- ドルフィンスルーに失敗する理由
- ドルフィンスルーが簡単にできるやり方
- ドルフィンスルーとダックダイブのイメージの違い
第5章の内容はドルフィンスルーのやり方です。
シーシー
目次
サーフィン ドルフィンスルーの定義
サーフィンのドルフィンスルーは、海の中にサーフボードとカラダを沈めて、波の下を潜る動作になります。
世界共通語として「ダックダイブ DUCK DIVE」と言われていて、日本国内でのみ「ドルフィンスルー」と呼ばれています。
サーフィン ドルフィンスルーの目的
サーフィンのドルフィンスルーの目的は【波を潜ってサーフィンができる場所に向かうこと】です。
サーフィン ドルフィンスルーが上達するメリット
- 疲れにくくなる
- 波に乗る本数が増える
- 大きな波でもピークに辿り着ける
サーフィンのドルフィンスルーが出来るようになると、サーフィン中に疲れにくくなりますし、波に乗る本数も増えます。
また大きな波や絶えず割れてくる波に対しても、波の下を潜ることでサーフィンができるピークに辿り着くことができます。
サーフィン ドルフィンスルーが出来ないデメリット
- 疲れてピークに戻れない
- 波に乗る本数が少ない
- 大きな波でピークに辿り着けない
サーフィンのドルフィンスルーが上達しないデメリットは、サーフィンが出来るピークに戻れないこと。
そのため、1回のサーフィンで乗ることができる波の数が減ってしまいます。
また、ビーチブレイクのように絶えず波が割れているポイントや、リーフブレイクなど、大きな波が割れている時はピークに辿り着けないこともあります。
サーフィン ドルフィンスルーで失敗する理由
- タイミングが合っていない
- インパクトゾーンを避けられていない
- やり方を知らない
サーフィンのドルフィンスルーで失敗する理由は、波が割れるタイミングと、サーフボードを沈めるタイミングが合っていないことです。
その結果、効率よく波の下を潜ることができなくて、押し戻されたり、波に呑まれたりすることが多いです。
他にも波のインパクトゾーン(最もパワーがある場所)では、ドルフィンスルーをしても意味がない場合も多いです。
プロサーファーもドルフィンスルーを行うときは、波をちゃんと見て、インパクトゾーンから逃げるように、パドリングを遅らせたり、速くしたりしています。
そして、ドルフィンスルーのやり方を知らないという方も多いです。
本章では Corrective Surf’n’ Fitness で教えてもらったドルフィンスルーの正しいやり方を解説していきます。
サーフィン ドルフィンスルーを成功させるコツ
- 波とタイミングを合わせる
- インパクトゾーンを見極める
- やり方を覚える
ドルフィンスルーの一番重要なポイントは「波とタイミングを合わせる」ことです。これができれば、ドルフィンスルーの9割が成功したと考えてください。
そして、インパクトゾーンを見極めることも大切です。
初心者〜中級者の場合、このインパクトゾーンを見極めることができずに、波のパワーを食らってしまい、元の位置に戻されるということを何度も繰り返してしまいます。
なので顔を上げて、視野を広く保つようにしましょう。
時には前に進むだけじゃなくて、あえて後ろに戻ることもアリです。また左右に逃げたりもします。
波とタイミングを合わせるというのは、波とタイミングをズラすこともできることに繋がります。
ドルフィンスルーは波に向かって進むだけじゃなくて、波から遠ざかったり、左右に逃げたりする意識と技術も大切です。
失敗しないドルフィンスルーのやり方 3項目
- 息を吐く
- 深く潜る
- 潜るときはレールを掴まない(上がるときは掴んでもOK)
筆者は19年間、息を吸ってから潜るようにしていました。それが息を吐いてから潜るようにすると、いつもよりカンタンに深くボードとカラダを沈められるようになりました。
深く潜るためには、息を吐いてボードを沈めるだけです。
潜るときにはレールを掴まないようにしましょう。プロサーファーの方でもレールを掴んでドルフィンスルーをしていますが、沈めるときはレールを掴まない方がラクに沈められます。
また、リーフブレイクなど浅い場所でのドルフィンスルーはレールを掴んでいると手をリーフで削ることもあります。
筆者は沖縄の海で何度も経験済みです。
なので沈めるときはレールを掴まずに沈めて、海の中から海面に浮上するときにボードを掴むやり方がオススメです。
サーフィン ドルフィンスルーの陸トレ
ではドルフィンスルーの陸トレをやっていきましょう。バランスドームやボスボールがあれば、より実践に近い形でドルフィンスルーを練習できます。
動画を見ながら、ドルフィンスルーの陸トレを実践してみてくださいね。
サーフィン ダックダイブとドルフィンスルー
- ドルフィンスルーは日本だけ
- イルカは海に潜ってるからイメージが湧かない
- ダックダイブは水面から海に潜るためイメージが近い
ドルフィンスルーは日本国内だけで通用するサーフィンの専門用語です。
過去にニュージーランドで、ダックダイブのことをドルフィンスルーと言って「?」という顔をされました。
結構恥ずかしいですし、本当に全く通用しないので、それからはダックダイブという言葉を海外では使うようにしています。
ちなみにサーフィンはイメージトレーニングが大切と言われますが、あなたは「イルカが波の下を潜っているイメージ」ができますか?
波に乗っているイルカの映像はたくさんあるけど、波の下に潜るイメージが私にはできなかったです。
その理由として、イルカは海の中にいるからです。
でも、ダックダイブの映像はいっぱいあります。水面にプカプカ浮いているアヒルが、水の中を餌を探すために頭を水の中に入れる映像です。
アヒルは陸上の生き物ですから、どちらかというとアヒルが水の中に潜るイメージの方が近いです。
イメージとして近いのはアヒルのダックダイブだから、海外ではダックダイブという呼び名になっています。
5章 サーフィン ドルフィンスルーの要点まとめ
- 波とタイミングを合わせよう
- インパクトゾーンを避けよう
- ドルフィンスルーではなくダックダイブで覚えよう
次は6章【ニュートラルポジションでサーフィンする】だよ。
シーシー
世界一やさしいサーフィン上達講座の全体像(画像)
【せかやさサーフィン】はサーフィン初心者がサクッと最短で上達してもらうためのテクニックをまとめています。テクニックとは小手先のものではなく【使い方】に重点を置いています。