本動作は【傾ける】です。
と言ってもイメージ湧かないですよね。
サーフボードは傾けることでレールを使えるようになります。
では傾けるとはどういうことなのか?
サーフィンも同じように足首や体重移動で急にターンを始めるのではなく、進みたい方向を見て、カラダを進みたい方向に向けて上げることが大事です。
そのためには「胸で見る」ことが第一ステップになります。
目で見るだけでは傾けることはできません。また、アゴで見るだけでも傾けることはできません。しっかり自分の胸で進行方向を見てあげることが大事になります。
「見る」って大事なんです。
シーシー
胸で見るやり方
バックサイドで考えると分かりやすいです。バックサイドで背中側から倒れてしまう場合、ほぼ100%の確率で「視点だけバックサイドに向けている」ことがほとんどです。
視点だけではどうしてもカラダが閉じてしまいますし、不自然に頭だけが重心を傾けてしまっているので、そのバランスを取ろうとしてしまい、転んでしまいます。
例えば、歩いているときに後ろから声をかけられたら、どう振り向きますか?
そのまま視点だけで相手の顔を確認するのってむずかしいですよね。ちゃんとカラダを捻って、胸を相手に向けないとバランスを取るのがむずかしいです。
それと同じで、サーフィンも自分が進んでいきたい方向に胸を向けなければいけません。
なので、目やアゴではなく、胸で行きたい方向を見ることを練習しましょう。
両手でガンポーズ
次のステップは「行きたい方向にガンポーズをする」になります。
ガンポーズとはその名の通り「銃を撃つポーズ」になります。物騒な意味合いではなくて、よくミュージックビデオなどでアーティストが踊るようなポーズのことです。
このポーズをサーフィン中にも取り入れてみましょう。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、めちゃめちゃ効果的なのですぐに実感することができます。
例えば、進行方向に向けて「ガンポーズ」をすると自然に胸で見ることができています。
バックサイドに進みたいたいならバックサイドの波に向けてガンポーズするだけで、どんどんバックサイドに走れるようになります。
まずはスケボーでやってみると効果が分かります。
大事なことは指を差すことではなくて、肘を上げて、行きたい方向に手を向けてあげることなので、本当に指を差す必要はありません。
ガンポーズはあくまでも一言でイメージしてもらうための言葉です。
手のひらを返すだけでレールを切り替える
胸で見る、ガンポーズで進みたい方向に進むことができるようになったら、最後は「手のひらを返す」だけでレールを切り替えていきましょう。
手のひらは足の裏と繋がっていて、ヒトは無意識に手のひらで重心を切り替えたりしています。
もっと具体的に言うと「手の小指を上に向けると、足の親指側に重心が動き、手の小指を下に向けると、足の小指側に重心が動く」という仕組みを使っています。
この手のひらの動きでサーフボードを傾けることができるようになり、サーフィンの基本動作「傾ける」ことができるようになります。
サーフィンの基本動作【屈伸する】の練習方法
- スクワットと屈伸の違い
- ブランコの立ち漕ぎ
- バランスドームで屈伸の練習
2つ目は【屈伸】です。
屈伸のよくある間違いとしては、スクワットをしてしまうことです。
スクワットはベタ足でカカトを付けて、お尻を落とす動きです。
屈伸はランジと言って、カカトを浮かせて足首、膝、骨盤など体全体を屈伸させる動きになります。
スクワットとランジ(屈伸)の違いを理解しよう。
シーシー
スクワットと屈伸の違い
お尻を下に落とす動作になるので、前に進む力は生まれません。よくサーフィンでも横乗りのイメージで、両膝が外側に向いてお尻を上下してるサーファーさんもいますが、それだとサーフィンの基本動作には繋がりません。
サーフィンの屈伸は骨盤を前にして行う「ランジ」です。ランジはお尻を落とすのではなく、重心を下に落とすイメージで行うのがいいでしょう。
屈伸の練習方法は、ペットボトルがあればできます。ついでにコーヒーカップの練習に繋げていきましょう。
ブランコの立ち漕ぎと原理は一緒
ブランコの立ち漕ぎは両膝が前に向いていますが、原理としては一緒です。上がって降りるの勢いをつけるために屈伸しますよね。
原理的には同じで、回転半径もどの部分まで屈伸をすると、勢いがつくのか、勢いが止まるのかをイメージすることができます。
屈伸をすることで、サーフィンもスピードを高めることができるので、スクワットと屈伸の違いを理解しましょう。
ソフトボードや段ボールで出来る屈伸の練習
コレクティブサーフィンフィットネスで推奨されている段ボールを使った「屈伸」の練習方法を紹介します。
動画準備中
それって効果があるの?と疑問に感じるかもしれませんが、めちゃめちゃ効果があるので、私は信じて続けています。
サーフィンの基本動作【捻る】の練習方法
- 胸で見る
- バックサイドにハローする
- 見る、屈伸する、捻るを連動させる
3つ目の基本動作は【ひねる】です。
サーフィンの動きで【捻る】はむずかしいと思ってしまうかもしれませんが、実はカンタンです。
自分の胸で行きたい方向を見るようにすれば、体は勝手に開いて、正しい捻るができるようになります。
よくある間違いとしては、顔で見ようとしてしまうこと。そうすると頭だけが行きたい方向を見る形になるので体を捻ることができません。
捻る動きと見る動きの違いを練習しよう。
シーシー
胸で見る練習
見る練習と同じように「胸で見る」練習を行っていきましょう。やり方は同じように「ガンポーズ」で行きたい方向に胸を向けるだけでOKです。
バックサイドにハローする
コレクティブサーフィンフィットネスのコーチに教わった方法です。
7章 サーフィン3つの基本動作【傾ける、屈伸する、捻る】の要点
- 傾ける→見る、ガンポーズ
- 屈伸する→スクワットじゃなくてランジする
- 捻る→胸で見る
知識も理論もどんどん引き算していきましょう。シンプリシティという言葉がある通り、世界の法則は全て単純(シンプル)に出来ています。
サーフィンも傾ける、屈伸する、捻るの3つの基本動作だけを反復練習すれば上達できます。
ぜひ一緒に練習していきましょう。
次は8章【パワーゾーンでサーフィンする方法】だよ。
シーシー
世界一やさしいサーフィン上達講座の全体像(画像)
【せかやさサーフィン】はサーフィン初心者がサクッと最短で上達してもらうためのテクニックをまとめています。テクニックとは小手先のものではなく【使い方】に重点を置いています。